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カタールへの道中で気付いたこと

PhDになるべくドイツに向かっています。カタール航空の飛行機の乗り換えでドーハのマハド国際空港(以外ドーハ空港)に着いたら発見がいっぱい。そんな発見まとめです。海外旅行楽しい。

※その前に!

トランジットが20時間だったため本来ならカタール航空にホテルを用意してもらえるはずでした。このホテルは空港施設外にあり、チェックインするにはカタール入国が必要です。しかし、コロナの影響で当然入国ができず、このホテルへの宿泊も叶いませんでした。結果として20時間、ドーハ空港をさまようことに。

ドーハ空港に立ち寄る下調べでこの記事にたどり着いた方は、まずドーハ空港隣接のホテルが利用可能か問い合わせことを強くおすすめします!

目の前にサッカー選手登場

離陸前に流れる安全用のビデオにサッカー選手のレヴァンドフスキ、カフーが登場。シートベルトの着脱方法、救命胴衣の使い方などを教えてくれます。

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昔はバルセロナのMSNが出てたけど、作り替えたんだなーと思ってたら最後にゲストが。

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まずは興味を持ってもらうことを意識しているようで、ところどころで入ってくるお笑い。トルコ航空はビデオクリエイターのZach Kingを起用してましたけど、知ってる人がでてるとやっぱり見ちゃう。楽しむついでに役に立ったらいいですよね。

イスラームへの配慮

カタールの国教はイスラム教です。カタール航空、ドーハ空港ではイスラム教の人たちへの配慮が所々に見受けられます。

僕が気になったのは2つ、礼拝と食事です。

礼拝

イスラム教では礼拝の時、決まった方向に向かいます。その方向はイスラム教の総本山、サウジアラビアのメッカ(Makkah)でなければいけません。

乗っている飛行機の現在地を見るためにフライトマップを開くと、なんとメッカのある向きが示されています。機内でお祈りの時間になっても困りませんね。

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ドーハ空港には礼拝のための部屋が用意されています。現在は封鎖されていますが、そのおかげか仮眠のために寄ったサイレントルームで礼拝の様子を見ることができました。壁に向かって膝をつき頭を深く下げてお祈りする親子。壁の方向にメッカがあるんでしょう。どうやって調べるのか気になります。もしかしたら空港内にメッカのある方角を示す目印があるのかもしれませんね。こういうのって隠れミッキーを探すみたいで楽しいですね(探したことない)。

小さなことですが、こういう配慮って文化の理解がなければできないことだと思います。多様性を求めた地図サービスが存在するとしたら必須の機能です。

機内食で僕はいつも特別食を頼みます。はじめてのカタール航空でしたが、特別食のレパートリーに驚きました。ベジタリアンはアジアン、オリエント、ビーガンなど。他にもジャイナ教徒向けの食事、低カロリー、グルテンフリー、消化にいい食べ物などあらゆる食の好みに対応してます。イスラム教にはハラルという「食べても良い物のルール」があります。自分たちがハラルという決まりを持つからこそ、他の食文化を持つ人たちへの理解があるんでしょうね。

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そしてこの特別食、とてもうまい。「フィッシュorチキンが私たちのメインディッシュです。特別食はおまけです。」というレベルではありません。この味が毎回出るのなら安心してカタール航空に乗れますね。

本日の最高気温40度

カタールといえば中東。中東といえば砂漠。砂漠といえば暑い。

というステレオタイプバリバリの連想ゲームをしても文句が出ないくらい暑い。

気候区分としては砂漠気候、それも熱帯砂漠気候です。名前からして暑い。

暑い暑い暑い。

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昼間に一気に暑くなって、夜にストンと気温が落ちるのが砂漠気候の特徴。バスに乗るために一瞬だけ外に出ましたが朝8時はそこまで暑くなかったです。

午後3時、空港内のクーラーの効いた待合室から外を見ると至る所に蜃気楼。10月でこの暑さは大変そう。

※ちなみに砂漠気候の基準としては、気温よりも湿度が大切です。寒くなくてカラッカラの気候を砂漠気候と呼びます。(参考:ケッペルの気候区分)

以上

空の旅でドーハを立ち寄った人の参考になれば幸いです。それでは皆さんお元気で。

ありがとうございます。