草刈りは瞑想？

今日も今日とて早起きして、草刈りに精を出してきました。
6時前から7時過ぎまで、だいたい1時間。
7時過ぎると暑くなるので、最近はこんなペースです。

この頃、ネットで「早朝の草刈り機の音が迷惑」という記事を見て、
「そっか...」って思いました。
確かに家が近くにあるところでは、大きな音は困りますね。
でも、日中はとんでもなく暑いし、夕方は蚊が出る、となると、
できるのは早朝しかない事情もある。

今は、いろんなところで分断が起こっていて、「お互い様」では済まないところがここにも出ているのかもしれない、と思いました。

うちの畑の近くに家は少ないけれど、何件かは隣接しています。
気を付けたいと思います。

今日は、鎌で手刈りしました。
エンジン式の草刈り機もあるけれど、家人が「一人でするのは危ないからやめて」というので、一人の時は手鎌です。
彼に言わせると、「年間何人かは草刈りで死ぬんだゾ」ってことらしく。
確かに私は用心深い方ではないので、「そうだね」って納得しています。

用心深くない、といえば、昨日は、ポケットに入れていた車のカギを
畑の中に、落っことしてしまいました。
「さて、帰るか」と車に戻ったら、カギがなくって超パニック！
草ボーボーの畑に落としたカギが見つかる気がせず、「終わった…」と青くなりましたが、なんと、奇跡的に畝のそばに落ちているのを見つけました。
思わず「神様、ありがとう」って言っちゃった。
ある人が、「日頃の行いがいいんじゃない」って言ってくれて、
「そうかも」と悦に入っています。
とはいえ、二度とファスナーのないポケットに車のカギは入れません。

話はそれましたが、草刈り。

手鎌でぼつぼつ刈っていると、隣の田んぼの持ち主さんが見回りにきて、
「手でやってるのー？」と驚かれました。
草を生やしてしまうことは近隣の方には迷惑なことなので、お断りを言ったところ、「いいよ、いいよ、境のところは一緒に刈ってあげるよ」と
なんとも優しい言葉をいただきました。
はいつくばって手刈りしているのを見て、同情してもらったかしら？（笑）
怒っておられないかなーと思っていたのに、ありがたいことでした。

達成感あるけど、全体で見たらほんのちょっと

今日刈れたのが、5メートル四方くらいかな。
刈ったというか、高いのを倒したくらいのざっくりした刈り方ですが。

たいへんそうに聞こえるけれど、今のところ、きついとか嫌だなって気持ちはないです。
やらされているわけではないし、期限もノルマもないから。
この畑はひろいから「まだまだだなー」とか「あとどれくらいかなー」と思ってしまうときついので、そういうことも考えないようにしています。

今日できるだけの範囲を粛々とやるだけ。
ある意味、瞑想やマインドフルネスに近いと言ったら言い過ぎ？
そういえば、淡々と草をとるのが好きと言っていた友人がいたのを思い出しました。いろいろ考えすぎるときに、単純作業は心を真っ白にするのに良いですね。草刈りは自然の中でするから、それもいいのかな。

それと、畑の中を歩いたり、しゃがんだり立ったりするのが地味に筋肉に効いていて、それもうれしい効果です。
下手したら暑くて部屋の中でじっとしているばかりになってしまうこの頃、
外で体を動かす機会を与えてもらっているって思うと、それもありがたい。

それもこれも、なんの義務もしばりもなく農作業（とも言えない）ができる立場だからのことです。そうは言ってられなくなる時がくるでしょうか。
今はただ、自分にできることだけ、先のことを考えすぎず、続けてみようと思います。