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マッチングアプリで出会った男達〜埠頭肩揺さぶり編・後編〜

やっぱnoteをホタクリ回してしまう。
ほろ酔いの勢いで後編を書こう。

前回までのあらすじ…
マッチングアプリで出会った面白くない男とびっくりドンキーで面白くない晩餐を終えた私。
早く帰りたいと思っているのに誘いを断れずこのままドライブへ行くことに。


どういう流れでドライブすることになったかよく分からないが車を走らせ彼がたどり着いた先は博多埠頭。雰囲気は抜群だ。

しかし私は雰囲気に流されることもなく、ひたすら家に帰りたかった。

とりあえず相手の話に適当に相槌を打ちつつベイサイドを歩いた。
等間隔に並んだフットライトの温かい灯りが水面に映ってゆらゆらと揺れてとても綺麗だった。
上手い男はこういうときに自然と手を握ってきたり抱き寄せてキスをしたりするんだろう。
そして私もそういう男が作り出す雰囲気に流され、あれよあれよと抱かれてしまうタイプの女だ。

しかし彼は違った。

確か普段お酒飲むんですか?
みたいな事を聞かれたので
『はい。嗜む程度ですが。』なんて当たり障りのない回答をした。

すると彼は私の正面に立ち、両手で私の両肩を掴んだ。
『そんな事言って〜(笑)たくさん飲むんじゃないですか〜?(笑)』
と言いながら掴んだ私の両肩を前後に激しく揺さぶってきた。

あれだ。意識ない人にやるやつだ。
怖い。怖すぎる。私は意識あるぞ。

むしろあまりにも常軌を逸した行動に意識を失いそうだった。

そこからどんな会話をしたかなんて覚えていない。
ただ本当に帰りたかった。

とりあえず家の近くまで送ってもらった。
『まだもう少し一緒にいたいですね(笑)なんてね(笑)』みたいな事を言われて本当に怖かった。

てか本当にしゃべるとき(笑)がついてるような話し方だった。あれ苦手なんですよね。
なんも面白くねーわと、、、

もちろんこの日以降彼には一度も会っていません。

元気にしてるのでしょうか。

なんかオチがない感じになってしまいましたが、両肩を掴んで揺さぶる男は後にも先にも彼だけでした。

皆さん。夜の埠頭には気をつけてね。

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