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今も昔も、悪役令嬢は大活躍

こんにちは、こんばんは、ごとうなゆこです。

今更ながらですが、今日は悪役令嬢もののお話をしていきたいと思います。

悪役令嬢ものといえば、まず出てくるのは火付け役となった作品
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」
(通称はめふら)かと思います。

なろう系で、小説からコミカライズを経てアニメ化した作品です。
私もアニメで知り、そこからドハマりしました。

はめふらはいわゆる転生もの、といっても乙女ゲーのキャラに転生する、しかもヒロインではなくライバルの悪役令嬢になるという設定。

主人公カタリナ・クラエスは転生後、悪役令嬢の破滅フラグ回避のために奔走。
その結果、男子も女子もみんなカタリナに夢中!
メインヒロインのマリアちゃんなど、2期になってからはカタリナラヴを一切隠すことなくグイグイカタリナに迫ります! かわいい!
それに出てくる子たちが、みんなとってもかわいくていい子!
劇場版楽しみ!

悪役令嬢、というジャンルを知ったのもこの時です。
それからあちこちでタイトルに「悪役令嬢」が入ったものを見かけ、いまや一大ジャンルとなったのではないかと思います。

今となってはこの設定もテンプレのようになってますが、2年前初めて出会った時にはズギャーンと衝撃でした。

なぜなら……私はいにしえのオタク、光栄(現・コーエーテクモゲームス)初代乙女ゲー「アンジェリーク」にドハマり世代だったので……!

あっアンジェリークについては、ファミ通.com様のこちらの記事がとてもわかりやすいです。

アンジェリークは恋愛シミュレーション、いわゆる乙女ゲーのはしりです。
記事にもあるとおり、一番最初に出たスーファミ版では声がついていないにもかかわらず、私達を腰砕けのメロメロにさせるというとんでもない作品でした。

当時、女性漫画家さんも次々と沼にハマり、たくさんの方のプレイ日記を読んだ記憶があります。クリエイターの方々は、クラヴィス様かルヴァ様推しが多かったような……。
(私はオスカー様でした。ホントにあの『お嬢ちゃん』はもう……! 賢雄さんボイスになってからはさらにもう……!)

たくさんのシリーズが出ておりますが、いくつかのあと「アンジェリーク デュエット」というタイトルが出まして。

今までは自分が操作する金髪メインヒロインちゃん、アンジェリーク・リモージュとライバルのロザリア・デ・カタルヘナが女王の座を争う、というお話でした。

しかしこの作品ではロザリアをメインキャラにできるということと、なんとロザリアを攻略できるという新システムが追加されたのです。
(攻略というか、親密度を上げて友情イベントを起こしたり最後友情エンドにできたり、といったもの)

これがですね……もうめちゃくちゃ画期的でした!! というかサイコーでした!!

毎日毎日守護聖様の顔色をうかがって、好きそうなものをプレゼントしたりデートしたりというのに疲れ切った時に! 男子そっちのけでロザリアと一緒に遊ぶのがなんと楽しかったことよ……!

最後、言い寄る守護聖様たちを全員振り、ロザリアの好感度めっちゃ上げて補佐官にし、女王となったときの興奮よ……! 「ふたりでがんばりましょうね!!」と本気で思いましたよね……!

初代でのロザリアは純粋なライバル、負けるもんかおりゃー! と争う対象だったのですが。
デュエットでロザリアルートを攻略することにより、彼女のことが深くわかり大好きになったもので、楽しさはひとしおです。

そんな土台があったものですから、はめふらを観た時にはそれを思い出しまして。なつかしさもあり、楽しくて楽しくてしかたありませんでした。


さて悪役令嬢ものですが。乙女ゲーに転生、という設定からしてやや女性向けであるかなと。

転生ものといえば主人公は男、さえない男子高校生やサラリーマンが異世界転生することにより大活躍! という設定が多い中。
悪役令嬢ものは女性ヲタにとっては感情移入しやすく、また乙女ゲーあるあるもおもしろく、ハマりやすいのかもしれないなあと思います。ある意味こんなの待ってました! 的な感じだったのでしょうか。

最近は飽和状態になったのか、乙女ゲー転生でも様々なパターンが見受けられます。
ヒロインに転生、推しの悪役令嬢を愛でまくるとか、悪役令嬢の母に転生とか、執事に転生とかモブに転生とか、思いもよらない設定が多くなりました。それはそれで「こんな方法もあったのか!!」とかおもしろく読んじゃいます。発想がスゴイ!

その中でも異彩を放つ、お気に入りの悪役令嬢ものを。

「悪役令嬢転生おじさん」です。現在3巻まで出ております。

転生する主人公は、52歳の公務員のオタクのおじさん
気づくと娘がプレイしていた乙女ゲーの悪役令嬢グレイスになっていた、というかなりの変化球もの。

転生したおじさんは親目線でふるまい、社会人経験を上流階級の所作に自動変換する「エレガントチート」の能力で、メインヒロインや攻略キャラたちにどんどん好かれていきます。

作者の上山道郎氏は、30年前コロコロコミックでデビューされたという、かなりのベテラン漫画家さん。悪役令嬢ものにハマり、ネットにアップしたところ大バズリしたそうです。わかります、グレイスかわいい! 中身おじさんなのにー!

巻を追うごとに、変化球っぷりは増していきます。めっちゃおもしろいです。おすすめです、早く4巻出ないかな!


今も昔も楽しませてくれる悪役令嬢の世界、いかがだったでしょうか。
乙女ゲー経験ありの方、未経験の方、もしまだでしたらぜひ触れてみてくださいませ。
新しい世界が開けるかもしれません。

それでは、また!

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