ブルーピリオドで有名な漫画家、山口つばささんの障碍者に対するツイートについて信ぴょう性を調べてみた。
いつもの記事と雰囲気変わるけどフェイクチェックの練習として。
ブルーピリオドがかなりいい漫画ですので、ちょっと信じがたく調べてみました。(私は読んだことないですが)
発端はこれ
死を意味する言葉が伏字になっていたり、該当の作者が伏せられたりしてわかりにくい文章であり、一部でAIなどと指摘があった。
トラバに情報がありmc山口という方が2018年に以下のようなツイートをしていることが判明した。
最初、加藤一二三 九段に対する揶揄かと思ったのですが違うようです。
文章を分解すると以下のような状況だとわかります。
一二三というキャラクターが一人でタクシーに乗っている
タクシーの中で電話している
電話の中でうぇいという意味のなさない奇声をあげる
タクシー料金を支払おうとするといつもより値段が安い
レシートに障碍者割引になっている
上記が正である場合以下のことがわかります。
一二三はタクシーに乗るキャラクター
電話を使える世界感
いつもより安いという記載から同様のルートを何回も載っている
いつもよりという記載から普段は値引きになっていない
疑問に思って調べる能力がある
また、タクシーにも障碍者割引(精神含む)があることを知りました。
山口つばさ母のタクシー料金割引氏
山口つばさ母のタクシー料金割引氏がmc山口氏の画面キャプチャについて言及しています。
キャプチャを見る限りどうやらmc山口氏は鍵アカウントに変更しています。
謝罪してから鍵にしたのかわかりませんが、謝罪の意味をなしてないように思えます(内容含めて)
調べていく中でマシュマロの魚拓を発見しました。
マシュマロ
マシュマロという実際のTwitter上では、質問と回答のやり取りに利用されることが多いので、質問受付サービスと捉えてもよいサービスがあります。
そのメッセージを送るためのフォームがありました。
少なくともmc山口氏が存在して、マシュマロというサービスを利用していたのは確かだろうと思います。
さらにMC山口氏は10/7.A07aという謎の文字列を名前に入れ込んでいます。
こちらを生成AIに尋ねてみるとビックサイトで行われていたオンリーイベントと関連性が高いのでは?と教えてくれました。
確かに2018/10/7~8で東京ビックサイトにて「ヒプノシスマイク」 オンリーイベント『CrazyLyricBattle』が開催されておりました。
サークル集計をしており一二三というキャラクターはめちゃくちゃ人気であることがわかります(そもそも1400ものサークルも出ているのがすごい)
NAVIOの配置情報を参照しているらしく、サークル配置図が公開されているので、mc山口氏の所在はこれで確認できそうです。
また、MC山口氏の自己紹介欄には以下のような記載がありました。
本垢とはSNSでメインに使うアカウントを指すとのことでした。つまりmc山口氏はメインでつかうアカウントは@28_3であると記載しています。
@28_3というアカウント
山口つばさ氏の現在使われているTwitterID @28_3と同じでした。
また、10/7のオンリーイベントを宣伝していることから事件前のマシュマロ状態であることが推測されます。
ここで時系列を整理します。
時系列を整理
???:mc山口氏がマシュマロを開設
2018/10/7-8:東京ビックサイトにて「ヒプノシスマイク」 オンリーイベント『CrazyLyricBattle』が開催
★MC山口氏が参加していたかのエビデンスは未
2018/12/05:mc山口氏が問題発言(画面キャプチャより)
2018/12/06:山口つばさ母のタクシー料金割引氏がmc山口氏の画面キャプチャについて言及
2021/4/3:Yahoo知恵袋で上記ツイートに対して信ぴょう性を訪ねる質問
2024/4/17:何があったか解説サイトが解説(2021年の知恵袋を参照)
2024/7/22:匿名ダイアリーで上記のツイートによって親族をなくした方の日記が公開される
現状mc山口氏が漫画家の山口つばさ氏と同一人物であるという確固たる証拠はないです。なぜならmc山口氏が山口つばさ氏を陥れようと一芝居売っている可能性があるためです。
また、ヒプマイ界隈など専門ワードにかなり疎いので見落としている情報があるかと思います。
Web魚拓をあされば見つかるかなぁぐらいですね。
所感
クリエイターの発言に気を付ける問題の一つなので、
深追いしても意味ないかもしれないです。
そもそも自身がクリエイター(表現者)であるならインターネットという公開された場所で不適切な発言をする意味を分かってなかったとは思えません。こち亀で「不良が更正したって何も偉くない。正直で真面目に生きてる方が遥かに偉い」というセリフがあったと思いますが、「バズったら面白いかな」と浅はかな考えでツイートするより、「傷つく人がいるから面白いと一瞬思ったけど公開はやめておこう。」と思える方が倫理的にはるかに正しいと思います。
美術展は必ずと言っていいほど作者のバックグラウンドが掲示されています。つまり表現物と表現者はつながっており少なからず影響があることは確かだと考えています。
望ましい対応
「ある漫画家が「障がい者ネタツイート」をした後、妹が自◯した話」が実際に起きたことであることを大前提にします。
mc山口氏が偽物であった場合の出版社の対応
・偽物であるので流布をやめてほしい旨ツイートする
・偽物に対して強く抗議対応をする
※このような危険な偽アカウントを放置するのも問題があるかと思います。
mc山口氏が本物であった場合の出版社の対応
・まず現時点での正式な見解を行う
・しれっと鍵アカウントにしたことに説明を行う
・版権キャラクターおよびコンテンツにも同様に
・ツイート内容について詳細を記載する
・どのように悔い改めていくかを記載する
少なくとも上記を行わないと2021年10月にテレビアニメ化し2022年3月に舞台化され2024年8月には実写映画版が公開予定の現代を生きる漫画家としては問題あると思います。
またブルーピリオドといった素敵な表現物にも泥を塗ることになると思います。