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あの大人気「チェンソー型武器玩具」が来てくれたぜ！！！！！！【#03】

朱上 言（すがみ げん）


こんにちは。
朱上言です。


武器玩具の楽しさ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！


最高よな。



作品を問わず、
毎年大量に発売される武器玩具。

どうしても変身アイテムのオマケ程度に捉えられがちだが、
「武器」というなんでもありの広い定義のため、ベルトやブレスなんかの「変身アイテム然としたモチーフ」に比べると個性的なものが生まれやすいのが特有の面白さであろう。


その幅は単純な剣や銃だけにとどまらない多種多様なものであり、
顔面が付いた剣やギター風の斧、明らかに建設現場っぽいドリルなど様々なびっくりデザインが生まれているのだ。


また、シンプルゆえに劇中で効果的に描かれることで化けるというのも興味深い点であり、
「劇場版でメイン級の描かれ方をしたサウザンドジャッカー」「ガッチャードデイブレイクの活躍により露出が増えたガッチャートルネード」のように、玩具としてはいまいちパッとしなくとも、その描写によって魅力を増すものも多数存在する。

「劇中での活躍で注目を浴びた武器玩具」といえば、直近だと例のチェンソー型剣武器を思い浮かべる人も多いだろう。


そんな武器玩具の中でも、今回は特にパンチのある

あのチェンソー型アイテム

を紹介していこうと思う。


そう、





定価3000円台で…











発光なしのボタン電池式で……











スライド操作でブンブンとアクションする………











チェンソー型の剣玩具…………！











そう…………！！！！！！！！






















DXモサブレードである。













D     X     モ     サ     ブ     レ     ー     ド     で     あ     る










どうした！

そんな付け合わせのミックスベジタブルを見るような目で見やがって！

忘れちまったのかよ！

モサブレードだよ！！！！！！！！！！！






……ゾンビブレイカーを期待して開いてくれた読者の方には申し訳ないが、こいつも意外と面白い武器玩具なんだぜ？

そして必ずしも完全に無関係ってわけじゃないんだ……。








DXモサブレード

2019年6月22日 発売
定価3520円（税込）


騎士竜戦隊リュウソウジャーにおける追加戦士、リュウソウゴールドの使う剣武器である。


このアイテムには変身機能はなく、あくまで武器としての遊びのみ可能な玩具となっている。

というのも、メインの変身アイテムであるDXモサチェンジャーは単体だと遊びが「変身」「強竜装」「各モードでの通常射撃遊び」に限られており、

（※必殺技はできないけどこれもめちゃくちゃ面白い玩具だよ！）

リュウソウゴールド関係の玩具で必殺技を行うにはモサブレード単体でのリュウソウル連動を行うか、両者を合体してモサブレイカーとしての連動音声を発動させる必要があるのだ。


そのため、モサブレードはリュウソウゴールド玩具における近接攻撃周りの要素を全て担っているアイテムと言って差し支えないだろう。




それを如実に表すようなこの凶悪な佇まい。

そう、冒頭にも言ったようにチェンソーを模したかのようなデザインとなっている。


ちなみに、単体でも必殺技遊びができるようにリュウソウルが1つ付属しており、

それが

マワリソウルだ。

（記事を書くために出してこようとしたのだが、何処にしまったかマジでわからなくなってしまって見つけられなかった。クソ萎える。）

これはマジの余談なのだが、
コイツは『武器付属な上にガシャや食玩での再録が一切無い』という境遇のため通常の本編登場リュウソウルの中ではかなり入手のハードルが高かったりする。

なんなら僕はこれを手に入れるために無理やりモサブレードを買った。
結果おもろいから良かったけど…！

こういうのあるよな…！！！！！！

コレクションアイテムってさ……！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！


一応ゾンビブレイカーと比較してみる。

「チェンソー」としてのアプローチが違いすぎて面白い

ブレイカーはそこまで飛び抜けてデカい武器ではないのだが、それと比べてこのサイズ差なのでかなり小柄なことが伝わるだろう。

ただ、モサブレードはそもそも劇中でかなりコンパクトなサイズのためそこまで気にならないのが利点だ。

プロップの時点で短剣やナイフのようなイメージ。


音声も確認していこう。


この手の武器玩具によくある「ボタン電池式で電源スイッチもない」という仕様のため起動音が存在しないのだが、トリガーを長押しすることによって「モサブレード！」と名乗ってくれる地味に嬉しい機能が搭載されている。

リセットボタンの操作で起動音が鳴らせる玩具はよくあるが、長押しという簡単な操作で発動できるのはかなり珍しいのではなかろうか。

通常攻撃音は見た目に反してスマートで鋭いものとなっている。
僕はこういうタイプの剣戟音が一番好き。


そしてなによりのメインギミック。

刃部分の可動である。

レバーを引き上げることによって駆動音が鳴り、1動作で刃部分が2往復する。

レバーの操作後にトリガーを引くことによって強攻撃音が発動。
トリガー音声はレバーの操作回数に関わらず1種類である。



これ、めちゃくちゃおもろい。
ゾンビブレイカーの振動ギミックとはまた違った角度で「チェンソー」を表現している。
刃自体が激しく可動するのでリアリティがあるし、なによりレバーを引く動きがスターターを引っ張って起動させるチェンソーそのものといった感じで楽しい。


また、動画の最後にあるようにランダムで「ハラペーッコ！」と隠し音声が発動する。
リュウソウはこういう遊び心のある音声が多くてすごい好き。



さらに、リュウソウルをセットして必殺技。

「来る！来る！来る！来る！どんと来る！」

と、レバーの操作に合わせてパワー系の貞子みたいな口上が鳴り必殺技が発動する。

しかしすごい音声だ……何に掛けてある言葉なのかもよくわからない。
付属のリュウソウルがマワリソウルだし、『くるくる』で回転なのか？（チェンソーの刃の回転？）

目の部分がけものフレンズすぎて面白い。

よくわからないがとにかくパンチはある。間違いない。


発動シークエンスがDXリュウソウケンの「リュウ！ソウ！そう！そう！この感じ！」を踏襲したリズムとなっているのに加え、こちらでは一連の操作に先述のチェンソーギミックを伴うので、リュウソウケンのような発光や個別認識こそないものの（必殺技遊びにおいては）負けず劣らずの派手さを誇っていると言えるだろう。


ちなみにこの状態でも長押しギミックがあり、

リュウソウル装填状態でトリガーを長押しすると「ごちソウルさまでした！」とセリフが流れ爆発音が鳴る。
なんか楽しいし可愛い。嫌いじゃないぜ。




そして先述の通り、別売りのDXモサチェンジャーと合体することにより必殺武器「モサブレイカー」となり、連動音声を発動することができる。

スーパー戦隊特有の「それ意味ある？」みたいな合体武器だ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！

これこれこれェ↑！！！！！！！！！！！！！！！！！

たまんないぜ！！！！

モサチェンジャー側に認識スイッチがあり、一連の音声はすべてチェンジャー側から流れている。

そのため、モサブレイカー状態でも先ほどのリュウソウル連動必殺を鳴らすことが可能だ。
合体武器はこういうオリジナル遊びも楽しい。オージャカリバーの薙刀モードでキングズウエポン側の必殺音を鳴らすとか……「2つ以上のアイテムを組み合わせている」が故の自由度こそがロマンだ。


と、一連の遊びはこんな感じ。

「3000円くらいで買える武器玩具」としてはかなり綺麗にまとまっている、よくできた玩具だ。






と、ここまでまっとうに紹介してきたが、

「あれ…？」と違和感を持った人はいるだろうか？


仮面ライダーのオタク、特にギーツ玩具を熱心に集めていた人からすると引っかかる部分があったかもしれない。



それがこの待機音だ。





なんか聞いたことあるな……？












なんだっけ…？








このメロディ…。













あ〜〜〜〜〜！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！











これじゃん！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！



そう、モサブレードの待機音は何故かキングオージャーレイズバックルの個別音声に流用されているのだ。

マジでなんで？？？？？？？ほんっっっっとになんで？？？？？？？？？？？？？


あろうことかデザイアドライバーに「なんか戦隊っぽい音声の代表」としてこの待機音が使われているわけだ。

確かにマイナー気味だけどクセがなく派手な音声ではあるけど…あるけども…！



え？

ってことは

ゾンビブレイカーとモサブレードって三親等以内の親戚なの！？！？！？！？！？！？！？！？！？！？！？！？！？！？！？！？！？！？！？！？

（なにが？？？？？？？？）


実はモサブレードはゾンビブレイカーとも全く無関係ではないのだ。

こういう「玩具同士の変な血脈」に気づくとめちゃくちゃ面白い。
リデコなんかもそうだが、音声にもこのような繋がりが隠れているパターンもある。


今回はこういう引っ掛かりをいいことにDXモサブレードの認知度を上げてやろうという記事だったわけだぜ。

すっかりしてやられたな！！！！！！！！！！！

影が薄い玩具にも意外な魅力があるので、「そういえばあんな玩具あったな」と思い出してみたり、リサイクルショップで見かけたあんまり知らない玩具について調べてみるのも楽しいだろう。

ひろがれ！マイナー玩具の輪！





ということで、今回の記事はここまで。
「ゾンビブレイカーで釣って勝手にモサブレードの話をする」という横暴がやりたかっただけなので大満足だぜ。



ここまで読んでいただいてありがとうございました！
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（ここでもマイナー武器玩具の話してんな……）


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