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動力パイプのパーティングライン綺麗に処理する問題(2)

■まだ他にもあった解決策

前回、様々なヤスリを使った動力パイプのパーティングライン処理の方法を比較検証してみたわけですが、あんまり面白い結果にはなりませんでした。スミマセン 笑

ところが、1週間で事態が急変。

スピーダーバイクに乗るスカウトトルーパーの派手な合わせ目のスキマ処理用の接着剤パテを乾燥させて、それをゴリゴリ金属ヤスリで削っていたところ、割と派手な合わせ目に有効な研磨ツールを思い出しました。

そうでした、これは曲面の合わせ目やパーティングラインの処理にも有効でした。

というのは、このRASERシリーズは、ゲートのようにパーツ表面から突き出た箇所だけを削るのに特化しており、曲面に当てても丸い部分を平面にしてしまうリスクが少なく、しかも削った跡がピカピカになるという特性があるんですね。

■念のため目立たない箇所でテスト

早速これでトルーパーのアーマーの合わせ目を部分的に処理してみました。

RASERはプラの毛羽立ちを抑えて表面をツルツルにできる

これです。上の画像のRASER処理箇所以外は、様々なヤスリを並行使用しているので、まぁまぁ傷がついていたり毛羽立ってたりします。ところが、RASERで処理した箇所は、見る角度によっては反射するほどツルツル

そんなわけで幸運なことに1本だけ動力パイプが残ってましたので、これをRASERとRASER+(プラス)を使って処理してみましょう。

■動力パイプをRASERとRASER プラスで処理

目立つ動力パイプのパーティングライン

下は処理後が分かりやすいよう、敢えて半分だけ研磨した状態です。

見事、毛羽立ちを抑えてパーティングラインを征服

最後に、埋まっているパイプのひだの谷の処理は、前回も使用した両刃スリ込みヤスリでおこないます。

毛羽立てずに研磨完了

この一連の作業、言葉にするのもツラくなるくらい、たいへん楽でした 笑
初めからこれやっとけば、と激しく後悔。

私のようにあまりに沢山のツールを使ってますと、どのツールがこのシーンで最も適しているかを判断するのがかえって難しくなるんですね(言い訳)。

やはり道具はモデラーというか、人間を作ります。
もっと最適な工具がすぐに頭に浮かぶよう、自分を鍛えなければ。日々精進です。

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