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「食品業界」の最新キーワード!コンビニで急増中!累計1000万食も売れてる「完全栄養食」!日本ハムの「常温」商品がバカ売れ!常温で保存できる新発明レトルトとは?

今回のがっちりマンデーは?
あの業界の最新儲かりキーワード
「食品業界編」!

あらゆる業界の儲かりの今を、
最新キーワードから探るこの企画。

今回注目するのが、「食品業界」!
とにかく変化が激しく、当たればでかいこの業界で、
最新の儲かりトレンドを徹底調査したところ…

ありました!
儲かりそうな匂いがプンプンするキーワードが!

食品業界の最新儲かりキーワード2021
儲かりのヒミツを徹底解明します!

※以下、12月5日放送の書き起こしです。

日本ハムの「常温」商品がバカ売れ中!超長持ちする新発明のレトルト!

食品業界の最新儲かりキーワード
まず最初のワードは…

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「常温」

最近の食品業界の記事のあちらこちらに…

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「常温」…

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「常温」…たしかにやたらとこの文字が。

どうやら、「常温」が今、相当アツいらしい。そんな、「常温」で儲かっている会社があるということで…

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やって来たのは、日本ハム。

日本ハム加工事業本部の小村勝さんに話を伺いました。

常温でがっちりな商品があるということなんですが?

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小村さん:こちらが当社の常温保存食品のあじわいレンジシリーズです。
スタッフ:ちなみにジャンルで言うと?
小村さん:レトルト食品になります。

今年3月に日本ハムが売り出した「あじわいレンジ」シリーズ!
肉じゃがやハンバーグ、筑前煮などのお惣菜から、スープカレーやビーフシチューなど煮込み系まである、レトルト食品。そのウリは、普通にお家で「常温」で保存できるというところ。

スタッフ:売れてます?
小村さん:売れてます。お陰様で。この3月から発売したんですけれども、現在で200万個以上売れております。今期で10億円はいくと思っております。

これはかなり好調のご様子!

しかし、この「味わいレンジ」シリーズ。レトルト食品といいながら、パッケージの見た目はかなり独特。

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小村さん:この商品はですね、レトルト食品なんですけども、こういったトレイに入ってます。
スタッフ:なるほど、パックじゃ無いんですね。
小村さん:そうです。

そう!全然レトルトっぽくない!

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よくあるレトルト食品と言えば、アルミっぽい袋に入っていて、中身は見えないようにピッチリ密閉、というのが普通。

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ところが「あじわいレンジシリーズ」は、トレイ入りで中身がフタから透けて見えちゃう!あんまり密閉感ないですけど、賞味期限とか、大丈夫なのでしょうか?でも、入れ物をトレイにしたことで、今までのレトルトの弱点を大きくカバー!

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小村さん:今までのレトルトの工程では、真空にして圧をかけて圧縮するような形になりますので、どうしても具材をつぶしてしまい、形が崩れていって、従来の素材の食感を残して商品化するのは難しかったんです。

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そもそも、レトルト食品というのは、食品を真空パックした後、高温・高圧のカマに入れて殺菌することで、「常温」でも腐らない。しかし、圧力を加えるとどうしても、具材がつぶれて形がくずれやすくなってしまう。しかし、袋ではなく、このトレイにしたことで…

小村さん:その中に具材を入れてその食感を損なわずに、形を損なわずに加熱するということに成功しました。

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確かに、筑前煮を従来のレトルトパックにいれて高温高圧殺菌すると…

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表面がちょっとグチャっとなっているのに対し…

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「あじわいレンジシリーズ」のほうは、全然崩れてない!

小村さん:こういったトレイでやるのは業界でも画期的な商品でして。 
スタッフ:こっちの方が美味しいんですか?
小村さん:間違いなく美味しいです。

実際に、スタジオで「あじわいレンジシリーズ」のスープカレーを試食してみると…

加藤さん:この味は、相当レベル高いですよ。レトルトに入ってるじゃがいもとかって、ふにゃーってしてるじゃないですか。このスープカレーは、ちゃんと歯ごたえもあるし、染みてるし。全然違う。
小倉優子さん:美味しい!これいいですね。

でも、ここで気になるのは、普通のトレイで、どうやって殺菌とかをちゃんとして、常温でも保存できるようにしてるのか?というところ。

実は、日本ハムさんには、そのための秘密兵器があったんです! 

小村さん:この食感を出すために新しい装置で、商品を開発しました。
スタッフ:新しい装置?
小村さん:すごいです、お金もかかってます。
スタッフ:おいくらほど?
小村さん:5億円くらいかかってます。売れてもらわないと困る!

ということで、日本ハムが並々ならぬ意気込みで導入したマシンを見せてもらうため…

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日本ハムの工場へ。

商品開発課の吉牟田淳一さんに教えてもらいました。

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吉牟田さん:こちらの釜がすごいんです。

こちらが、日本ハムさんご自慢、最新のレトルト釜。

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ちなみに従来のレトルト釜と見た目は同じ、なんですが、一番の違いは…その加熱殺菌方法

吉牟田さん:従来はお湯を溜めて、圧力をかけて長時間加熱するという製法でした。

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従来のレトルト釜の場合、パックを入れたら、そこにお湯を満たして、そこからギューッと高温高圧にして殺菌!いわばお風呂のような状態なんですが、温かいお湯はどんどん上に行く性質があり、下のほうがちょっと温度が低くなっちゃう。となると、その分長く、「高温」「高圧」にしなきゃいけないので、よけいに具材がつぶれる危険が高まるんです。
 
では、日本ハムさんの最新釜は…

吉牟田さん:これはシャワー方式で上中下、全ての商品に同じ温度、同じ圧力がかかるようになっております。

そう!お風呂じゃなくて、シャワー方式!

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釜の至るところにあるノズルから高温の熱湯を放出。

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釜の中には、高温の水蒸気が充満し、結果、具材をつぶさず、短時間で殺菌できちゃう、というわけ!すごい!

そんな、最新技術がつまったこの常温食品「味わいレンジ」
今後もますます売れそうですね!

日本ハムは常温保存食品で、がっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:これは、やはり画期的なことですか?
森永さん:そうですね。この常温っていうのが、すごく画期的で、ロスがなくなるんですね。やっぱり、生だと賞味期限短いですから、どうしても、捨てていかないとならないんですけど、これなら、ロスにならないんですよ。あと、このトレイは、画期的だったんですね。
加藤さん:なんでですか?
森永さん:普通は、レンジでチンしたら、曲がったり、凹んだりするじゃないですか。

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森永さん:でも、このトレイは、細い線がいっぱい入ってるじゃないですか。これが技術の塊なんです。
加藤さん:チンしても曲がらなくなってるってことですか?
青木(日ハム)さん:そうですね。しっかり強度を保って、それによって中も具材とかも潰れないように工夫して、専用のトレーで開発しております。
加藤さん:すごいな。レトルトの考え方もガラッと変わるという時代に、今年は直面していたってことですね。

今、コンビニで急増中!累計1000万食も売れてる「完全栄養食」の正体とは!

食品業界の最新儲かりキーワード!
続いてのワードは…

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「完全栄養食」

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確かにこの言葉、最近、雑誌や新聞、業界誌などをよくみてみると、ちょいちょい出てくる。

しかも、その市場規模の予想が…

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2024年に、なんと145億円!これは相当、儲かりそうな予感!

そして、すでにその完全栄養食で、かなり儲かってる会社があるということで、やってきたのは中目黒の住宅街にある…

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スタッフ:こちらですね。

なんか普通の一軒家みたいな会社。あれ、そんなに儲かってないのでしょうか…。

お迎え頂いたのは、ベースフード代表の橋本舜社長。

橋本社長、こちらの「完全栄養食」が、結構、儲かってるって聞いたんですけど…本当ですか?

橋本社長:累計1000万食売れています。

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累計1000万食売れている「完全栄養食」、その名も「ベースブレッド」

なんかこの袋、最近コンビニで見かけたような気も…。

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237円のプレーンタイプに…

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248円のチョコレートパン。

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270円のカレーパンなど、一見、わりと普通のパンにみえますけど、社長!どのへんが「完全栄養食」なんですか?

橋本社長:完全栄養食というのは、「タンパク質」であったり「食物繊維」「ビタミン」や「ミネラル」、あと「必須脂肪酸」などの人間の体に必要なものが全て必要量以上、入ってる食品です。

そう!「完全栄養食」とは厚生労働省が策定した「日本人の食事摂取基準」に基づく、必要な栄養素が全て入っている商品ということ。

しかも、その栄養素の数は…

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何と31種類!

こちらのパン、「ベースブレッド」を1食で2袋食べれば、1日に必要な栄養素の1/3がとれる(※放送時には「1日2食2袋を食べれば」というテロップになっておりましたが、正しくは「1日1食2袋」でした)、

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つまり、1日3食食べれば、1日分の栄養素が全部取れる計算。だから「完全栄養食」なんです!

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しかも、ついついとりすぎちゃいがちな糖質や塩分は、ちょっと控えめになっているというから嬉しい!

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この「ベースフード」、5年前から、ネットで売り始めて以来、 じわじわと口コミで売れ、今年の3月からはついに…

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コンビニのファミリーマートでも取り扱いを開始。

ファミリマート広報の田中瑞起さんによると…

田中さん:最初は4店舗だけで、試験的に販売を開始したのですが、想定以上のご反響を頂きまして、現在では関東、関西、中部のファミリーマート約3000店舗で販売を行なっております。
 
栄養バランスは、とにかくこのパンを食べていれば大丈夫そう、という手軽さがウケて、主に、40代の働き世代を中心に売れてるんです!

しかし、31種類の栄養素を1つのパンに入れ込むのは、開発ご担当の田沼聡美さんによると…

田沼さん:作るのが めちゃくちゃ難しいです。

そう、普通のパンとは、比べ物にならないほど、いろいろ難しいらしい。まず大変なのが、その材料。

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田沼さん:こちらが主な原材料になります。

ベースブレッドの材料は…小麦全粒粉、小麦胚芽、昆布パウダーや米ぬか、大豆、チアシードなどここにあるモノ以外も含め10種類以上。

田沼さん:昆布パウダーは、ミネラル豊富で、小麦全粒粉は、食物繊維とビタミンB群が豊富です。大豆は、タンパク質。
 
と、確かに健康には良さそうなものがいろいろありますが…

スタッフ:色んな栄養の材料を入れちゃえばできるんですか?
田沼さん:いや、それだけではないんですね。

そう、いろんな食材をただ混ぜるだけでは、ダメ。どれか特定の栄養素を多くするのではなく、31種類をバランスよく入れつつ、美味しく仕上げるのがとても難しく、まさに「ベースブレッド」のレシピに使う素材の組み合わせは、パズルのような難しさだとか。

さらに、「ベースブレッド」づくりでもう1つ、とっても難しいのが、その焼き方!

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実際にベースブレッドを作っている工場で、何が難しいのかベースフードの白川美穂さんに、聞いてみると…

白川さん:栄養素によっては、焼き時間で壊れてしまうものもあるので、絶妙の焼き時間をはかることで調整しています。

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そう!31種類ある中には、ビタミンのように熱に弱い栄養素もある。

そこで、焼き上がっても栄養素が消失しないギリギリの温度や、焼き時間を管理しています。こうして、栄養満点の完全栄養食が完成。なんだか、すごくありがたく感じる。 

ベースフードは、完全栄養食で、がっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
小倉優子さん:子供が結構、少食なんですよ。だから、これ食べてくれたら安心だなって思いました。
森永さん:もともと、アメリカのシリコンバレーでIT技術者たちが、当初ドリンクの形だったんですけど、それで流行り始めたんですよ。ずっと、こればっかり食べてる人もいるんです。
加藤さん:そうなんだ。
齋藤(ベースフード)さん:僕は、朝ごはんに食べることが多いですね。とりあえず、朝はこれにするって、決めておけば、結構1日の栄養素に安心感がでると言うか。他の昼と夜は好きなもの食べようみたいな形です。
加藤さん:なるほど。そっちの考えいいかもしれないですね。朝はこれって決めちゃって、昼、夜は好きなもの食べてもいいってなったら、相当楽じゃないですか気持ち的に。
森永さん:そうですね。

めちゃめちゃ売れまくっている「植物性ミルク」!豆乳の次はオーツミルク!?

食品業界の最新 儲かりキーワード
続いてのワードは…

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「植物性ミルク」!

食品に関する記事を見てみると…

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確かに、「植物性ミルク」なる言葉があちこちに。

そんな「植物性ミルク」で儲かっているという会社があるということでやってきたのは、愛知県岡崎市にある…

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「マルサンアイ」

お出迎え頂いたのは、マルサンアイの渡辺邦康社長。

早速ですが、そもそも「植物性ミルク」とは、何なのでしょうか?

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渡辺社長:これは昔からあると思うんですけど、こういった豆乳ですね。他にもあるんですよ。
スタッフ:他には、どんなのがあるんですか?

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渡辺社長:こういったアーモンドミルク、最近見ますよね。
スタッフ:そもそも植物性ミルクってどういうものを言うんですか?
渡辺社長:原料を植物性のものを使って作ったミルクになります。

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そう!動物の乳を材料にしたものを「動物性ミルク」というのに対して…

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材料が植物なのが「植物性ミルク」

渡辺社長曰く、これが今、売れに売れてるらしい。

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スーパーを見てみると、確かに様々な種類があります!そして、売れに売れているんです!スーパーの店員さん曰く…

店員さん:補充が追いつかないくらい売れています。

でも、植物性ミルクが今、なんでこんなに売れているんですか?

渡辺社長:牛乳と比べると、コレステロールがゼロなんですよ。さらに「低カロリー」、「低脂肪」、「低糖質」3拍子揃ってます。

そう、植物性ミルクならではの健康効果が最近、注目されて、売れてるんです。

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元々、味噌を作っていた「マルサンアイ」は、味噌と同じ大豆を材料して、豆乳もできるじゃん!ということで…

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およそ40年前から、豆乳を作り始めたという。

渡辺社長:豆乳の売上げは200億あります。
スタッフ:すごいですね。
渡辺社長:すごいです!業界は第2位です。

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さらに、アーモンドミルクも今のように話題になる前の2013年から製造し、年7億円の売上げ!

と、「植物性ミルク」で、かなりがっちりな感じの渡辺社長ですが、今後、儲かり間違いなしの、新たなる「植物性ミルク」がきてるという。

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渡辺社長:実は、これなんですよ。「オーツミルク」。オーツ麦という麦から作ったミルクなんですよ。

第2のミルク「豆乳」、第3のミルク「アーモンドミルク」に続く、第4のミルクになるかもしれないオーツミルク!

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原料のオーツ麦には、ベータグルカンが豊富に含まれ、これが悪玉コレステロールを下げる働きがあると言われています。

「マルサンアイ」では、今年3月から1本140円で販売開始。そんなオーツミルクの売上げは?

渡辺社長:23万本、3000万円以上の売り上げがあります。

しかし、渡辺社長から思わぬ言葉が!

渡辺社長:実は、うちこれはリベンジなんですね。

えっ!リベンジ?

渡辺社長:13年前に「オーツミルク」を発売してるんです。ヨーロッパで流行っていた「オーツミルク」がウケるだろうということで開発して販売したんですね。でも、あまり美味しくなかった。

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実は、「マルサンアイ」は、13年前に、日本でいち早く「オーツミルク」を発売。ところが、甘くない、美味しくないと、散々の評判で、全く売れなかった…

そこで、甘くするため、作り方を大きく変更! 一体、なにが変わったんでしょうか?開発担当の武藤和馬さんに話を伺いました。

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武藤さん:オーツ麦の原料は、この粉から作ってます。

現在のミルクの原料は、この粉末。

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武藤さん:昔は、実はこういったオーツの麦粒から作ってたんです。
スタッフ:昔は粒で、今は粉?
武藤さん:そうです。そのイメージです。粉にすることで、甘みをより引き立てやすくなる。

そう!「マルサンアイ」は、原料のオーツ麦を粒から粉末に変更。

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これによって、従来より「オーツミルク」が酵素とよく馴染み、より甘くなるんです!こうしてできた「オーツミルク」の液体を、最後に加熱殺菌するのですが…殺菌の温度、時間などは、ノウハウの塊らしく、なかなか他の会社にマネできないところらしい。

スタッフ:少しくらい教えてもらえないですか?
武藤さん:だめです。今ここで言っちゃうと、自分、明日ここにいなくなっちゃうかもです。

マルサンアイは、オーツミルクでがっちり!

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