めざせサッカーマスター

サッカーを知らない人をサッカー観戦の沼にいざなうことを究極の目的として、定期的にサッカー(主にプレミアリーグ)に関する投稿をしていこうと思う。日本代表戦は見るけど普段観戦することはないかなあ、という人にこそ見てもらいたいし、勧めていただきたいような内容に頑張ってしていきます。記念すべき初回は、そもそもプレミアリーグとは何ぞやということと、サッカー観戦スタートのためのハウツーについて書いていこうと思う。


1. プレミアリーグって?

サッカーの強い国と聞かれてまず思いつく国はどこだろうか。ブラジル、フランス、スペイン、イタリア……あまりサッカーに馴染みのない方でも、今挙げたような国々が結構サッカー強いというのはどこかで聞いたことあるのではないだろうか。

では、サッカーが生まれた国はどこだろうか。答えは「イングランド」である。へぇー、そうなんだ。その「イングランド」が、今回のお話の主人公である。イギリスの一部分を構成しているイングランド地方において、1800年代中盤に誕生したのがサッカー(現地ではfootball)である。へぇー、そうなんだ。

いけないいけない。歴史なんて聞いておらんのだった。僕もwikiでさっきサクッと見ただけなので、歴史の話はしないし、できない。端的にプレミアリーグの解説をしよう。

ざっくり言うと、その「サッカー生誕の地で、年に一度一番強いチーム決めちゃおう大会」である。

20チームが参加し、自分のチームを除く残り19チームと2回ずつ対戦する。勝てば3ポイント、引き分ければ1ポイント、負ければ0ポイントがそれぞれ与えられ、最終的に獲得ポイント数が一番多かったチームが優勝する。至極簡単。圧倒的イージー。

各チームはそれぞれ本拠地を持っており、その場所にはとりわけファンが多く存在している。地元愛溢れたイングランド人たちが、ほぼ毎週行われる試合を観に行くために、ビール片手にスタジアムへ入っていくのである。

もちろん、フランスにもスペインにも、イタリアにだって同じようなリーグはある。しかしこのプレミアリーグの特徴は、なんてったって各チームの実力差があんまりないところだ。毎年優勝候補が変わり、絶対的に強いチームがあまり出現しない、まさに群雄割拠、ジャイアントキリングどんとこい。

とはいっても、歴史と伝統、そして最近の実績を鑑みて、だいたい優勝チームは6つの絞ることができ、BIG6と呼ばれている。今回は今までサッカーを観たことがない方のための記事なので、チーム名など細かい情報は割愛させていただく。そう焦らなくても、だんだん紹介していくから、安心して。

強いチームが格下を圧倒する姿に酔いしれるもよし、下馬評の低さをひっくり返す番狂わせを楽しむもよし。レベルが均衡しているからこそ、色々な楽しみ方をすることができるのも、プレミアリーグの特徴の一つである。



いかがだろうか。かなりざっくりだが、これくらい知っておけば全く問題ない。仕組みはわかったけど、じゃあどうやって試合を観ればいいの?という方、しばし待たれい!


2. サッカーの楽しみ方

概要が分かったところで、少し踏み込んだ話をしよう。何よりもまず、これからサッカーを観始めるという方には「応援するチームを決める」ことを最優先して欲しい。好きなチーム・応援したいチームがないと退屈になってしまうからだ。でも選手も知らないのにどうすればいいの?簡単だ。

極意1、かっこいい、かわいいユニフォームを見つけるべし

試合中に交錯する場面の多いサッカーでは、互いのチームの選手の見分けがつかなくなるのを避けるためにユニフォームが派手なチームが多い。赤・青・黄など、比較的ビビットなユニフォームが多い印象がある。ピンクもあるよ。「このチームのユニフォームおしゃれ!」という切り口から入ると、かなりハードルが低いのではないかなと思う。

実は僕もプレミアリーグを観戦したての時、選手でなくチームの色とユニフォームで応援するかどうかを決めた。だってダサいユニフォームのチームなんて応援したくないんだもん。

(かっこいいユニフォームに身を包んだイケメンは、100倍増しに見えますよ、お姉さん。)



応援するチームを決めたら、そのチームの試合を観てみよう。しかし、慣れるまでは全部観ようとしてはいけない。バスケットボールや野球と大きく違い、サッカーは得点の入る頻度がとても低い。ずっと観ているとおそらく15分くらいで飽きが来るはずだ。その人には、今後サッカーをしっかり観戦する機会は訪れないだろう。そんなの嫌なので、秘策をお伝えしよう。

極意2、まずはハイライトだけ見るべし

試合が終わった後、いいところだけを編集して「ハイライト」なるものが作られる。ゴールシーンや惜しかった場面、ゴールキーパーのスーパープレーを5分くらいの短い動画で堪能することができる。試合結果も教えてくれるので、これだけを見て「試合を観戦したよ」と言っても個人的にはいいのではないかと思う。だんだんとっつきやすくなってきたのでは?



試合が終わった後は、次の試合まで基本することがない。でも何かそれだけだと、日本代表の試合がたまたまやってたから見てみたとあまり変わらないような気もする。そんな場合に、最後の極意をお教えしよう。

極意3、試合がない時はサッカー好きと話をしてみるべし

これは一見とてもハードルが高い。サッカーマニアは知識も豊富だし、分からないことをどんどん畳みかけてくるのでは?と思うかもしれない。右も左もわからない状態で、重装備の兵士に立ち向かうのは危険な行為かもしれない。しかし、事実サッカー好きの僕はこう思っている。

実際マニアかどうかなんてどうでもいい。

マジで。ちょっと教えてほしいなあんて言われようもんなら、もう有頂天なのだこっちは。手取り足取り教えるので、もっとたくさんの人にサッカーを知ってほしいのだ。ルールなんて後からでもいい、一緒にサッカーに夢中になってくれる人を求めているのだ。

中には戦術をメインに扱っているファンもいて、そういう人と話すと観戦経験が浅い方にはちんぷんかんぷんになってしまうと思う。そこの見極めは難しいが、大体多数派はサッカーの「戦術」ではなく「試合」を観ている人なのでとにかく自分がサッカーに興味を持ったことをサッカーファンに伝えてみてほしい。門前払いするような奴は僕が代わって叱っておきます。



いかがだっただろうか。サッカー観戦っておもしろそうだけど、どこから始めたらいいか分からないという方への指南書という感じで記事を書かせてもらった。沼にはまると毎週末がもっと楽しみになるので、ぜひどっぷりつかってしまうことをお勧めする。


次回は、僕が愛してやまないチームのお話をしようと思う。こうご期待。

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