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誰でもMyGOMI.を活用したゴミ拾いイベントが開催できるnote

はじめに

大変ありがたいことに最近「MyGOMI.コラボ」ゴミ拾いイベントのご依頼が多くなってきました。そんな中で、現地にMyGOMI.のスタッフがいなくても、誰でも自由にMyGOMI.を活用したゴミ拾いイベントが開催できるようになれば世界がより良くなると思い、今回そのマニュアルとなるようなnoteを執筆いたしました。既にゴミ拾いイベントを開催されていらっしゃる方も「MyGOMI.コラボ」イベントを開催する際は是非参考にしてみてください。MyGOMI.の友達追加はこちら

MyGOMI.のスタンス

ポイ捨て問題の解決策の1つとして、街のどこにゴミが捨てられやすいか、どのように集まりやすいか、その深刻度はどのくらいかを可視化し、分析し、具体的な施策を考案し、自治体に提案するといったプロセスがあると考えています。その点、MyGOMI.とゴミ拾いイベントの相性は抜群です。ゴミ拾いイベントは定期的かつ同じ場所かつ同じ規模で開催される場合が多いため、ポイ捨てデータの集積手法としては非常に適しています。集まった30人による毎月第3土曜日の同ルートのポイ捨てデータの変遷を分析することで、上記のプロセスを確実に実現することができます。(もちろん個人の継続的なデータ登録も同等の効果があります。しかし、個人で継続性を担保することはなかなか難しいので、ゴミ拾いイベントとの相性は抜群という意味です。)月1の定期開催を1年続けるだけでも大きな成果につながると思いますが、2年、3年、5年、10年と続けた場合、ポイ捨てとゴミ拾いイベントの「いたちごっこ」から完全に抜け出せると考えています。なので是非、より多くのゴミ拾いイベントでMyGOMI.を活用していただきたいという想いが強いのは事実です。とはいえ、全てのゴミ拾いイベントに使ってもらえなくて良いとも考えています。そもそもMyGOMI.は日常の中でゴミが拾えない時にこそ活用してもらいたいサービスなので、ゴミ拾いしたい時はゴミ拾いをするのが良いと考えているからです。なので、その場合はゴミ拾いイベントの終了後のアナウンスで「今日みたいに拾える日は是非拾って欲しいんですけど、拾えない日はMyGOMI.というポイ捨てを見つけた時に報告するサービスを使ってみてください!」とご紹介していただけましたらとても嬉しいです。全ては、ポイ捨てによる環境破壊をゼロにするためです。何卒よろしくお願いいたします。

MyGOMI.について詳しく知りたい方は以下のnoteをご確認ください。

基礎編

目的を明確にしよう

ゴミ拾いイベントは様々な目的に活用することができます。複数の目的が共存していても問題ないのですが、主な目的は何なのか?について開催者側が明確にすることで、告知がしやすくなり、参加者の体験もより素晴らしいものになります。以下に大きく3つを共有いたします。

①清掃目的
自治体の清掃業務が行き届いていない場所を清掃する目的です。自分の住む町をもっと綺麗にしたい人が有志で集まり、開催される場合が多いと考えられます。本格的にゴミ拾いをしたい人にオススメです。あまりにも酷い場合は自治体に報告しましょう。
②啓発目的
「ポイ捨てをゼロにする」ことを目標に掲げ、街ゆく人々にポイ捨てしにくい雰囲気を感じてもらうことが目的です。SDGsの達成に向けて具体的なアクションを起こしたい人が主な参加者になります。現地や自身のSNSで啓発できるような仕掛けを用意する必要があります。ビブス、フラッグ、仮装、カラフルなゴミ袋を用いるなどの手段があります。
③交流目的
みんなで楽しくゴミ拾いをしようというコンセプトでイベントを開催し、多くの人に参加してもらい、その場の交流を楽しむことが目的です。ゴミ拾いはもちろん、それ以外の話題などもコラボさせることで参加者の裾野を広げ、問題解決の当事者を増やすことができます。例えば「ゴミ拾い×ジョギング」などのプロギングイベントなどがあり、興味関心が環境問題、フィットネスのどちらの層にもアプローチすることができます。

拾うゴミの種類を明確にしよう

街に落ちているゴミの中でも「危険ゴミ」に分類されるものがあります。例えば、傘やスプレー缶、ライターなどです。参加者から「このゴミ拾ったんですけどどうすれば良いでしょうか?」と質問されることがよくあります。処理方法が複雑で、開催者側の負担が大きくなってしまう場合があるので、イベントの目的に合わせて「危険ゴミを拾うか否か」については事前に共有するようにしましょう。以下に例を共有いたします。

①清掃目的
危険ゴミも拾う。
②啓発目的
啓発の方針に合わせて危険ゴミを拾うか否かを開催者側が判断する。
③交流目的
危険ゴミは拾わない。

ゴミ拾いイベント開催の7つの法則(理念 正しさよりも楽しさ)

MyGOMI.は一般社団法人プロギングジャパン様と一緒に都内でプロギングイベントを開催しています。(詳細はこちら。)意識改革よりも行動改革、正しさよりも楽しさといったコンセプトを元に、ゴミ拾いイベントの7つ法則を見出しました。是非参考にしてみてください。

①司会進行(ディズニーランドのキャスト風)
②J Kが参加している(流行の最先端感)
③プロギング(退屈しない、無駄感がない、ダラダラしない、ゴールがある)
④盛り上げ役がいること(楽しさ、笑顔は伝染する)
⑤イケてる格好(特別感、パワースーツと承認欲求)
⑥ワンチーム(1人で楽しむのではなくみんなで楽しむ)
⑦ひたすらポジディブ(ポイ捨てしてる人を敵対視しない)

ゴミ拾いの楽しさ7選

ゴミ拾いって何が楽しいの?と聞かれたり、イベントの告知で魅力を伝える際にその文言に困ったりします。その際に、以下の7つの項目を上手く織り交ぜるとゴミ拾いの楽しさが伝わり、集客につながります。是非参考にしてみてください。

①街がきれいになり、自己効力感が上がる
②達成感が得られる
③みんなでやるとやる気が出て、ワンチームを実感できる
④定期的な運動により健康になる
⑤性別や職業、世代を超えたつながりができ、第三の居場所になる
⑥季節の移り変わりや小さな幸せに気づけるようになる
⑦発展途上国の人々や海洋生物を救える

実践編

自治体に協力を求めよう

ゴミ拾いイベント開催で必ず直面する課題は、みんなで拾ったゴミの回収です。街のためにゴミ拾いをしたのにも関わらず、自宅に持ち帰り自宅で処理をするのは開催者側の負担が大きいですよね。開催する地域の自治体に連絡をして、ゴミの回収をお願いしてみましょう。何度お願いをしても承諾していただけない場合は、MyGOMI.に連絡してください。MyGOMI.の代表が一緒にお願いさせていただきます。

備品を揃えよう

主に必要な備品は3つ。ゴミ袋、軍手、トングです。ゴミ袋は自治体からボランティア用のゴミ袋を無償で提供してもらいましょう。トングは腰を痛めないように用意するものです。若い人やフィットネス目的の場合は軍手でも問題ありません。備品は、開催者側が用意する場合も、参加者が持参する場合もどちらもありますのでそれぞれのご都合に合わせて揃えてください。

イベントのポスターを作成しよう

イベントのタイトルと趣旨と開催日時と開催場所と申し込み方法と持ち物と備考を記載したポスターを作成してみましょう。Googleフォームというサービスを活用して申し込み状況を確認すると、参加者の人数を把握する際に便利です。ポスターにGoogleフォームのQRコードも貼り付けておくことをオススメします。開催者の皆さんが個人的にお作りになったイベントのポスターの具体的な事例を以下に紹介いたします。

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イベントを告知しよう

開催の2週間前、1週間前、3日前、前日にTwitter、Instagram、Facebookなどを活用して、告知文章+ポスターでイベントの開催を告知することをオススメします。イベントが定着してくると告知の頻度を少なくしても参加者が集まるようになるので、それまではなるべく上記の頻度で告知に力をいれるようにしましょう。

集客にはMyGOMI.の公式Twitterアカウントを活用しよう

Twitterでゴミ拾いイベントを告知する場合は、 #マイゴミ とつけて告知ツイートしていただけますと、MyGOMI.の公式TwitterアカウントでRTいたします。日頃よりゴミ拾いをしていらっしゃる方が続けてRTして下さると思うので、それによって参加者の集客につながるかもしれません。是非活用してみてください。もちろん、ご自身でのお声掛けや告知もお忘れなく!

MyGOMI.友達追加用のポスターを用意しよう

イベント当日、MyGOMI.の友達追加の段取りをどうしようかと悩まれる方がいらっしゃると思います。その際に以下のポスターを印刷して参加者全員に対して提示することでスムーズにMyGOMI.を友達追加してもらうことができます。イベント開催ごとに印刷するのではなく、なるべく一度印刷したものを再利用していただけますと幸いです。開催者がイベント開催時に持参して全体に対して提示する方が環境負荷が小さいというのがその理由です。ご協力の程よろしくお願いいたします。イベント当日ではなくても、イベント申し込み時にMyGOMI.の友達追加用URLなどを申し込みフォームに記載しておく方法もありますので、その際は以下のMyGOMI.の友達追加用URLを活用してください。

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印刷用PDFファイル(A4)URL
https://drive.google.com/file/d/18pTkEZL6ArstDLaTxr25_0fYqS0a-j9s/view?usp=sharing

MyGOMI.の友達追加用URL
https://lin.ee/tBVHlMs

MyGOMI.のLINE ID
@623fnjoi

イベントの最初にあいさつをしよう

顔見知りの人もはじめましての人も打ち解け合えるあいさつを考えましょう。意識するのはディズニーランドのキャストさんです。以下にはMyGOMI.の紹介用の挨拶文章を記載いたします。開催者様のオリジナルあいさつも加えてみてください。

皆さん、おはようございます!
はじめまして。
MyGOMI.コラボゴミ拾いイベント主催者の○○です。
本日はよろしくお願いいたします。
早速ですが、MyGOMI.を知ってる人はどのくらいいらっしゃいますか?
MyGOMI.は、街でポイ捨てを見つけた時にその個数と位置情報を簡単に登録できるLINE公式アカウントです!
街のどこにポイ捨てされやすいかを可視化し、その原因を分析し、行政と協力をして効果的な施策の考案に活用したり、ゴミ箱の設置場所の最適化に活用したり、ゲーム感覚ゴミ拾いイベントの開催場所の決定に活用することで、ポイ捨てゼロの実現を目指していきます!
本日はゴミ拾いをしながらMyGOMI.をポチポチしていこうと思っています。
そうすることによって、街の美化とデータ集積を同時に行うことができるため、今回の活動の効果が倍増します!
簡単に使い方を説明します。
1個のゴミを見つけた時に押すボタン、2個〜9個のゴミを見つけた時に押すボタン、10個以上のゴミを見つけた時に押すボタンがあります。
いずれかのボタンを押すとゴミちゃんが位置情報を教えて〜!と言ってくるので、それに従ってボタンを押し進めていくと、合計4タップでポイ捨てデータを登録することができます!
分からなかったらいつでもスタッフ聞いてください!
MyGOMI.を使う人は全員ではなく、使ってみたいという人で構いませんので、是非使ってみたいと思って下さった方はゴミ拾いしながら、ポチポチしてみてください!
MyGOMI.で登録されたゴミはMyGOMI.マップにすぐに反映されるので、ゴミ拾い中に見てみると他の場所で登録されたゴミなどが確認できて面白いので、是非興味のある人は使ってみてください!
本日はどうぞよろしくお願いいたします。

全員で拾うかグループで拾うかを明確にしよう

ゴミ拾いイベントにおけるゴミ拾いの方法には大きく2つあります。参加者全員が同じルートで拾う場合と参加者が5人~6人のグループに別れて、それぞれのグループが異なるルートで拾う場合です。前者は2人に1つのゴミ袋を配布し、全体で燃えるゴミ・燃えないゴミのゴミ袋の担当を決めて、分別しながら拾うようにします。MyGOMI.を登録する人が全体で2~3人いれば問題ありません。後者は各グループに1人MyGOMI.を登録する人がいて、2つのゴミ袋を配布し、燃えるゴミ・燃えないゴミの担当がそれぞれ1人ずついて、それ以外の2~3人は拾うことに徹するようにします。それぞれのグループのルートが被らないように、事前にGoogleマップや紙の地図などでルートを共有しておくことをオススメします。

適切に分別をしよう

ゴミ拾いイベントが終わった後に、ゴミの分別を適切に行うことを忘れてはいけません。なるべく参加者と開催者で協力して、ゴミの分別をすることをオススメします。方法としては、参加者によって集められた燃えるゴミ・燃えないゴミのそれぞれの袋を別々の場所(少し離れた場所)にどさーっと出して、開催場所の自治体の分別区分に従って仕訳けましょう。特に、ペットボトル、缶、ビン、その他金属類は分別が明確に義務付けられているので、別々のゴミ袋にまとめるようにしましょう。生ごみ、紙類、包装用のプラスチックは燃えるゴミとして出せる自治体が多いので、同じゴミ袋にまとめるようにしましょう。細かい分別方法は各自治体のホームページを参照してみてください。

イベントの最後にメッセージを伝えよう

分別までの流れを全て完了した後に参加者に対して、メッセージを伝えるようにしましょう。ゴミ拾いに参加したことで人生観が変わったという人も少なくないので、そんな素敵な機会になるような言葉を伝えられると最高ですね。以下にはMyGOMI.を紹介する際の最後のメッセージを記載いたします。参考にして、皆さんのオリジナルのメッセージを考えてみてください。

お疲れ様でした。
本日はありがとうございました!
MyGOMI.コラボゴミ拾いイベント主催者の○○です。
MyGOMI.は、街でポイ捨てを見つけた時にその個数と位置情報を簡単に登録できるLINE公式アカウントです!
街のどこにポイ捨てされやすいかを可視化し、その原因を分析し、行政と協力をして効果的な施策の考案に活用したり、ゴミ箱の設置場所の最適化に活用したり、ゲーム感覚ゴミ拾いイベントの開催場所の決定に活用することで、ポイ捨てゼロの実現を目指していきます!
今日のイベント中のマッピングの成果が既にマップ上に反映されているので、こちらのQRコードから友達追加して是非、見てみてください。
ポイ捨てもみんなで可視化すると結構特徴が見られて面白いですよ!
今回のようにゴミ拾いイベントとかなら皆さんゴミ拾いすると思うと思うんですけど、ポイ捨てを見つけても毎回拾えるわけではありませんよね。MyGOMI.はゴミを拾えない時にこそ活躍します。
是非、ゴミを見つけて、拾えない時に、日常的にマイゴミを使う習慣を身につけてみてください。皆さんのワンタップが街のポイ捨てゼロの実現に大きく貢献します!
最後になりますが、ポイ捨ては、水害の原因、犯罪率の増加、環境破壊、生物被害など様々な社会課題の温床となっています。皆さんが今日ゴミを拾ったことによって、それらの社会課題の解決に大きく貢献することができました。皆さんはヒーローです。今日は自分や周りの人に感謝する日にしましょう。本日はありがとうございました。

最後に

以上の通りに進めれば、誰でも「MyGOMI.コラボ」のゴミ拾いイベントが開催できます。冒頭にも述べた通りに、ゴミ拾いイベントとMyGOMI.の相性は抜群です。定期的に開催するゴミ拾いイベントの成果を可視化し、自治体への具体的な施策の提案に活用するために、是非、MyGOMI.をゴミ拾いイベントに取り入れてみてください。MyGOMI.が開催するイベント(主にはゴミ拾いとジョギングを組み合わせたイベント)の運営マニュアルもこちらから確認することができますので、参考にしてみてください。開催にあたって不明な点は是非お気軽にお問合せ下さい。より多くの人がポイ捨て問題に関心を持つことで、ポイ捨てによる環境破壊がゼロになる世界を一緒に目指していきましょう。引き続き株式会社GabとMyGOMI.をよろしくお願いいたします。

MyGOMI.の友達追加はこちら

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