GK_Project

1980年代から東京で、小さな画廊を営んだり、アート/デザインにまつわる企画などをして…

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1980年代から東京で、小さな画廊を営んだり、アート/デザインにまつわる企画などをしています。 noteでは、多くの方に、アートやデザインを楽しんでいただけるような、こぼれ話を共有していきます。 師匠と、サノ、イトウの持ち回りでお送りします。

最近の記事

ダムタイプ新作 《2020》の〝穴〟を考える

こんにちは、サノです。 先日、日本を代表するアーティスト・コレクティブ「ダムタイプ」による新作パフォーマンス《2020》の上映会に参加した際の、覚書にも似た感想をここに書いておきたいと思います。 KYOTO PARK STAGE 2020 ダムタイプ 新作パフォーマンス「2020」上映会 2020年10月16日(金)~ 10月18日(日) dumb typeとは1984年に結成。ヴィジュアル・アート、映像、コンピューター・プログラミング、音楽、ダンスなど、様々な分野の複

    • チェルシーの画廊、リ・ウファン展でチャック・クロースを見つけて(2008年@NY)

      この時期になると思い出すーー夏が終わって人々が街に戻ると始まる画廊での展覧会オープニング・ラッシュ。今から12年前、コロナもない時代のチェルシーでのことでした(本稿の写真はすべて、2020年の「STARS」展@森美術館より) ●2008年9月18日ニューヨークより  李禹煥さんが、現代美術界でも老舗の画廊ペース・ウィルデンスタインで個展を開くというので日帰りでワシントンからNYに出かけてきました。  この春、NYのオークションで16億円の高値で落札された村上隆や、そして

      • ゲッティ美術館で初めての本格的な日本人写真家二人の展覧会(2013年@LA)

        ということで、師匠は昔話を語るお役目を期待されていますので、徒然に来し方を振り返りながら、本プロジェクトに関係のありそうなエピソードをご披露していきましょう。 ●2013年7月22日ロサンゼルスより  「ゲッティ美術館で現在開催中の写真展Japan’s Modern Divideに行かれましたか?」というのが、最近の私のここロサンゼルスでの挨拶になっています。 http://www.getty.edu/art/exhibitions/japans_moderndivide

        • いま、改めて。村上隆さんから、業を起こしていく心得を学ぶ。

          こんにちは、イトウです。週のはじまりいかがお過ごしですか。 現代芸術家から、一般人が大いに学ぶことのできる、おすすめの本をご紹介します。 村上隆「芸術起業論」2006年 幻冬舎  言わずと知れた、日本を代表する現代美術作家、村上隆さんの著書です。何がすごいって、まず、表紙のインパクトがすごい。ご本人の顔のドアップ。文庫化しても変えないデザイン。本編でもしきりに、自分を世界に売り込むことの重要性を説かれている、その精神が表紙でも体現されています。  そしてこの本、200

        ダムタイプ新作 《2020》の〝穴〟を考える

        • チェルシーの画廊、リ・ウファン展でチャック・クロースを見つけて(2008年@NY)

        • ゲッティ美術館で初めての本格的な日本人写真家二人の展覧会(2013年@LA)

        • いま、改めて。村上隆さんから、業を起こしていく心得を学ぶ。

          はじめまして。GK_Projectです。

          1980年代から、東京のマンションの一室で画廊を営んでいた師匠。その教えを30年にわたって受けてきた、サノ、イトウが加わり、新しいプロジェクトとして、いろいろなことに挑戦していきたいと思います。 まずは、三者三様に積み重ねてきた体験を、自分たちの頭の整理のために言葉にしてみることから、はじめてみます。 師匠にいたっては、国内外ですでに書き溜めてきたブログもあるので、過去の記事をちょっと加筆してご披露するときもあるかと思います。 自分たちのための思考の整理、ではありますが

          はじめまして。GK_Projectです。