8割に意味はないのか

今日は「働かないありに意義がある」という新書を購入した。

動的なネットワークには偏りが生じるという法則があり、代表的なものにパレートの法則がある。どのような集団もその成果の8割を構成員の2割が生み出しているという法則である。

経済活動においても、資本主義社会では上位2%が持つ資産と下位50%が持つ資産がイコールで結ばれるというのだから、やはり偏りが生じていることが分かる。

だからといって、その2割に該当しない場合は全く意味がないのかというとそうでもない。アリのコロニーの場合残りの8割は、よく働く2割の補欠として機能している。全員が全員働くコロニーだったら、エネルギー切れを起こした時に一気にその活動が停止してしまう。2割が動けなくなっても、残りの8割から引っ張って来れば集団はうまく機能する。

実際に8割を別の集団として分離した場合は、その中からパレートの法則にしたがって働くものと働かないものに分かれるようだ。

本日購入したものは、こういった内容のことについて触れながら、実社会について述べるような書籍であると期待している。また何か示唆に富む一文があれば共有したいと思う。

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