街を捨てよ。思春期みたいな文章を書こう。

安部首相の会見で何も進展がないとタイムラインが騒がしい中、みなさんどうお過ごしでしょうか。

22:58 外出自粛要請がでている東京都内の築40年のマンションの1室で、僕は彼女との別れ話を終えて二時間が経過しました。

noteを書いておいてなんですが、言葉で形容しがたい、なんとも言えない気分が続いていて、どうにも何もする気が起きないし、もう時間は23:02だし、飲みに行けるような状況でもないし、どうせならと思い立ちキーボードを打ってます。

今僕はどうしようもなく、中学生みたいなヒロイズムに浸って、自己本位な言い訳を並べながら、自分にとっての幸福とはなんのか。自分は人生をどう生きたいのかについて真剣に考えています。

こういうのって、普通あんまりないんじゃないかと思うんです。もうすぐ僕27歳になるんですよ。今だってウイスキーロック片手に、プルームエスを吸ってる立派な大人なんです。

そんな大の大人が自分の人生について本気で頭捻って、これでいいのか、自分はどうしたいのか、人生で何を成し遂げたいのか。そんなことを考えるのは普通なんでしょうか。皆なんとなく電車にのって職場に向かう往復を繰り返しているように見えて、こんな思春期の中学生みたいな悩みを持っていたりするんでしょうか。

もうすぐ同棲しようと思うんだよね。

秋に結婚するんだよね。

転職したんだ。

そんな声を聞くたびに、自分のライフステージが変化していることを痛感します。

でも僕はいまだに、ナニモノかになりたかったりします。それが何のかもわからないまま、今の人生に物足りなさを感じています。

日々食べるおいしいものや、好きなお酒、好きな本や好きな漫画、ゲーム、日常には小さな幸せがたくさんあって、自分の布団に包まれてぐっすり眠るときなんかには幸せだななんて思ったりします。

彼女と過ごす時間も同じで、寝顔を見たり、ごはんを食べたり、どうでもいい話に空相槌をうったり、そういう時間に幸せを覚えないわけではないんです。

でもいつも、モヤモヤしていて。

いつも焦燥感を覚えていて。

いつもイライラしています。

これでいんだっけ。

って疑問が頭をよぎります。

もっと頑張らなくていいんだっけ。

自分のやりたいことはなんだっけ。

心から望んでいるものはなんだっけ。

そんな自問自答がいつも頭の片隅にあって。惰性にまみれた生活を。安定を。いつも無かったことにしたくなります。

必死で勉強して手に入れた学歴。

就職難易度Sと書かれている会社の肩書。

その先に待っているのは普通の生活でした。

今の僕の人生は人生ではなく、生活なんです。洗濯して、飯食って、風呂入って、072して。

それの何が悪いんだ。

僕だってそう思います。でもいやなんです。

だったらどうなりたいんだって、考えながらこの文章を書いていましたが、特に思い付かないから困るんです。

強いていうなら、自分がなりたい自分は漫画の主人公のような自分でした。

書いていて恥ずかしいのは重々承知で、ウイスキー飲んでないと世界に発信していい内容ではないのもわかってはいますが、身近にロールモデルがいないんです。

こうなりたいと心から思える大人には僕は残念ながらこの年まで会うことはできませんでした。

だからいつも僕のヒーローは漫画のキャラクターなんです。

それはダイヤのAの沢村栄純であり、

それはクニミツの政の武藤国光であったり、

惑星のさみだれの東雲半月であり、

BLUEGIANTのダイだったりします。

彼らのそれは決して生活ではなく、人生なんです。

自分の心に偽りのない言動。絶対的な正義。圧倒的な努力。周囲を動かす熱量。逆境の中でこそ、輝くメンタリティ。

自分にはないものばかりです。

そんなことを26歳の成人男性が言ってていいのかはわかりませんが、こんな非常事態だからこそ、普段は絶対に言葉にしない言葉を編んでもいいのではと言い訳してみたりします。

人生が劇的に変わることは決してありませんから。

明日から少しずつ。

自分を好きになるための意思決定をひとつずつ。

今までやってこなかったチャレンジをひとつずつ。

今やっている少しの努力をコツコツと。

生活を人生に変えるその日まで。

僕は異性と付き合うことをあきらめることをここに誓います。








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