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一年後の天気の子

(ノン注意)ネタバレはほとんどありませんし、今さら1年前の映画の内容の感想や考察はほぼ致しません。

新海誠監督の昨年の大ヒットアニメーション映画『天気の子』約1年前の公開ですね。

一年前にはネット上で、このnoteでも様々な考察がなされ、正直本編を鑑賞しているときより幾多の考察を熟読しているときの方が楽しかった。

まずは色々なところで語られているように、主人公が15、6の男女に据えていることもあり、鑑賞に最適の対象年齢は中学、高校生かと当時も感じた。

現に当時(一年前に中3で受験生の息子が親の目を盗み友達と鑑賞してきて感銘を受けていた。)

私は劇場で観るつもりはなかったが8/5月曜日に鑑賞している。

一昨年(2018年)は関東甲信越地方は6月末に梅雨明けするという異例の早さであり、7月は猛暑日(35℃以上)がほとんど。8月も同じような勢いで暑さは続きほぼ2ヵ月ぶっ続きの猛暑。気象史上にも稀な記録的な暑い夏。

対しては昨年2019年は前年よりほぼ1ヶ月梅雨明けが遅く7/29に発表されました。なんだか『天気の子』が現実となったかのような7月でしたが、8月は夏を取り戻すべくお盆過ぎまでは前年に劣らないような酷暑になり、私が鑑賞した8/5も非常に暑い日であったのを記憶しています。

昨年8/5は仕事の取引先の設立40周年記念パーティーに呼ばれ暑い中、汗だくになり会場まで歩き。
普段から車通勤であるため当日も飲んだため宿泊をしたのだが、酔い醒ましに歩いてシネマの前で大ヒット御礼の『天気の子』の巨大ポスターをみて、酔い醒ましにレイトショーでもと鑑賞した次第です。

感想や考察は昨年様々なされているので控えますが、

去年も7月は『天気の子』にシンクロした気候でしたが、今年は雨量で言えば九州、東海、甲信中心に水害も発生し昨年以上。梅雨明けも遅かった昨年をも更に遅れて8月にならんと東日本の梅雨明けはなさそうな模様。プラスしてコロナ禍という異常な世界は『天気の子』の世界観そのものでもはや、かつてのノーマルな世界は容易には戻らぬことを1年前の映画が予言しているような状況。

とはいえ今日昼頃は瞬間的な梅雨の晴れ間が見られ、陽が出れば瞬間でも夏の風情が訪れる。

『天気の子』は監督自身が賛否両論を呼ぶ作品と公開直前で宣言しており、確かに従来のこの手の映画のハッピーエンドともバットエンドとも違う、従来とは異質な世界への移行を描いており、そこを肯定的に捉えられるか否かで賛否は分かれるということであっだが、もはや今年の天候推移や疫病蔓延という非常時では従来の価値観から早くシフトしたものがビジネスでもノンビジネスでも勝ちであろう。

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