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2023年11月の暦・行事(季節を味わう#00030)

「季節を味わう」では、毎月第1水曜日にその月の暦や主な行事をまとめます。(全てを網羅するものではありません)

2023年 11月(霜月)

3日(金) 文化の日・まんがの日

国民の祝日のひとつ。1948(昭和23)年に「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」として国が制定しました。芸術や科学技術の発展に尽力した人に文化勲章が授与されます。文化に親しんでもらいたいと、この日、入場料を無料にする博物館や美術館もあります。
また、日本が世界に誇る文化の一つである漫画への理解を深めるために、この日を「まんがの日」に制定されています。漫画の神様と言われる手塚治虫さんの誕生日でもあります。

8日(水) 立冬

二十四節気の一つ「立冬」。暦の上では、この日から立春の前日である節分までが冬です。

15日(水) 七五三

七五三は、子どもが無事に育ったことを祝うと共に、さらなる成長を願う行事です。地域による違いはありますが、数え年で男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳のとき、社寺に参詣します。
元々は、3歳が「髪置の式」、5歳が「袴着の式」、7歳が「帯解の式」というように、それぞれ名前が付けられた祝い事でした。「七五三」と呼ばれるようになったのは明治時代のことです。
江戸時代、徳川綱吉の子・徳松の祝いがこの日に行われたことから11月15日に行うようになったという説があります。
「七五三」と呼ばれるようになったのは明治時代のこと。
七五三に食べられる細くて長い形状の縁起物「千歳飴」には、長寿の願いが込められています。

22日(水) 小雪・いい夫婦の日

二十四節気の一つ「小雪」。東北、信越地方にそろそろ初雪が降る季節です。
「11月22日」を「いい夫婦」と読む語呂合わせから「いい夫婦の日」。入籍日として不動の人気がある日です。

23日(木) 勤労感謝の日

国民の祝日の一つ。「勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝し合う日」として、1948(昭和23)年に制定されました。
戦前はこの日を新嘗祭と呼んでいました。新嘗祭は飛鳥時代に始まったとされている宮中行事で、天皇がその年の新米などを神殿に供え、自らも食します。恵みに感謝し、来年の豊作を祈願する大切な儀式で、今日でも皇室で行われると共に、各地の神社でも新嘗祭を催行しています。

(2023年11月1日)


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