2月(春)の季語「立春」(季節を味わう#0045)
世界で一番短い詩、俳句。
「季節を味わう」では、毎月第2水曜日に季語を一つピックアップ。
その季語が使われている俳句も紹介します。あくまでも私の好みで。
【立春】
2月(春)の季語です。
一年を二十四に分けた二十四節気。立春はその一つです。
節分の翌日にあたり、今年(2024年)は2月4日でした。
暦の上でこの日から春とはいうものの、まだまだ寒気が厳しい季節です。
寒さの中にも少しずつ春の兆しが感じられる頃で、「立春」には、これから訪れる春への明るい思いが感じられます。
立春や月のうさぎは耳たてゝ 星野椿
この日から春、とはいうもののまだ空気は冷たく澄んでいて、月の模様がよく見えます。月でお餅をついていると言われているうさぎも、耳をピンと立て、春の訪れを喜んでいるのかもしれません。
(2024年2月14日)
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