ラズパイをいじる① 購入とセットアップ
Amazon Echoが届いた。前回の記事を書いてから3ヶ月以上経っていて、完全に忘れていた隙を突いて招待がやってきたので、びっくりして注文してしまった。
IoTやったるで〜〜〜って感じでセットアップしていたのだが、Google Homeのときと同じではつまらん(そもそも大したことしてないし)、せっかくならRaspberry Piとやらをいじってみようではないかと思い立った。この記事ではメモがてら、購入から初期セットアップまでを書く。Echoについてはまた別に書くかもしれない。
選ぶ
Raspberry Pi(ラズパイ)という名前はよく聞くが、いじったことはない。一口にラズパイといってもいろいろあるらしいので、何を買えばいいのかよくわからない。よくわからないので
1. なるべく新しいもの
2. そこそこ安いもの
という条件で選んでみた。結果、Raspberry Pi Zero WHというモデルに買うことにした。基本的な入出力と無線の機能がついていればとりあえずは大丈夫かなと思う。初心者にもかかわらず、なにかとスペックに惑わされがちな人間なので、こういうときはシンプルな構成から試すのが良い。
思い立ったが吉日で、桜も咲いたので、散歩がてら秋葉原まで買いに出かけた。買った店とブツは以下。
Raspberry Pi Zero WH(ケース付き):秋月電子通商秋葉原店
microSD 16GB:あきばお~
HDMIケーブル(HDMI - mini HDMI):あきばお〜
ググるとキーボードとマウスも必要と書いてあったりするのだが、後述のように無線LANでSSH接続して使えばいいやと思ったので、買わなかった。そうなるとHDMIもいらんのだけれど。以上でだいたい4,000円也。
セットアップ
帰宅してセットアップを開始する。セットアップについてはやはり先人がたくさん資料を残してくれているので、ググる。
OSのダウンロードとインストール
ラズパイのOSといえばRASPBIANだそう。というわけでダウンロードする。
https://www.raspberrypi.org/downloads/raspbian/
SSH接続して操作するつもりなので、CLI版のRASPBIAN STRETCH LITEをダウンロード。Torrentでダウンロードした。ちゃんとダウンロードできてることを確認するためにはハッシュ値を確認するとよい、とのこと。ダウンロードリンクの下に書いてあるこれ。
SHA-256:d58b4bd15e53380b8627df49b26ff7ccd80fc5d424a5cafe48a83fee58fc7047
$ shasum -a 256 2018-03-13-raspbian-stretch-lite.zip
d58b4bd15e53380b8627df49b26ff7ccd80fc5d424a5cafe48a83fee58fc7047 2018-03-13-raspbian-stretch-lite.zip
Good.
続いてmicroSDにインストールする。の前にフォーマット。Macなのでディスクユーティリティを使えば良い。MS-DOS(FAT)にする。
ちなみに一度失敗してmicroSDを初期化しようとしたのだが、バグってフォーマットがうまくいかなかった。その時は以下のようにした
$ diskutil list # 接続されてるvolumeの確認
/dev/disk5 (internal, physical): # これがmicroSD
$ diskutil eraseDisk MS-DOS 名前 /dev/disk5
これでちゃんとフォーマットができた。間違えて別のHDDなどを消さないよう注意。
フォーマットができたら、OSをインストールする。
$ cd ~/Downloads
$ unzip 2018-03-13-raspbian-stretch-lite.zip
inflating: 2018-03-13-raspbian-stretch-lite.img
$ sudo dd bs=1m if=2018-03-13-raspbian-stretch-lite.img of=/dev/rdisk5
1772+0 records in
1772+0 records out
1858076672 bytes transferred in 100.492878 secs (18489635 bytes/sec)
黒い画面でやっているが、別に解凍ぐらいはマウスポチで問題ないと思う。これでインストールが完了…らしい。
無線LAN接続とSSH接続の許可
つづいて無線LAN接続の設定をする。SSHの接続も合わせて、こちらにお世話になった。
Raspberry Pi zero W のヘッドレスインストール(キーボードやマウスなしでRaspbianをインストールする方法) │ ラズパイダ
https://raspida.com/headless-install2pi0w
/Volumes/boot
これがOSをインストールしたmicroSDなので、こちらに無線LANの設定ファイルを置く。
$ cd /Volumes/boot
$ vim wpa_supplicant.conf
# wpa_supplicant.conf
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
country=JP
network={
ssid="SSID"
psk=hogehogehogehogehogehogehogehogehogehogehoge
key_mgmt=WPA-PSK
}
参考サイトにあるように、pskは暗号化されたパスワードを置く必要があるのだが、手っ取り早く暗号化できる環境がなかったので、"平文"で書いたらふつうに通った…(のちほどちゃんと暗号化した)。
SSHを許可するようにするためにはsshというファイルを置く。
$ touch /Volumes/boot/ssh
ここまでやって、microSDをラズパイに挿す。そしてmicroUSBで電源に接続すると、緑のLEDが点灯して起動する。完了して、上記の設定がうまくいっていれば、無線LANに接続してくれて、SSHで接続ができる。
$ ssh pi@raspberrypi.local
pi@raspberrypi:~ $
( ◜◡◝ )
インストール成功✌
初期設定
初期設定は以下を参考にした。
Raspberry Pi 初期セキュリティ設定など – 屋根裏Linux
http://wings2fly.jp/yaneura/raspberry-pi-first-security-setting/
Raspberry Pi の初期設定(RASPBIAN JESSIE WITH DESKTOP) │ ラズパイダ
https://raspida.com/firstboot_raspbian
セキュリティの設定などはラズパイに限らずサーバーを立てるときのごくごく基本的なやつだが、復習がてらやった。そのあたりは割愛。
もろもろのアップデート
pi@raspberrypi:~ $ sudo apt-get update
pi@raspberrypi:~ $ sudo apt-get upgrade
pi@raspberrypi:~ $ sudo rpi-update # Raspberry Piファームウェアのアップデート
エディタがきつかったので、vimを入れた。
pi@raspberrypi:~ $ sudo apt-get install vim
OSの設定はraspi-configでやる。
pi@raspberrypi:~ $ sudo raspi-config
rootパーティションの拡張をしたり、地域設定などを行う。このあたりも割愛する。割愛しすぎでは?
これで最低限のセットアップは完了。…完了したのか? すべてが謎に包まれている。
さて、このあとは何をしようかなというところだが、やはりスマートスピーカーと連携させてあれこれしてみたいので、まずはこちらを目標にやってみることにする。
Google Homeに話しかけてPS4を操作してみる - Qiita
https://qiita.com/miso_develop/items/0175c5f45a1e90464234
続きは次回。gitとnodeのインストールからやっていく。