忘れられないものと、思い出せないもの。手が出ないものと、手に入れられないもの。
忘れられないもの
昭和43年リボン4月号の『赤毛のひとつ』という若い頃の松本零士さんが描かれた漫画です。しかも付録だったんです❗(付録なんて今では考えられない事ですが…)
内容は母熊とはぐれたか、母熊を亡くしたかの赤毛で額にひとつ斑点模様があるので『ひとつ』と名を付けてもらった子熊が、病弱な女の子と子熊から大きくなるまでのお話ですが、最後は悲しい結末になります。
(だいたいそんな感じの内容でうろ覚えです。)
この漫画には幼い子供ながら感動し多分家を離れる18歳までは大切に置いておきました。家を空けていた間に、多分家族に処分されたようで気が付いた時にはもうタンスの引き出しから消えていました。
立ち上がり
小手をかざして
夕陽をながめる
へんなくせが
ひとつにはありました
この言葉がずっと頭に残り忘れらなくていました。
ある時、インターネットで調べればみつかるかもとやってみました。
なんと付録だと言うのに、いや付録だからこそか?一万円を越える商品となって出品されていました。
とても手が出ません。そんなコレクターでもないので諦めました。
でも、正直読んでみたい気持ちでいっぱいなんです。
思い出せないもの
これはどんなにインターネットで調べても題名も筆者も分からないので出てきません。
ちょっぴり不良な岸夕輔と麻衣子という真面目な女の子の恋のお話なんですが…
これも大好きだったのに少しもこれ以上の事は思い出せなくてずっと心に引っ掛かったままでいます。
この疑問がスッキリする日が来るのか?
また思い出したように調べるしかないのですが…
スッキリする日が来る気がしないでいます。
本来のインターネット検索活用のような気がしました。インターネット検索が出来なければもっと心に引っ掛かったままなんだろうなと思います。