見出し画像

体験版CDが付いていた雑誌は僕にとってのバイブルです!【自分とゲーム雑誌】

3月分のトークテーマ、もうひとつのほうも投稿させていただきます……!遅くなってしまって申し訳ありません……!


以前、ゲームライターマガジンの記事のなかで少しだけ紹介したことがありますが、僕はプレイステーション・セガサターンといったディスクメディアが主流となっていた時期に販売されていたゲーム体験版集CDが付録されている雑誌が大好きでした。もともと両親もゲーム好きなこともあって、ゲーム情報もチェックできるうえにバラエティに富んだ収録内容、プレイステーション・セガサターンのソフトを実際に遊べるという利点もあるということで、我が家でよく買っておりました。主に買っていた雑誌はハイパープレイステーションRe-Mix、TECH-SATURN、月間ファミ通Wave、電撃プレイステーションDの4つで、このなかでもSony Magazinesが発売していた「ハイパープレイステーションRe-Mix」という雑誌は97年後半から休刊になるあたりまでの号をほとんど買っていたような覚えがあります。

画像1

体験版ということもあり一個一個のボリュームは短いのですが、気分転換に遊ぶにはちょうど良い長さなんですよね。短いからこそ、自然とスコアアタックやタイムアタックにも適した内容になっているのかもしれません。実際にアクションゲームやシューティングゲームを遊んでいたときは、ノーミスクリアや最速クリアなど、いろいろ目標を課しながら遊んでいました。幼い頃の時間感覚って不思議なもので、延々と遊んでいられたんですよね。笑 その過程でもっと遊んでみたい、対戦してみたい、お話が気になる!となったものは、テストや試験で高得点・満点を取ってご褒美に買ってもらうという、ある種の実力主義を体現しておりました。笑

画像5

体験版では、製品版とゲームバランスが違ったり、BGMが実装されていなかったり、オブジェクトの配置が違ったりというものから、そこでしか遊べないステージ・シナリオになっているものもあったりするので、作品によっては唯一の構成になっていることもあります。キャラクターのセリフでもちょっとメタ発言があったりするので(「体験版だからこの先は遊べないよ、ごめんね!」など)それをチェックするのも面白いですね。

画像3

体験版とは別に、当時発売予定の作品紹介トレーラーや特別映像も収録されており、開発中のゲーム画面を見れることもあります。映像本数が多く、その映像でしか聞けないナレーションなどもあったりするので、自分の好きなゲームが収録されているバックナンバーを探してみるのも楽しいかもしれません!

画像6

最後にうれしい要素として、雑誌によってはデジタルマンガや開発者インタビュー映像などオリジナルコンテンツも豊富でした。ひとつのゲームを取り上げて、イラストや特別に編集されたムービーなども収録されていたりします。電撃プレイステーションDでは読者参加小説をふらっと読んでいたり、TECH-SATURNでやっていた『ポリゴン伯爵』や『さるやまハゲの助アワー』とかが大好きでよく見ていました。『ポリゴン伯爵』はいまでもまとめて一気見してみたいくらい大好きです!笑 いつかTECH-SATURNもバックナンバーを集めたいですね……!

画像4


読者参加企画もあったり、レースゲームにおけるハイレベルな試合映像や、RPGやアクションゲームなどで成長させたキャラデータや自作したエンブレム、エディットで作ったミッションデータなど、事前に応募された中からいくつか選ばれた作品がCDに入っていることもあります!実際に遊んでいるユーザーとの距離がより近くになるし、データとしてずっと保存されるというのはすごくうれしいことですよね!当時は小学校低学年やそこらだったので、応募企画というもの自体がよくわかっておりませんでしたが……もしタイムトラベルして当時に戻れるのであれば、なにか応募したいなあ……!笑(アーマード・コアのエンブレムデータとか、天誅 忍凱旋のミッションデータとか!)

画像2

いままで紹介してきた体験版CDの内容はもちろん、雑誌掲載分においてもゲームの攻略情報や著名作家が描いた漫画、ゲームクリエイターたちのお話や読者投稿が読めたり、当時のおしゃれ&ユニークな広告を見ることができたりと、ゲームが好きな人にとって資料的価値も非常に高いと思います。


画像7

体験版CDがきっかけで知ることができた、僕の大好きなゲーム『リモートコントロールダンディ』の広告。オープニングテーマの着メロを作れる譜面付き!


体験版はダウンロードすることが当たり前になった昨今ですが、一時はこのようなCD付録の雑誌が本屋さんに普通に並んでいました。僕にとってゲーム雑誌といえば今回紹介したような体験版付きの雑誌であり、一番印象が強く思い出深いです。この雑誌を読んでいたからこそ知ることのできたゲームがたくさんあるので!僕にとってのバイブルですね!部屋や本棚を片付けているときに見つけると、つい読み耽ってしまいがち……。幼い頃はよくわかっていなかった、あるいは読めていなかったものが、いまこうして読める・手元に残っているというのはとても幸せなことだな……とよく感じますね。雑誌を読み、いてもたってもいられず体験版CDを探して遊ぶ。そして出かけ先でふらっと訪れた中古ゲームショップで製品版を手に入れるまでが、僕のゲーム集めにおけるパターンのひとつになります!笑


【お知らせ!】ゲームライターマガジン「単行本版」が発売中です!


いつも「ゲームライターマガジン」をご覧いただきありがとうございます!このたび、昨年の「ゲームライターマガジン」の中から記事106本がセットになった「単行本版」が発売中となっております!ゲームライター8人によるさまざまな体験談や意見・コラムなどが詰まった充実の内容でなんと480円!ぜひチェックしてみてくださいねー!

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?