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「写真お撮りしましょうか?」が言えない

複数人が外出時に写真を撮る際その中の一人がカメラマンとなって集合写真を撮影している姿を見かけることがある。そんな時、私は「よかったら撮りましょうか?」が言えない。

今日まさにあったことなのだが、見事に咲いた桜を背景に集合写真を撮ろうとしているグループをいくつか見かけた。全員で写真撮りたいだろうな、、という葛藤があったという言い訳をもってしてでも不自然すぎるほどのガン見をかましながら、これまた葛藤しつつのスローペース闊歩をかまして通り過ぎた。ガン見&スロー闊歩は不審者以外の何物でもない。通報されなくてよかった。

なぜ言えなかったのだろう。確かに別に困っているわけでもないし、言われたくない人も中にはいるだろうから必ずしも親切とは言えないかもしれない。でも、そういう深読みがまた私を理想の私から遠ざけていく。

私は怒られることが怖い。嫌われることが怖い。それならば、面白くないけれど、嫌われも怒られもしない行動をしようという意識が骨の髄まで沁み沁みなんだ。

理想と現実の乖離がすごすぎて現実の自分を嫌いになる。でもそんなに自分をいじめちゃダメだよね。

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