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睡眠時無呼吸症候群~CPAPで快適な眠りを~

こんにちは、こんばんは、ごとうなゆこです。
今回は、睡眠時無呼吸症候群とCPAP(シーパップ)治療についてお話したいと思います。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは


皆様は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)をご存知でしょうか?
近年、テレビで見かけたり話題になったりすることも多いかと思います。

難しそうな名前ですが、簡単に言うと眠っている間に呼吸が何回も止まってしまうものです。
ひと晩に10秒以上の停止が30回以上、もしくは1時間あたり5回以上起こればSASだそうです。

先日も、テレビ番組でお笑いコンビ爆笑問題の太田光さん、奥様で社長の太田光代さんが、ご夫婦で睡眠時無呼吸症候群のため、治療器具であるCPAPを使っているとおっしゃっておりました。

実はかくいう私も、睡眠時無呼吸症候群によりCPAPを使用しております。
もう2年になります……そうかもう2年……月日が経つのは早いものですね(しみじみ)

睡眠時無呼吸症候群に気づいたきっかけ


寝ている間に起こるものですから、自分で気づくのは難しいかもしれません。私も全然気づきませんでした。

成人するまで姉と一緒の部屋でずっと寝ていましたが、姉は横になったら即落ちするタイプ、私は寝る直前まで何かしら読んでいたいタイプで、先に寝たことがなく気づかれることはありませんでした。その後はひとり暮らしで、これまた気づかれることはなく。

初めて指摘されたのは、結婚してからです。
新婚の頃、隣で寝ていた旦那さんが「こ、呼吸が止まってる!?」と驚き、怖くて一睡もできなかったそうで。(その後は慣れて、ちゃんと寝ていた模様。驚かせてすまない……)

それでもずっと心配だったみたいで、事あるごとに「病院に行った方がいい」と言われておりましたが、あまり気にしておらず。
今は亡き父も、寝ている間同じように呼吸が止まり「んがっ!」と息をして……というのを昔からやってたので、わりと普通のことだと思ってたんですね……。

数年後、メディアで睡眠時無呼吸症候群がちらほらと取り上げられるようになり、「絶対コレだから! 病院に相談してみなよ!」と言われるも、うんうんとスルー。

そして2年前ぐらい、あまりにも昼間眠く、寝ても寝ても疲れがとれず。
仕事から帰ってソファに横になると、確実に2時間ぐらいは寝てしまう。
いびきがひどくなり、仰向けに寝ると息苦しい。
今までは横向きに寝ればいびきもかかずラクだったのが、そうでもなくなってきた。
などなど、いろいろと体力的にしんどくなってきたので、そこでやっと重い腰を上げて病院に行ったのでした。

病院へ、まずは検査


SASの治療を行っている病院を探し、相談しに行きました。
昔は一晩病院に泊まってしか検査できなかったものが、今は器具を持ち帰り自宅でできるということもあり、それならばと行ってみたのです。

夜自宅にて、酸素濃度を測る機械を指先にちょんちょんと挟み、鼻に呼吸を測る装置をくっつけて就寝。次の日に病院に持ち込み、見てもらいます。

軽度であれば就寝時マウスピースなどで済むと聞いてましたが、結果は重度。相当止まっていたみたいです。
「うん、CPAP治療を始めましょうねー」と言われました。ううう。

原因と治療


SASの原因として多いのは、「肥満」だそうです。
余分なお肉が気道を塞ぐために起こるのだとか。

次に扁桃腺が大きい、あとは加齢など。お肉がたるんできて、気道を塞ぐらしいです。

もうひとつが骨格。私の場合、これが一番の原因でした。
父譲りの、小さくてつるんとしたアゴ。(むしろアゴがない)
SASになりやすい骨格なのだそうです。
太田夫妻も痩せてますし、私も新婚当時は痩せてたので、骨格でなる方も多いようです。父も痩せ型でした。

(……とはいえ、肥満もあるのかもしれないです……子供産んでからなかなかに増えましたから……。あっひどくなってきたのはさらに加齢もあって……? 三重苦ってヤツでしょうか、とほほ。)

これがCPAPだ!

CPAP本体。加湿機能がついていて、毎晩水を入れておきます
マスクとヘッドギア

これが私の使っているCPAPです。毎晩鼻に装着して眠ります。
呼吸が止まると察知し、空気を送りこんできて無呼吸を防ぎます。

機器の中に携帯電話に近い機械が入っていて、リアルタイムに呼吸ができているか、止まった場合何回かを機器の会社に送ってるんだそうです。(すご!)
その結果を、月に一度病院の定期検診で聞くというシステムになっております。

当初は「こんなのつけたら、気になって眠れないんじゃないか……?」と不安でした。しかし実際やってみると、1日目こそ気になったものの2日目からまったく気にならず、今に至ります。

お医者さんやネットで見る話だと、煩わしくて続けるのが難しい人が多いのだとか。
なので毎月の定期検診で、「使用率100%! すごい!」と大変褒められます。えへへ。

使用してからの生活


もうこれは、大きな声で断言できます。
CPAP治療してよかった!!

使い始めた初日の次の日の朝から、目覚め方が全然違う!
朝はスッキリ、昼はまったく眠くならず体もラク!

もうひとつ治療始めようと思ったきっかけに、「ぐっすりと寝られる快感を味わえる」と聞いたので試しにやってみようかな? というのもありました。
聞いてたとおりでした、
「こんなに気持ちよく寝られたのは、生まれて初めてかもしれない……!」
と感激しました。スッキリー!

いびきもかかなくなったし、何より呼吸が止まることなくぐっすり寝ているらしく、一緒に寝てる旦那さんも安心して喜んでおります。

昼間にうたた寝しなくなったのは、本当に大きいです。
前まではお休みの日は、どんなに早く寝ても午前中いっぱい寝てしまったり、ちょっとゴロンと横になると長時間寝てしまったりと、睡眠でかなりの時間の浪費をしていたので。活動時間が長くなって、本当にうれしいです。

今はもう、これなしでは寝られません。旅行にも持っていきます。
(いびき防止にもなるので、迷惑もかかりません)

治療のデメリット


これはもう単純に、「延々治療費がかかる」です。

CPAPはレンタル機器なので、月に一度定期検診で病院に行き、そのレンタル代を払わねばなりません。大体、一ヶ月約5000円ぐらいです。

そして、SASは病気と言いながらもほぼ治るものではなく。
肥満の場合はダイエット、扁桃腺肥大の場合は手術で改善することもあるようですが、骨格の場合はどうしようもないので、ずっとCPAPを使い続けなくてはいけないという……。

通院当初は、お医者さんに「治らないんでしょうか?」と何度か聞いてみたのですが、上記のような答えでした。そ、そうですよね……骨格じゃあなあ……。

「たった2、3分で終わる診療なのに、通院が面倒」というのもありますが、今私が通っているところはオンライン診療してくれるところなのでこれは無問題。

やはり一番は治療費でしょうか。ひと月5000円だと、
1年で5000円 ✕ 12ヶ月で60000円かかりますから……なかなかですよね……。

CPAPを個人で購入できないか、と調べてみたんですが難しいようです。
機器が数十万するのもありますが、一緒に使用するマスクやチューブなども高いようで。それにやはり、定期検診は必要な模様。

レンタルであれば、機器に不調があれば土日でも営業の方がすっ飛んできて見てくれたり、付属品も急ぎでなければ即宅配便で送付、ちょっとしたことでもすべて交換してくれて安全・清潔に使えます。
5000円も、保険診療での値段なのでこれでもお安いようです。

あ面倒なのは、週に一度マスクやチューブなどをキレイに洗うこと。
ズボラな私としては正直「めんどくさっ!」と思ったりもしますが、清潔に使いたいのでがんばってます。
や、実際はそんなに手間じゃないと思うんですが……どこまでもめんどくさがりなもので……。

それでも使い続ける理由


やはり答えはひとつ。快適に眠れるから!

毎月の治療代良い眠り、天秤にかけてみると圧倒的に眠りの方に傾きます。
毎日のことですし、何より体がラク!

無呼吸症候群は脳に酸素がいかないとか、生活習慣病になりやすいとかいろいろ怖い話もありますが、何よりも! ちゃんと睡眠がとれて、昼間のうたた寝により時間をムダにしなくてよくなったことが、本当にありがたいです。

この先、技術が進んでもっといいCPAPができたり、もっと安く手軽になるとさらにありがたいなー。

もしかしたら、無呼吸症候群?


・長時間睡眠をとっても、やたら眠い
・昼間眠く、横になると長くうたた寝する
・疲労感が続き、疲れがとれない
・大きないびきをかく
・寝ている時に呼吸が止まり、「んがっ」となり目が覚める。
・寝ている時息苦しさを感じたり、むせたりする

眠るのがしんどかったり、よく眠れなかったりした場合。
もしかしたら無呼吸症候群かもしれません。

検査は自宅で簡単にできますし、気軽に受けることができます。
気になったら受診してみるのもいいかもしれません。
「こんなによく眠れるのか!」と驚くかも?


それでは皆様、良き眠りを!

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