見出し画像

楽器専門店の中心でプロ意識を叫ぶ

■楽器専門店という怖いところに足を踏み入れてしまう

ちょっと野暮用で、ここへきてエレキギターが必要になりまして。
色々調べてたんですが、何しろ小学校の時のたて笛くらいしかまともに扱えたことが無いような人間なので、楽器はさっぱりでゼロから勉強です。

で、いざ出陣!と「楽器店」で検索して行ったショッピングモールの中のお店はサッパリ手応えがなく、目が泳いだまま出てきちゃいました。なんというか、もやがかかっている道のようで、足元がおぼつかなく、知りたい情報に延々とたどり着けない感覚です。

そこで諦め半分で、比較的近くの老舗の楽器専門店さん(ここ浜松はYAMAHAのお膝元で割と楽器店があります)に行ってみました。

雰囲気がやや暗め、いかにもミュージシャン御用達みたいな感じで、奥から恐らく誰か練習中なのか、エレキギターの音が漏れ聞こえてきます。
暗闇で急にラップバトルを仕掛けられないかとビビリながらウロウロしていたところ、親切な若い店員さんが声を掛けてくれて、その後色々詳しく伺うことができました(念のためリンク載せときます)。

ネットで得た知識だけのこちらの不安や質問に対して、きちんと専門店としての自信のある答えをくれるので、とても納得しやすかったです。

「中古楽器」とありますが、普通に新品の楽器を置いてますし、むしろ中古品より新品の方が多いかもと思いました。奥にはちゃんとしたスタジオもあって、そこで外国人の方が数名練習されていたようです。
雑多な雰囲気の中に専門店らしさが濃く漂っており、これぞ老舗楽器店というとても雰囲気の良いお店でした。

チェーン店のように「誰にも認知されている」お店がなかなか見つからないジャンルでは、普通に偶然良いお店に出会うのはなかなか難しいものです。

それが全く不案内なジャンルのお店ともなればなおさらで、偶然とはいえとても助かりました。さすがプロのお店です。本当にありがとうございました。

■ただの陳列棚になってませんか(自問)

その後ふと思うわけですが、模型用のツールやマテリアルというジャンルに関して。

普通に商品が爆発的に増えた昨今、不安なのは自店が「ホームセンター化してないか」ということです。

ホームセンターというのはひたすら物量で押してきますが、どの商品も同じ陳列で、ツールも見ただけでは違いが全く分かりません。
その溢れる物の中をまさしく「闇雲」に探しても、自分が必要なものにはなかなかたどり着けません。

その点、先程の老舗楽器店さんは非常に分かりやすかったわけです。
モールの中のショップと比べて、情報密度というか、掘り下げた時の「手応え」が違う。より、自分の知りたい情報に近いものを持っているだろう、専門店としての懐の深さを感じるわけです。

ジャンルは違えど、同じ専門店として15年ほど運営を続けているGPARTSも当然、十分「プロ」でなければならないわけですが、果たしてどうみられているのか。

もちろん扱う製品には十分な注意を払い、商品説明を可能な限り分かりやすく、かつ詳しく書くことや、使う方のことを考えた商品画像を掲載することなどを心がけていますが、当然完全とは言い難い部分もあります。

シャインブレード ウルトマの使用画像

このシャインブレード ウルトマは、一度使うと感動する使用感ですが、初めから完成度の高い模型を組み立てるだけなら明らかにオーバースペックなツールです。

ヘッダーの画像は最近追加した「磁気スイッチ付LEDモジュール(リード線仕様)」という新しい製品ですが、これに関しては実際に使用してみて、できるだけ商品ページに反映させるようにしましたが、模型においての「LED工作」ってそもそもかなりハードルが高いんです。

ところがこの製品は、全て配線済みで必要なのは電池と磁石だけ。

電池をセットし、磁石を近づけるとスイッチが入って点灯する仕組みなので、多少キットを弄る度胸さえあれば誰にでも扱えます。

それでも、LED工作って聞くだけで不案内な方は怖い。
ちゃんと勉強しないと、って思っちゃう。難しいなら無理してやらない様にしよう、なんて思っちゃうわけです。

それがユーザー心理なんです。
果たして、そういった不安にどれくらい向き合えているか。

時折こういった不案内なジャンルのことをゼロから勉強して、足を踏み入れたことのない専門店に、おっかなびっくり首を突っ込んでみるというのも、自分にとってはまだまだいい刺激になるな、と感じた今日この頃です。

…Unsure, but no worries!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?