過去のケーススタディから現代の鏡とするのが歴史。
各方面から情報を集めていると台湾有事がリアルに語られている。
時期は2025年になるというのが大型の予測。
自衛隊のシミュレーション、カナダ外交官筋、中国政治分析の観点から妥当という見方。
政治組織として独裁体制に固められ、意思決定が阻害できない状態になっているとのこと。そして軍事委員会の人選が対南方海域に強い抜擢がなされている。
一方で国内不安も高まっている。大卒の失業率は公式には20%。これは40%程度と見た方が良い。この雇用対策として人民解放軍に向かっている。中国でも厭戦意識は高いが、若者はコントロールしやすい。
歴史的に見ると中国は侵略意図を外交では止められない。また、上の世代が言っていた反帝国主義としての共産主義のような位置付けは(昔から)かけらもない。中越戦争はアメリカがベトナム戦争から撤退すると決め、力の空白地帯ができたところに攻め込んだ。
理由は
①侵略できそうだから
②国内の政敵を派兵して潰せるから
③国内不満を反らせるから
この辺りは普遍の原理と言える。
中国は実は海外のことよりも国内事情の優先順位が高い。また多様性が高いので独裁以外コントロールできない。その分裏では不満も多く、一枚岩では全くない。
香港は英国植民地だったので取り返す正当性はある(現政権が、ではない)。
台湾については初めからどこにもない。
国民党政府が逃げ込んだが清朝の時を持ち出すには無理がある。
満州民族王朝だった清朝は民族的にも別の国だった。現中国がチベット、ウイグル、モンゴル、台湾など周辺諸国を中国と主張するのは、大英帝国に支配されていたインドが、
「カナダ、オーストラリアはインドだ」
と主張するようなものである。
軍事力と情報統制によってのみ成り立っている。
台湾有事=日本有事なので、党内で是非なんとか止めてほしい。日中両国にとっていいことは何もないのだから。
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