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【放送未公開☆社長5人の本音トーク】ライザップ瀬戸社長200億円赤字の反省から、社員のやる気がアップする仕組みづくり、社長5人が絶賛の「新たな価格決定サービス」まで大公開!

経済バラエティ『がっちりマンデー!!』(毎週日曜あさ7時30分~放送中/ TBS系)をもっと深く楽しめる、『がっちりスクール!!』お金やビジネスについて、一緒に学んでいきましょう!

今週は、『スゴい社長大集合! どこよりも早い新年会SP』(12月29日放送)の放送未公開部分をお届けします。

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 番組で放送したのはごく一部。スタジオ収録部分は放送時間にして10分足らず(VTRの放送時間を除く)でしたが、実際の収録は1時間50分も行っていました(!)。『がっちりマンデー!!』の制作チームが泣く泣くカットした、企業トップたちのホンネだらけの話を大公開します。 

大赤字から黒字回復したライザップグループ瀬戸健社長の反省の弁社員のモチベーションの上げ方社内で反対されても押し切る決断のポイント「がっちりアワード2019」の大賞受賞は逃したもののそのビジネスモデルを絶賛するサービスなど、5人のトップたちが語り合います!

登場してくれた、スゴい社長5人たち

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(左から)★オーケー株式会社 代表取締役社長 二宮涼太郎さん★RIZAPグループ株式会社 代表取締役社長 瀬戸健さん★株式会社ニトリホールディングス 代表取締役会長兼CEO 似鳥昭雄さん、MC進藤晶子さん&MC加藤浩次さん、★ゴディバジャパン株式会社 代表取締役社長 ジェローム・シュシャンさん★日本交通株式会社 代表取締役会長/JapanTaxi株式会社 代表取締役社長執行役員CEO 川鍋一朗さん


放送未公開部分を楽しむべく、番組放送を見逃した方はコチラ↓で復習できます!
借金40億からV字復活させた龍角散・藤井社長登場! 2019年の儲かりビジネスから「がっちりアワード大賞」を5人の社長が決定!

ライザップ瀬戸社長200億円の大赤字を振り返り「自分の容量を超過した」

いつもと違う華やかなスタジオセットでの名刺交換会から、和やかにスタートした収録。社長たちをそれぞれ紹介する際、MC加藤浩次さんは、2019年6月に株主総会で約200億円という大赤字を発表したライザップグループ瀬戸社長に切り込みます瀬戸社長からは、似鳥昭雄会長にかなり怒られたといった話も出てきました。※ライザップグループは、19年11月の中間発表では黒字に回復。

加藤浩次(以下、加藤):瀬戸さん、大変でしたね。どんなことを似鳥会長から言われましたか。

ライザップグループ代表取締役社長 瀬戸健(以下、瀬戸):「あんなの経営じゃない。しっかり足元を固めて立って一歩一歩やらないと。イチからやり直せ!」と、手厳しく愛情いっぱいの助言をいただきました。

ニトリホールディングス 代表取締役会長兼CEO 似鳥昭雄(以下、似鳥):具体的に言うとね、(ライザップグループは)赤字の会社をたくさん買っちゃった。買収した会社が何十もあるのは能力以上。すべて売ればいいと言いました。

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瀬戸:何社か売却をさせてもらいました。

加藤:(赤字に転落して)似鳥さんだけじゃなく周囲にいろいろ言われたでしょう。教訓になったことはありますか?

瀬戸:たくさんあります。経営は、運転の技術と同じだと思っています。制限速度はあるといえ、人によって、自分でコントロールできるスピードは違います。

運転技術、車体の頑丈さなど機能がしっかりしていないと、時速40キロで走っていても事故を起こします。一方で、時速80キロであっても運転技術、エンジンの機能や車体などがあればコントロールができる人もいます。私は自分の容量を“超過”していました。似鳥会長がおっしゃるように、足元をしっかり固めてやらないといけなかったと反省しています。

加藤:19年11月の決算報告では、黒字に転換しましたね。

瀬戸:はい。2019年9月までで営業利益は27億円です。

加藤:こんな言い方は失礼かもしれないけれど、(会社をどんどん買収しているときは)調子にのっていたところはあるんですか。

瀬戸:やっているときはわかっていなかったですし、できると思っていました。自分が見えていおらず、見えていなくても任せていれば大丈夫だろうという過信もありました。

加藤:エンジンが大きくても、車種や車体が悪かったらダメなことはありますもんね。

瀬戸:私の場合は、自分の運転技術が伴っていなかったんです。

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「がっちりアワード2019」とは、2019年に『がっちりマンデー!!』で取り上げた企業の中から、最も優れたビジネスを表彰するもの。事前に視聴者投票でノミネートを絞り、ノミネート企業を紹介するVTRを5人の社長たちと一緒に見て、最後に社長らが大賞を決めます。年間6億円を売り上げる餃子の王将の「空港線豊中店」のスゴ腕店長を紹介したところから、社員のモチベーションアップの話に展開しました!

社員のモチベーションの上げ方は「報酬」「賞賛」「自由」


加藤:店長はじめ、従業員スタッフのモチベ―ションを上げるために、オーケーで行っていることはどんなことですか?

オーケー代表取締役社長 二宮涼太郎(以下、二宮):会社なので、わかりやすい形として報酬で報いること。四半期ごとの業績に応じて、賞与とは別にまとまった額を用意して還元しています。

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加藤:大事なことですよね。ここまでやればこれだけもらえるのか、とやる気にもつながりますもんね。ライザップも、店長次第でお店は変わります?

瀬戸:驚くほど変わりますね。店長は家族でいうと大黒柱。親のことが好きでも嫌いでも似てきます。そういうなかで、店長が誰よりもお客様に愛情を持って大切に接していたら、その姿勢、ふるまい、前向きな言葉遣いはすべてスタッフに伝播します。

加藤:運営は店長に一任するというやり方ですか?

瀬戸:マニュアルはあります。ただ、背景や目的など根本に理念がないと、どれだけマニュアルがあっても意味がありません。「すみません」の一言も、お客さんにどうなってほしいのか。買ってよかったと言ってもらいたいのか。想いがあって発せられているかで違いますよね。

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加藤:報酬で報いてもいます?

瀬戸:はい。加えて、評価や賞賛を可視化することも大切にしています。ライザップには、お客様の期待を上回るサプライズや感動を届ける「WOW!」と呼ぶ文化があります。ただ、会社として大切とうたってはいても、実際のところスタッフが実行しても評価されなかったら、「会社は本気で考えていないんでしょ?」と見透かさてしまいます。イベントで表彰するなど、‟評価・賞賛の尺を取る“ことは、お金よりも重要な場面もあると思っています。

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加藤:お金と賞賛の2つ、なるほど。

ゴディバジャパン代表取締役社長 ジェローム・シュシャン(以下、シュシャン):うちは、ゴディバが好きで働いてくれている人がほとんど。商品にもお客さんにも愛情をもって接してくれていますから、本部から各店舗へは「自由」を与えています

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加藤:自由を与える?

シュシャン:店舗運営の多くの部分を、お店の裁量にしています。任せているから、店長は自分の店でいかにお客様を集めるか、いかに良いサービスを提供して売り上げにつなげるかを一生懸命考えて実践します。

加藤:自由を与えて、とんでもない方向にいくことはない?

シュシャン:共通のガイドラインはもちろんありますが、本部から店舗へ強制的に指示することはないです。反対に、「この商品はこうするともっと良くなる」「「こんなディスプレイをしたら売り上げがアップした」など店長からの意見を吸い上げて、我々本部はできる限りサポートします。10年前、20年前は本部が全体に指示するのが当たり前でしたが、今は逆。本部は店に協力する立場です。

加藤:本部が「こうやれ」「ああやれ」と店舗を“動かす”のは違うんですね!

シュシャン:若い人たちが受け入れてくれません。「自分らしさを出したい」「自己実現したい」という意欲がありながらゴディバのブランドを愛してくれているから、どうぞ自由にやってください、と。店長はその店の社長です。気持ちよく任せたほうが結果は出ます

加藤:全国600店舗以上ある、ニトリの場合はどうですか?

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【目次】
・ブランドへ「選択と集中」した龍角散8代目藤井社長にみる、社長たちの「決断」
・社内の多くが反対することは「急所を突いている」
・失敗したくない反対意見の多くは「心配」「不安」から
・分刻みで利用できるスポーツジムアプリは、「新しい価格決定システム」

・ビジネスモデルとマッチすれば、変動価格設計もできる


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