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至れり尽くせりの「助けすぎビジネス」を徹底取材!日本中のホテルを助けすぎのビジネス…ホテルのシェフも絶賛の料理製造現場にカメラが初潜入!全国各地のご当地コロッケ…実は、全部大阪で作っていた!?

今回のがっちりマンデーは…
「儲かる!助けすぎビジネス!」

世の中には、困ってる会社を助ける会社、
悩めるお店を助ける会社が、たくさんある!

お困りを解決するのは儲かりビジネスの基本!
なんですが…
最近、「さすがにそれは、助けすぎじゃない!?」
という会社が出てきちゃってる!
しかもこれがまた、さらに儲かってる!

そこで今回は、普段は表に出てこない、
至れり尽くせりの「助けすぎビジネス」を徹底取材!

あまりの助けすぎぶりに心配になっちゃう
「助けすぎビジネス」に迫ります!

※以下、5月1日放送の書き起こしです。

飲食店の味の肝「仕込み」を代わりにやってくれる会社!?

やって来たのは…

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東京は渋谷区。

お出迎え頂いたのは、2年前にある「助けすぎビジネス」を始めたという社長の西原さん。

スタッフ:始めて2年で、どれくらい儲かってるんですか?
西原社長:お値段で言うと8億円。
スタッフ:8億円?2年間で?やばくないですか?
西原社長:やばいです。

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わずか2年で売上げは8億円に急成長!一体どんな「助けすぎビジネス」なのでしょうか?

西原社長:飲食店の「ある作業」を代行してます。
スタッフ:それが飲食店にとって、助かる?
西原社長:助かる!と言う声しか聞かないです。

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2年前から西原さんの会社に助けてもらっているという…
日本橋の韓国料理店「豚大門市場」の松江芳栄さんに話を伺いました。

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松江さん:これが届いてます。
スタッフ:これ、何ですか?肉ですか?
松江さん:仕込み済みのプルコギです。このお肉と野菜を入れて、炒めるだけの状態にまでしてくれています。

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なんと!西原さんの「助けすぎビジネス」は、飲食店の肝、とも言える「仕込み」を代わりにやっちゃう…

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その名も「シコメル」!

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飲食店が「シコメル」に料理の仕込みレシピを渡すと、開店前のお店に仕込み済みの商品が届くという仕組み。

確かに飲食店にとっては、「仕込み」の作業は大きな負担。

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先程のプルコギも、「シコメル」に頼む前は、豚バラ肉を1.5ミリの厚さに切り、さらに流水で血抜きをして、自家製のタレに漬け込んで味付けと、かなりの手間がかかっていました。

松江さん:一回の仕込みの量が5、6キロだったので、1時間半くらいは、かかってましたね。

しかし、「シコメル」に頼めば、お店の味をちゃんと再現して、工場でカットと味付けをしてくれるので、仕込み作業は一切なし!

店員さん:仕込みだいぶ減りました。昔と比べて全然、楽。

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こちらのお店ではプルコギの他にも、30分以上かかっていた手羽元の漬け込み作業や…

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14種類の調味料を混ぜ合わせて作っていた、純豆腐チゲのミソだれなど…

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全50品のメニューのうち、30品の仕込みを「シコメル」に依頼。

材料を買うより、「シコメル」から買うほうが、ちょっとお高くはなるけど、作業が減るから、全然いい!

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さらに、現在東京を中心に6店舗を展開している、こちらのハンバーガー店では、チェーン店ならではのメリットを感じているという。「SUOGUNBURGER」の本田大輝さんに話を伺いました。

本田さん:店舗展開していく上で大事なのは、味ブレをなくすことなので、一つの場所で仕込んでいくというのは大事。

確かに!何店舗もあるお店の場合、お店ごとに仕込むと、仕込む人によって微妙に味が変わってしまう「味ブレ」が起こることも。

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しかし、「シコメル」なら同じ工場で作るので、その心配がない!これは安心!

この、ありそうでなかった、食材の仕込みを工場に頼むというビジネス。今まで、なかなかなかったのには、ある訳が。

西原社長:工場には「許認可」がありまして、全ての料理をできるわけじゃないんです。

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実は食品工場では、調理工程が20以上のジャンルに分かれていて、工場ごとに許可を取った食材しか扱えない。

例えばラーメンの場合…

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スープは冷凍食品製造業の認可を持つ工場…

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チャーシューは食肉製品製造業…

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麺は麺類製造業など、それぞれの認可を持つ工場に連絡しないといけない。

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しかし、「シコメル」なら、専用のアプリで発注したい料理の個数を注文。

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すると、「シコメル」の提携工場に、自動で発注の連絡が届くので楽ちん!

しかし、どうしても気になるのが、工場で仕込んだ素材で、本当にお店と同じ味になるの?というところ。

スタッフ:お店の味って変わらないんですか?
松江さん:お店の味は、全く変わらないですね。

お店の方も太鼓判!

実は、「シコメル」の「助けすぎビジネス」には、細かいこだわりが。

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こちら、「シコメル」のテストキッチン。この日行われていたのは、ある洋食店から依頼があった、ハンバーグの仕込みのチェック会議。

西原社長:レストランと工場で器具も違えば火力も違って、味が同じには、ならない。逆算したレシピを、僕達がここで微修正を日々しています。

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そう、お店と工場では調理器具の火力などが違うため、同じレシピで作っても微妙に味が変わってしまう。

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そこで、工場の火力を再現したオーブンでハンバーグを焼いて、お店と同じ味になるよう、配合やレシピなどを微調整しているんです。

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ちなみに今回は、工場のマシンだと火力が強いため、お店では炒めてからお肉と混ぜていた玉ねぎを、生のまま混ぜて焼く方法にレシピを変更。確かに、細かい!

仕込みが楽になる!お店の味は変わらない!と、飲食店の間で「シコメル」が話題になり…

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開始からわずか2年で、利用店舗数が約1600店舗に急増!

「シコメル」は、飲食店を助けて…がっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
森永さん:「シコメル」さんのスゴいところは、お店から、そのレシピを受け取るじゃないですか。そのレシピを他の店に提供するっていうビジネスもしてるんです。
加藤さん:それダメじゃないですか?

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森永さん:提供したレシピのお店にはロイヤリティが入るんです。だから、みんな儲かるんですよ。
加藤さん:スゴいこと、やりだしてますね。


日本中のホテルを助ける工場…どんな高級料理も作っちゃう!?

続いてやって来たのは、北海道は北広島市にある…

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「見方」という会社。

そのビジネスは、マイナス20度の巨大冷凍庫の中にあるという。
社長の青山昇平さんに話を伺いました。

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青山社長:「見方」は、これである方々を助けてます。当社が手作りした冷凍食品である方々を助けてます。

冷凍食品で助ける??

よくわかりませんが、置いてある箱をみてみると…

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「トリュフの香りチキンロースト」?

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「マンゴーカスタードとクレームダンジュ」?

なんだか、スーパーで売ってる冷凍食品には、ちょっとないようなメニューばかりが書いてあります。こちら、一体誰を助けているんですか?

青山社長:当社の製品は、ホテルの皆様に納品をしてます。

そう!「見方」が冷凍食品で助けすぎているのが…「ホテル」!

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例えばこちら!「サーモンとホーレン草をパイで包んだパイ包み焼」や…

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「豚肉を使ったパテドカンパーニュ」など、確かに、ホテルのレストランで見たことあるような気が!

しかも、助けているホテルの数がハンパない!

青山社長:全国1500くらいの軒数のホテル様に納品をしていて、そちらで使っていただいています。

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実際に「見方」の冷凍食品を使っている、札幌のホテル「センチュリーロイヤルホテル」の総料理長の金子厚さんに話を伺いました。

金子総料理長:数が多いと大変ですね。時間もかかります。人手もかかります。

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確かに、ホテルの限られた厨房設備で、1から料理を作るのは、結構大変!しかし、「見方」を使えばクオリティの高い料理が簡単に出せるので、ホテルにとっては、なくてはならない存在なんです。

今回、札幌の特産品を使い、「見方」のサポートを得ながらシェフが開発したのは…

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こちら、札幌市制100周年を記念したコースの「ファルシー」という魚料理。

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解凍したファルシーは、お鍋で温めて…

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ホテルの自家製ソースをかけて盛り付けるだけ!

と、ここまで来てスタッフ、ちょっと心配に…

スタッフ:全国放送なんですけど、ホテルで作ってないって言って、大丈夫ですか?
金子総料理長:信頼関係のもとで、見方さんは「第二の厨房」だと思って、依頼を行っております。

まさに、ホテルから絶大な信頼を受けている「見方」の冷凍食品。では一体、どうやって作っているのでしょうか?

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本社に併設した約5000平方メートルの巨大工場に、お邪魔することに。

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青山社長:こちらで「見方」の商品を作ってます。
スタッフ:結構、人いません?
青山社長:そうですね。当社は、100%手作りでやってますので、人手が多い会社になります。

なんと、「見方」の冷凍食品は、ほとんどが手作り!

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しかも、洋食、和食、中華、スイーツのそれぞれのトップは、ホテルのレストランなどで経験を積んだ、プロの料理人ばかり!

さて、様々なメニューを開発している「見方」ですが、中でも今、ホテルがとくに助かってる大ヒット商品があるという。

それが…

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青山社長:こちらの棒メニューになります。棒になっているので棒メニューと呼んでいます。

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ホテルを助けまくる、その名も「棒メニュー」

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棒メニューとは、カットすると金太郎飴のように、様々な具材が均等に詰まっている食材。

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切り分けるだけでそのままオードブルとして出せちゃう。しかも使う分だけ切るので無駄にならないということで、ホテルで大好評!

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例えば、4種類のドライフルーツとナッツをクリームチーズで固めた「ドライフルーツとナッツのテリーヌ」は、年間1万5000本を販売!

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さらに、バンバンジーとクラゲを鶏風味のゼリーで固めた「クラゲと鶏肉のゼリー寄せ」など、様々なホテルのレストランで使える棒メニューをご用意。しかもこの棒メニュー、作るのも結構、大変!

青山社長:具材が偏らないようにしながら、どの面を切ってもしっかりとした美しさを、キープしなければいけないという意味で、一つ一つ手作りで作らないといけないのが難しいところです。

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棒メニューごとに中に入っている具材が変わるため、機械では作れない!

しかも、具材が偏ったり中に空気が入ってしまうと、断面が美しくならないため、熟練の職人さんたちが手作りで、作っているのです。

青山さん、「見方」の売上げっていかほどなんですか?

青山社長:今、年間で17億円くらいの規模になっています。

なんと!年間売上げは17億円!

「見方」は、ホテルを助けて…がっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。

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進藤さん:3品ご用意いたしましたので皆さんに召し上がって頂こうと思います。
陣内さん:高級感がスゴいですね。いいところで食べたなっていうイメージがありますね。
加藤さん:美味しいです。このクオリティだったら、どこで作っててもいいね。ちなみに、見方さんの商品は、東京のホテルでもあるんですか?
青山社長:はい。あまり大きな声では言えませんけど。
加藤さん:見方さんは、影の存在ということですね。

全国各地のご当地コロッケ…すべて、大阪で作ってた!?

続いてやって来たのは…神奈川県の藤沢市にある、江ノ島

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こちらのしらす料理店の名物が…

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湘南の名産品しらすを使った「しらすコロッケ」!

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確かに最近、観光地やサービスエリアなどで、その土地の名物食材を使った、いわゆる「ご当地コロッケ」よく見かけますよね。

実はその裏に、ある助けすぎ企業の存在があるらしい!「しらす問屋とびっちょ」の砂川裕也さんに話を聞くと…

砂川さん:「合同食品」さんにお世話になってます。
スタッフ:助かってますか?
砂川さん:助かってます。非常に助かってます。

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さらに、長野県諏訪市で、名産品の「野沢菜の漬物」を使った、「野沢菜漬けコロッケ」を販売する地元の漬物屋さん「松尾商店」の柳澤廣明さんにも話を聞くと…

柳澤さん:「合同食品」さんとご縁があって、めちゃくちゃ助かってます。

またもや、「合同食品」という会社の名前が!一体何を助けてくれる会社なのでしょうか?

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やって来たのは、大阪の豊中市にある「合同食品」

一体、ご当地コロッケの何を助けているのでしょうか?社長の和田友宏さんから驚きの言葉が!

和田社長:22都道府県で72種類のコロッケを作っております。
スタッフ:ご当地コロッケですか?
和田社長:はい。

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なんと社長によると、「合同食品」は、日本全国あちこちで売っているご当地コロッケを、全部、大阪で作っているという!

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真相を確かめるため、本社の隣にある工場に行ってみると、そこでは…

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確かに!

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色んなコロッケを作っていました!でも、全国のご当地コロッケを売ってる皆さんが、なんでわざわざ、ここに頼むんでしょうか?

柳澤さん:漬物屋なのでそこまで作ることはできない。「合同食品」さんに作っていただいて助かってます。

そう、コロッケは、ある程度数を作ろうとすると、結構、大変!実際、「合同食品」の工場をみてみると…

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まず、大きな機械で、ジャガイモをすりつぶします。

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そして、この日は、神奈川県の藤沢市から届いたしらすや…

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長野県の諏訪市から届いた野沢菜などの名産品と、混ぜ合わせて…

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これを、また別のマシンで、コロッケの種にしたら…衣をつけます。

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ここまでできたら、最後にマイナス40℃の冷凍庫で急速冷凍!と、たしかに工程も多いし、意外と大掛かり。そこで、全国のお店から、コロッケづくりの依頼が「合同食品」に殺到しているというわけ。しかも「合同食品」は、ただコロッケを代わりに作ってあげるだけじゃあない!

和田社長:食材の特徴をなるべく生かせるように、最終的には美味しくないとダメなので、これまで培ったノウハウを最大限に生かして、商品化していくというのが我々の仕事です。
スタッフ:コロッケ プロデュース的な?
和田社長:そうですね。

なんと「合同食品」は、コロッケのレシピ開発まで助けちゃう!これは、どういうことかというと…

最近、どこの観光地でも、ご当地コロッケを売るのがブーム。うちも、この特産品で名物コロッケを作ろう!でも…「これ、どうやったらコロッケになるんだっけ?」…

そう、おいしいコロッケを作るノウハウがないんです。

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そこで「合同食品」では、メインの材料さえ決めてもらえれば、それを使った、おいしいコロッケを開発しちゃう!これは確かに、助けすぎ!

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この日、千葉県君津市から届いた「鹿肉」を使ったコロッケの試作品を作っていたのが、商品開発部の上本千夏さんと玉田鈴葉さん。

おふたりいわく、だいたいの名産品は、マッシュポテトと混ぜて作るのですが、中には、どうにもポテトに入らない食材も…

玉田さん:直近で言ったら、「メロンコロッケ」とかは水分量とかもあるので、難しいところはありました。

そう、コロッケづくりで難しいのが、水分量。

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水分が多ぎる食材だと、ポテトが固まらず、グチャグチャになってしまう。

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例えば、野沢菜のように水分量が少し多い、くらいの食材は…

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あらかじめ脱水してからポテトと混ぜればOK。

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しかし、静岡県袋井市から依頼があった「メロン」は、水分量が多すぎて、ベチャベチャに。そこで!

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ホワイトソースや練乳などと混ぜ合わせ、クリームコロッケとして販売!

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さらに江ノ島名物「しらす」は、ポテトと色が似ているので、混ぜると「しらす」が目立たない!という問題が。そこで上本さん達が考えた、驚きの解決策は…

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コロッケの種に竹炭を混ぜ合わせて黒くすることで…

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白いしらすを目立たせることに成功!

この黒い「しらすコロッケ」は、なんと累計40万個を販売!というからスゴい!

さて、こうしてレシピを作るときに、上本さんたちがこだわる、ご当地コロッケならではのポイントが。

玉田さん:味付けは濃いめで作っています。食べ歩きをするというのもあるので、ソースを付けなくても満足して食べられるように作ってます。

観光地で売っているご当地コロッケは、その場で食べることが多いので、ソースをこぼして服が汚れないように、あえてソースなしの濃い目な味付けにするというのがミソなんだそう。2人が作るご当地コロッケのクオリティが話題になり、「合同食品」には、全国からコロッケづくりの依頼が殺到!

「合同食品」の年間売上げは約4億円!これは、まだまだ助けすぎて…がっちり!いきそうです。

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:ちょっとビックリだよ。ご当地コロッケは、ご当地で作ってると思ってた。
陣内さん:でも、その土地の方のものを大阪に送るんですよね。出身は、生まれは、そこですよね。
加藤さん:素材としてはね。
陣内さん:素材としてはご当地ですから。
加藤さん:どこ見たら、合同食品さんって、わかりますか?
上本さん:ご年配の方が食べても、一個まるまるいけるようなコロッケに仕上がってますので、「もう一個食べたい」と思ったら、合同食品かもしれません。
加藤さん:うまいなー!

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