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ぶっちゃけロックは馬鹿ばっか

私は中2の頃から銀杏BOYZが大好きです。

峯田さんはなんて素敵な歌を、詩を作るんだろう〜って思ったり、初めて出会った刺激的な歌たちに圧倒されて、なんかちょっと違う自分になれた気がしたり、人と違うんやアタシは!って気持ちになったりしてました。

そこまでは良かったんです。ただただ純粋に銀杏BOYZのうたが大好き!って気持ちだけだったんです。でも、いつでしたっけ、アタシは絶対「あの娘」タイプな女の子じゃないな〜って気づいちゃった。そんな日がありました。

まず、ビジュアルから全然違う。私にとって、「あの娘」って言うのは、川島小鳥さんが撮る、銀杏BOYZのジャケット写真に写っているような女の子なんですよ。アタシ全然そういうタイプじゃないんだよネ。化粧しやな可愛くないし、そういう天然の可愛さみたいなものがまるでない。

あと、ミステリアスさとか全然ない。寂しそうな感じとか全然漂ってないし。普通に毎日呑気に楽しそうに生きてるから、いつまで経ってもあの娘になれないんだす。悲しい。

でもね、いたんですよ。てかいるんです。あの娘って感じの子が。私の友達に。

容姿というか、その子、雰囲気も含めてすっごく可愛いんですよ。本当に天使みたい。髪の毛がフワフワで柔らかくて、肌の色はあんまり白くなくて、まつ毛が長い。着てる服も、いつも可愛いな〜似合ってるな〜って思ってた。

私その子のこと大好きで、一時は恋かな?みたいな時期もありました。その子のこと思い浮かべて銀杏BOYZを聴いて泣いちゃった日なんかもありました。
“再生ボタン 押したとたん 君はうたとひとつ”
↑ナイトライダーの歌詞です。
これ聴いた時感動した。ラブソングを聴きながら好きな子を思い浮かべてる時、うたとその子はひとつになってるんだよね。最高。
その女の子は、なんか知らぬ間にsuicideしちゃってそうな、ちょっと危なっかしい感じの子でした。霊感あって、なんかそういうところも神聖な感じがして、霊感は怖いので羨ましくはないけど、なんかいいな〜みたいな。てかマジ、「あの娘」すぎるやろ!!って思ってた。今もやけど。

この間久しぶりにその子と遊んだら、彼氏ができてた。別に私はその子に恋しているわけじゃないからさ、オメデト〜!って感じやったんやけど、その彼氏は、彼女の魅力を最大限わかっているのか!?怒 って感じの感情になってしまいました。嫉妬なのかな。わかんねェ。

中2の冬、その子に銀杏BOYZを聴かせたんです。エンジェルベイビーを聴かせました。なんかすごい聴いて欲しかったんだよね。私の感性も見て欲しかった。(ファッションとして聴いてる訳ではないけれど)

その子、思ったよりずっと銀杏BOYZにハマってくれて、スゴク嬉しかった。私がおすすめした音楽いつも聴いてくれて、好きって言ったりしてくれてる。彼女の恋人じゃない私は、彼女が恋人に見せる顔を知ることはできないから、その時点で彼女の魅力を知るということにおいて、彼女の恋人には圧倒的に負けているのかもしれない。

そんな悔しさを日々感じつつ、今日も銀杏BOYZを聴いた。
“もしも君が泣くならば 僕も泣く”

私は銀杏BOYZがうたう「あの娘」にはなれないから、あの娘を想う人間として生きる〜。ロックでしょ。

彼女はきっと、私が自分を想って銀杏BOYZを聴いたりしてるなんて思ってないんやろうな。彼女もきっと銀杏BOYZ側の人間として銀杏BOYZを聴いていると思うから。

あの子はすごく可愛くて天使だけれど、クラスの男子とかが、 
「(彼女の名前)って普通に可愛いよなw」
とか話してたらスゴいムカつく。勝手な自分の我儘ではあるけど、そう言うアホみたいな男子に可愛いって思われるのはなんか腹立つ!!表面上しか見てないんでしょ〜!って思う。「普通に」って言葉もスゴい嫌。特別です。

この間彼女が、「私、(私の名前)が教えてくれた音楽に影響されてるよ〜」って言ってくれた。
私は彼女の特別にはなれないと思うけれど、音楽で爪痕残せたなら最高だわ!!と思った。

一時期死ぬほど聴いてた音楽とかって、久しぶりに聴いたらその時の思い出とか蘇るやん。だからさ、彼女が銀杏BOYZを聴いて、なんで聴いてるんやろってなった時に最終的に思い出すのは私のことだと思うの。多分。それってすごく最高!!

って感じのことを最近考えてました。

スゴい話逸れちゃったし、いっぱい書いちゃった。もしここまで読んでくれた人がいたなら、本当にありがとうございます。また読みにきてくださいね。



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