デフォルト危機

最近EU圏での中央銀行が今の体制維持が困難という記事が出始めている。
オランダ中央銀行はEU県内でも中規模の国は現在の金融体制維持不能、お手上げという状態だという。金ベースの金融体制移行を示唆している。

https://thegoldobserver.substack.com/p/dutch-central-bank-admits-it-has

欧州は日本よりも身近に戦争経済を体験していることだろう。
ウクライナ戦争に始まり、原油、小麦の高騰などに耐えられない状態から、中東での戦争の開始。
第3次世界大戦の火ぶたは切って落とされているといってもいい負のスパイラルに突入し始めている。
 ここではやはりゴールドによる裏付けが求められる。戦争経済になると紙幣が紙切れになるため、信用できる価値はゴールドになる。既に十分高騰しているが、ロシア、中国もアフリカからゴールドを採掘しまくっており、だいぶ前から戦争経済体制を整えて行っている。
 戦時を予測するためには金価格を見るのが良いと言われているが、実際にこの10年で高騰してきている。

1978年からの推移

グラフを見ると直近2019年、コロナ開始時期から圧倒的に上昇してきている。海外価格の方が跳ねているが、日本国内でも少なくても2倍になっている。投資としてのゴールドの推移は10~20年単位になるため利益を出したい投資家にとってはあまりいいものではない。しかしロングテールリスク、中長期的に起こる戦争というリスクに対してかように反応する。
資産運用においてはいざというときにしか機能しないので「お守り」と呼ばれるが、それが発動する時代、それは不幸な時代でもある。

各国が金保有を強めている。もう戦時に備えるには遅いかもしれない。しかし個々人も国も、食料、資産防衛、武備など、必要な要素を押さえる必要がある。


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