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重大な不適合を見落とす恐怖!「注意力」を向けるべきところとは?

どうも!
近くの焦点が合わず、本当に眼鏡になってしまいそうな所長です。

皆さんは、図面の描きすぎで所長と同じ症状になってしまっても、今のペースを落とさず本番までやりきりましょう。

さて、今日は製図受験初心者のために試験の勝負を決める大事なことを再度おさらいします。

この時期、どんな勉強を進めようかと迷子になっていませんか?
何をやっていいかわからないときは、つまらないことで一発失格にならないよう採点のポイントや言葉の定義を再確認し、
それらを基礎知識として蓄え強固なものにしましょう。

それでは、昨年の採点のポイントを再確認しながら、どんな部分に注意すべきか話を進めていきたいと思いますので、初心者の皆さんは是非ご一読下さい。

■平成30年本試験採点のポイント再確認

【空間構成】
①建築物の配置計画
②ゾーニング・動線計画
③要求室等の計画
④建築物の立体構成等

【建築計画】
①建築物のパッシブデザインの計画
②要求室の機能性・快適性等
③図面、計画の要点等の表現・伝達

【構造計画】
①建築物の構造種別・架構形式・スパン割り等
②温水プール室の構造計画
③振動及び騒音対策
④地盤条件を踏まえた基礎構造の計画

【設備計画】
①設備スペース及び設備シャフトの計画

【設計条件・要求図面等に対する重大な不適合】
①「要求図面のうち1面以上欠けるもの」、「計画の要点等が完成されていないもの」又は「面積表が完成されていないもの」
②地上3階建てでないもの
③図面相互の重大な不整合(上下階の不整合、階段の欠落等)
④建築面積が1164.8㎡を超えているもの
⑤床面積の合計が2,300㎡以上、2,800㎡以下でないもの
⑥次の要求室・施設等のいずれかが計画されていないもの
(温水プール室、更衣室A、多目的スポーツ室、トレーニングルーム、ダンススタジオ、キッズ用プレイルーム、更衣室B、健康相談室、コンセプトルーム、エントランスホール、カフェ、事務室、多機能トイレ、便所、機械室、エレベーター、屋外テラス)
⑦その他設計条件を著しく逸脱しているもの

これらを去年の採点のポイントだからとあなどるなかれ。
今年の課題にも通ずる普遍的な項目を見つけることができます。

最初にふるいにかけられるのは【設計条件・要求図面等に対する重大な不適合】だと分かりますね。

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