191030_ラボ_オフ会_12伊藤羊一さん集合写真

「みんなが幹事」になる3つの秘訣

「みんなが幹事」

幹事は場所取りや声かけや精算を行う人だけでなく「みんなが幹事」であることです

昨日の投稿で、僕が伝えたかったこと。
これに松元絢(アヤパン)さんが反応してくださいました。

ちなみにこのようにサムネイル表示ができるようになったのは、アヤパンのおかげです。ともども、ありがとうございます!

3つの秘訣

では「みんなが幹事」になるようにするために、いわゆる「幹事」は「参加者」の方へ、何をすれば良いでしょうか??3つの秘訣をご案内します。
①参加者が「主役感」を感じられること
②最初にゴールと流れを「予告」すること
「言い訳」を作ること

①主役感を感じられること

「主役感」とは、参加者がその時間を作ることに「参加」した感。

「参加」
1 ある目的をもつ集まりに一員として加わり、行動をともにすること。
「討論に参加する」「参加者」
【出所】デジタル大辞泉

文字通り「一員」として「行動」をともにしてもらえば良いのです。
例えば、席のくじを引く、名札を書く、自己紹介する、参加した理由を語り合う、勉強会から懇親会に移る際に椅子を片付ける…。

その際に大切なこと、それは幹事から「ありがとうございます!」と目を合わせて、声をかけること。なぜなら「あなたのその動きのおかげで、この時間をともに作ることができました!」という思いを、共有するため。

「参加」した感は「貢献」した感とも言い換えられます。
これはMcMillan & Chavis の「Sense of Community」に書かれている、このくだりにつながります。

コミュニティを実感できるのは、メンバーがお互いの存在に価値を感じ
自分の貢献がほかの参加者にプラスに波及すると信じられる状態にある時

自分の動き=貢献が「プラスに波及」する機会を作るのです。その機会にスムーズに参加者が動けるようにするためには、②と③が大事なのです。

②最初にゴールと流れを「予告」すること

流れがわかると、次が予測できるので「安心」できるのです。ポイントは
1)参加者にとって「最初」に、その時間を過ごした後にどのような状態になるかイメージできるようにすること(=幹事の考えるゴールと参加者の考えるゴールの重なりの確認)
2)そこに至るまでのプロセス(=いつ、何をする機会があるのか)を示すこと

「最初」とは、コミュニティの入会案内時、イベントの呼びかけ時、オンラインで最初に目にするページ、オフラインの会のオープニング…などなど、いろいろあります。

例えば、コミュラボの月1回のオフ会の「チェックインの3点セット」。
3点とは①ゴールの提示、②そこに至る流れの明示、③参加者自身によるゴール設定とその共有(を含む自己紹介)です。

具体的に、Yahoo!アカデミア学長の伊藤羊一さんをお迎えしたコミュラボ第12回オフ会「行動とコミュニティ」を見てみましょう。

まずは①ゴールの提示です。ゴールとは「参加された方が帰りの電車の中で、『今日、参加してよかった!』と思える状態」。言い方を変えると「参加された方が、帰りの電車の中でそどんなツイートができたらハッピーか?」を具体的に考えます。
そこから逆算して、当日のコンテンツ・会場・呼びかけ方・終了後のお礼などを考えます。

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続いて②流れの明示です。

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羊一さんとのパネルディスカッションは、さらにブレークダウンしたものを示します。

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そして、③参加者自身によるゴール設定とその共有(を含む自己紹介)です。
ちなみに自己紹介は「フォーマット」を決めて示すことを、お勧めします。と言うのも、いきなりやってください!と言われても初対面同士ではやりづらいもの。フォーマットが決まっていると、それを「言い訳」にして、参加者は話しやすくなります。「自己紹介」は改めてお話しさせて下さい。

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これにより、自分が帰る時のイメージ、それに向けた自分のゴール、そしてゴールに向けて自分がやることの3点を、頭に描いてそれからの時間に臨めます。「自分の人生の幹事は、自分」です。自分で頭にイメージを描き、そこに向けて進むことを意識してもらいましょう。

その際に大切なこと、それは「言っていること」と「やっていること」を一致させる」ことです。示したゴールには全力でたどり着くように動くし、プロセスはやり切りましょう。

でも、たどり着けなかったり、やりきれないこともあると思います。そんな時は、すぐに、素直に謝りましょう。その誠実な態度があれば、きっとそこから先に進む「プロセス」に「貢献」してくれると思います。

最後に「チェックアウト」。

まずはゴールに辿り着けたかどうかの確認。

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そして、具体的にツイートの内容に「言語化」してもらいます。

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③言い訳を作ること

「言い訳」とは「あの人がやってるから、言ってるから、まあ仕方ないよね」的な空気のこと。そのためには、幹事が率先して動くことです。

例えば、誰かが発言したら拍手、と言うことをルールにしたいとします。
であれば、まずは幹事が話を聞きながら積極的に反応し、そして、終わったら「拍手」です。ちなみに「拍手」はこれまたやり方にコツがあります。

まとめ

参加者自身が活動に参加できるように「余白を作る」と、よく聞きます。
しかし「余白」とはなんでしょうか?単に何かやってもらうことを用意したとしても、それをやることに参加者が「意味」=必然性を持てないと、むしろ「やらされ仕事」になってしまいます。

そうならないように、この3つの秘訣を使ってみましょう。きっと、参加者自身が動きたくなるし、きっと後世振り返った時に「あの時は○○な会だったなぁ」と記憶に残る「ネタ」になるはずです。

繰り返しになりますが「自分の人生というコミュニティの幹事は、自分」です!自分で考え、自分で選び、自分で決めて、動きましょう!

今日のコミュ活

朝、コルクラボの同期とお茶。リアルに会ったのは1年半弱ぶり。でも、まったく久しぶり感が無い。同期の近況が、一見すると全く違う方向に転換。でのその生き方がその人っぽくで、応援しながら思考と行動のプロセスを聞く。

夜は箕輪編集室のオフ会「大人のミノばー」。久しぶりのみの編のイベント。約20人でワイワイ。箕輪さんは残念ながら来ず。今月の入会の方が多く参加。最初の一歩には、ちょうどいい漢字かも。

その後に6curry恵比寿へ。これまたちょっと、久しぶり。会員の方でサルサ教室を開催している方によるレッスンをやっていた。踊ってみると…楽しい!思えばサルサは、笑顔で目を合わせるので脳の報酬系が刺激され、手を触れるのでオキシトシンが分泌され安心感が高まる。これは人生のアイスブレイクにぴったり!


ありがとうございます!頂いたサポートで、コミュニティ活動&幹事で知見を得て、また、共有します!