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「この本、どう読んだ?」を共有してみる

こんにちは、森山円香です。
徳島県の神山町という人口5000人ほどのまちで暮らしています。
同町の創生戦略策定に携わったことを機に、2016年に東京から移り住み、町内唯一の高校に社会人講師兼コーディネーターとして、地域連携カリキュラムの開発や生徒募集、町営寮の設置などに関わってきました。
教員、役場職員、生徒、地域に暮らす人々とともに試行錯誤しながら進めてきたこの6年ほどの歩みを、有難いことに書籍という形でまとめる機会をいただきました。

4月頭にあとがきを書き終え、5月27日に発売が決定して、「あぁ、やっと区切りがついた」とホッとするも束の間。
むくむくと起き上がってくる不安。

読んだ人は何を感じたり考えたりするんだろう?
何かしら受け取ってもらえるんだろうか?

「本を読む」という行為は多くの場合、読む手自身の内省的な営みです。友人との間で話題にすることはあれど、レビューやSNSに書かない限り、著者や出版社には一読者の感想は届き得ません。逆の立場になって初めて気づきました。

書いている時もずいぶんと苦しかったけど、書き終えたあとも相当孤独だぞ...!

というわけで、本が刷り上がるや否や、読んでくれた友人知人に厚かましくも感想を聞いて回りました。「読んだよー!」と直接コメントを届けてくれる人もたくさんいました。(ありがとうございます!)
温かくかつ読書レベルの高い友人知人のおかげで、当初感じていた不安はすっかり払拭されていました。しかしそれ以上に、その内容がずいぶんと面白かったのです。

神山に住んでいた人、訪れたことのない人。
教育や地域に関わる仕事をしている人、そうでない領域で働く人。

もちろん著者を目の前にしているわけですから、自然とポジティブなコメントが多くなるでしょう。けれどもそれを差し引いても、それぞれの読み方、そして持ち帰るものがこうも違うのかと。そしてこうも広がっていけるのかと。
これらを記録として残しておきたく、また一緒に取り組んできた神山の人たちやこれから読もうか考えている人にもフィードバックできたらいいなと思い、noteで本の感想を公開することにしました。
お酒の場だったり雑談からの流れだったり、とてもカジュアルな場でのやりとりを共有することに了承してくれた方々に感謝です。(いきなり録音回しはじめて失礼しました!)

あと、掲載いただいたメディアや本関連のあれこれも、できるだけまとめていこうと思います!(宣言!)


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