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「お前」についてどう思いますか?

今日は「お前」という言葉について書きたいと思います。

みなさんは「お前」という呼び方を使いますか?
僕は大学生になってからものすごく使うようになったと思います。

「お前」という呼び方の起源を辿ると、

お前
主に男性が同輩に使ったり、男性や女性が目下の親族(息子、娘、孫、弟、妹など)に使う。元々は尊敬語であった(御前)。現代ではぞんざいな言い方と受け取られる場合がある(Wikipediaより引用)

とされています。これは「貴様」と同様で本来であれば敬意を持った呼称であるのだが、現在では見下しているような言い表しと受け取られ、使っている側も見下しの意味を込めて使っている場合もあると言えるでしょう。

男子校生活が長かった分「お前」という呼称に対して別段深く考えたことがなかった(実際先生も日常会話の中ではお前呼びがあったりしたため)が大学生になり、日常のふとした瞬間に「お前」と呼んでしまったなと意識するようになりました。
おそらく悪意なく使ってしまっていることが「お前」呼びを引き起こしている原因なのだと思います。これは子どもが「からかい」のつもりが大事になってしまったというものに通ずるものがあるのではないかと思います。

教育の道へ従事する僕たちが正しい日本語を使えるようにしていかなければ、僕ら世代より多感な子どもたちに不快感や誤った知識を講じてしまいかねないと言えます。

先述したように「お前」という呼び方によって不快を感じる人も一定数いると思います。これには悪意の有無関係なく「お前」という言葉自体が嫌なニュアンスを持っている言葉と捉えているためと考えられるでしょう。

「お前」呼びが良いか悪いかを考えることは、正しい意味で日本語を使っているかを考える良い機会だと思います。これを機に普段何気なく使っている言葉の語源や本来の意味を検索してみてはいかかでしょうか?意外にも誤った使い方をした日本語は多いかもしれません。
ご高覧いただきありがとうございます。

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