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リアルに集まらないと成立しないイベント、とは何か①

昨日のお題は「リアルでもオンラインでも、ゲストとして楽しむ3つのコツ」

「ホスト」も「ゲスト」も、実は語源は「Ghosti」と同じ。
共にする関係で、場合によって「役割」が入れ替わるだけ。なので自分がどちらの立場だとしても、みんなで楽しむために次の3つをお勧めしました。

①主催者・自分・周りの人の「旗」を共有
全身でとにかく反応&反応していいという空気感作り
楽しむ!

語源からコツまでいろいろと書きました。
が、ぶっちゃけ次の2つを意識していれば、どんな立場でも楽しめます。

①日頃の接触頻度×接触濃度を高めること
②その場で笑う・うなずく・手を叩く

昨今の状況の中で、書きながら考えていたこと

この2日間のnoteは、昨今の状況を踏まえ、リアルなイベントが次々と中止・延期となっている中で、気をつけることや楽しみ方などを共有させていただきました。

書きながらずっと考えていたことがあります。
それは「リアルに集まらないと成立しないイベントとは、何か?」。
そして「そもそも、イベントとは何か」。
質の高低や、量の増減はさておき、ひとまず成立=実現しないこと。

現時点での仮説です。
イベントとは「複数の人が同時に関わって、それまでに無かったものが現れる機会」
のこと。
中でもリアルでないと成立しないイベントとは、現時点での僕の仮説は「ラストワンマイルに人の手が介在する時間」のこと(問いと答え、というよりは、成立しないイベントの要素、的なことになっているのはご容赦ください)。

ちなみに、この状況になる前から、特にリアルに人が集う場の幹事をするたびに、なんてありがたいのだろう、と思ってきました

なぜなら、時間は、どれだけ技術が発達しても、唯一増やせないからです。もちろん、技術的進化に伴い、それまで人手をかけていたものを、ITやロボットなどの他のものに「代替」させて時間を浮かせることはできるようになっています。でも、1日を24時間以上に増やすことはできません

その時間を「リアル」に共有させて頂いているから、です。
それそれが普段いない場所に移動して、そこで顔を合わせる…って、それこそ今なら手元にあるスマホでZoomを起動すれば、普段いる場所で顔を合わせることもできる。そんな中で集まるって…贅沢ですよね。

そうした折に考えていたこと。
それは「リアルに集まって行うイベントの意味」、これまたいつもの言い回しだと「リアルイベントの構成要素は何か」。

今日は3つ、これを考える3つのきっかけがありました。

①家内との会話
②美容院での散髪
③Jリーグの開幕

このテーマは整理し切れていないので、少し日数をかけてまとめます。
今日はまず、イベントを整理します。

そもそも「イベント」とは何か

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いつも通り、まずは語源です。
Event(イベント)の語源は、ラテン語の「ex」((外に)起こり来るもの)と、「venire」(来る)を組み合わせた「evenire(発生する)」です。

そんな「イベント」の定義をいろいろと探ったのですが…難しいですね。
そんな中で、日本イベント産業振興協会(JACE)という団体を見つけました。

この団体が発表している「2018年イベント消費規模推計報告書」を見ると、2018年の国内イベント全体消費規模金額は17兆3510億円(前年比104.2%)となり、7年連続で前年を上回る数値となっているそうです。

その調査対象は大きく8分類されています。

①博覧会、②フェスティバル、③見本市・展示会、④会議イベント、⑤文化イベント、⑥スポーツイベント、⑦販促イベント、⑧コンベンション

報告書の中で「イベント」について、このように書かれています。

イベントならではの「人が集まる」という臨場感同時性という特長、その結果「人の心を動かす」というエモーショナルな価値を提供する手法という原点が改めて評価されています。

合わせて、主催者が企業に限らず多様化していることを踏まえ、このようにも言及されています。

インターネットによるバーチャルが更に進展するからこそ、需要が高まっていくイベントの持つ「ライブ・リアル」の価値が改めて評価されていると考えられます

これを踏まえると、イベントの構成要素としては、次の3つが挙げられると思います。

①人の集まり、②臨場感(プレゼンス)、②同時性(ライブ)

これを踏まえて、明日、上述の「3つのきっかけ」から「リアルに集まらないと成立しないイベントとは」について、考えます。

現時点での仮説

次の3つのいずれか一つが当てはまると、その時間は「リアルに集まらないと成立しないイベント」と言えると思います。

「雰囲気=空気感×熱量」の共有が必要な集まり
②主体と客体で、リアルな身体的接触が必要な時間
③イベント関係者のうち、主役が1箇所にいないと始められないもの。
関係者とは、1)主催者(=幹事)、2)出演者・主役(例:講師、プレーヤー)、3)参加者(例:観客など)。スポーツなど。

写真は、①が当てはまる6currybattle後の集合写真の1枚です。


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