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【検証】VRフィットネスは本当にダイエット効果があるのか?どれがベストか?


こちらでVRフィットネスはダイエット革命だ!と主張している私ですが、やっぱりエビデンスを示さないと疑わしいですよね。自分の実績をベースに、その効果とそれを最大化させる諸々の情報をお伝えしたいと思います。
(今後も更新します。「スキ」を押してもらえるとブックマーク代わりにもなりますので是非!)

1.VRフィットネスはダイエット効果があるのか?(自分編)

①直近の成果

まずは結論ですが下記が私の体重と体脂肪率の推移です。(今後も更新)

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期間は、VRフィットネス開始の初日から約3ヶ月間(10/13~1/15)の数値。
体重が4.4キロ減って、体脂肪率が3.2%減りました。
この結果は、個人的には理想的でとても満足しています。

3ヶ月でたった4キロちょっと?と思うかもしれませんが、実際は2ヶ月目の時点で4キロ減は達成していました。

しかし、上腕と肩の筋肉だけ増大してバランスが悪くなってきたので、直近の一ヶ月は胸筋と腹筋の筋トレも追加して行ってきました。その効果もあってか、体重減は停滞期になり、この1ヶ月は体重自体は横ばいになりました。

一方で、体脂肪率の変化と見た目の筋肉量は明らかに増えているので、理想体型(体質)に日々日々近づいていることを実感しています。体重が落ちているだけでなく、体脂肪率も確実に改善している点がグッドポイントです。

②そもそも、何を目指しているのか?

私が目指しているダイエットとは、体重を減らしても筋肉は落とさない(むしろ増やす)ことを目標としています。

しかし、過去に何度も10キロ近いダイエットを成功させていますが、脂肪を減らしながらの筋肉維持および増強はいつも悩ましい課題です。人間の身体はそんなに都合よくできていません。

運動UP + 食事DOWN = 体重減 
体重減 =(脂肪+筋肉)減

になってしまいます。

それこそ、ただ体重を落とすだけなら、7~10日間程度のファスティング(絶食)で3~5キロぐらいは簡単に痩せられます。でも、運動しないで体重減らすと脂肪よりも筋肉が先に落ちます。基礎代謝も下がり、脂肪が残りやすくなるので、結果的にリバウンドしやすい体質になってしまうんですよね。

なので、単純に体重を落とすだけでなく、リバウンドしにくい体質、体型を完成・維持できることを最終目標としています。当面は体重73キロ以下、体脂肪率10%以下を数値目標にしています。そしてその状態を少なくとも1年以上継続することを目指したい。

③この3ヶ月間でVRフィットネスはどの程度やったのか?

やり始めてから96日間で諸事情でやれない日が4日だけありましたが、それ以外は毎朝1時間以上やり続けています。

特筆すべき点は、やり始める前に「今日はやりたくないな。面倒だな」と思ったことがただの一日も無いことです。未だに「今日はどの曲をやるかな~」とやり始める前から楽しんでいる状態です。

この心の葛藤がまったくないストレスフリーな精神状態は、過去にダイエットを何度も成功させてきた経験の中でも本当に珍しいことで、我ながら驚いています。これはBeatSaberの中毒性(特に神カスタム曲の存在は大きい!)によるものが極めて大きいでしょう。本当に素晴らしいアプリとコミュニティと思います。

とはいえ、流石に毎日同じ曲、同じアプリだけでは刺激がなくなるので、適度にカスタム曲の追加、レベル変更、別のフィットネスアプリ(後述)などを盛り込んでいます。

そして、俺の相棒(リストウエイト)も2~3週間ごとに200gずつウエイトを増やしてきました。(なし→400g→600g→800g→1000g)

ウエイトを増やすと楽勝だったEXPERTも再び難易度が上がり、一粒で2度楽しめます。BeatSaberなんて運動量が少なくて余裕過ぎる!って人は、是非リストウェイトをお試しあれ。(詳しくはこちら)

④結論

ということで、3ヶ月間で相応の減量に成功し、かつ、苦しむこと無く楽しみながら毎日続けられている、という点でVRフィットネスは大いにダイエット効果があると言えます。


2.VRフィットネスで最もダイエットに効果的なアプリは何か?

さて、VRフィットネスはBeatSaber以外にも魅力的なアプリがあります。しかし、どれがベストなのか?と問われると一概にはいえません。なぜなら「ダイエット効果」の定義を、「体重減」そのものにするのか、「継続性」にするのか、で判断がかわってくるからです。

体重減を重視するならば、最も運動量が激しいものが効果的と言えるでしょう。しかし、運動強度が高すぎると長続きしないんですよね。キツイ→やめたいという感情が湧いてしまうので。身体だけでなく弱い心も一緒に鍛えなければならなくなります。これで挫折する人も多いのではないでしょうか。

かといってヌルすぎると時間かけて運動している割には、まったく体重・体質が変わらないということになります。

このバランスをどう判断するかで、何が効果的なアプリかは変わってきます。その点を踏まえて私なりのレビューをしたいと思います。

数あるフィットネスアプリの中から、多くのレビュアー(利用者)があり、フィットネス効果があると言われている4つアプリを検証しました。

A.FitXR
「ボクシング風BeatSaver」とも言えるアプリです。名前の通りフィットネスに特化したつくりになっています。ボクシングだけでなく、ダンスレッスンも(わずかですが)あります。

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B.The Thrill of the Fight 
純粋なボクシングゲーです。音に合わせて動く要素はまったくありません。

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C.Pistol Whip
ガンシューティングゲーム要素のBeatSaverと言えるゲームです。2丁拳銃で敵を倒しながら、全身で弾を避けるアクションが相応の運動量になります。

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D.BeatSaber
そして説明無用、みんな大好きBeatSaver。

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①運動強度の考え方

運動強度の考え方は色々ありますが、消費カロリー(定量)と体感的なキツさ(定性)で比較をしたいとおもいます。

消費カロリーは、Oculus標準アプリのMoveと非公式アプリのYURで自動的に数値化してくれるのですが、ヘッドセットとコントローラーの動きから、カロリー計算を導いているだけなので、実際の消費カロリーが確実にわかるわけではありません。(例えば私は両腕にリストウエイトを1kgつけてやっていますが、それらは反映されません)

なので、AppleWatchで計測している心拍数をベースに判断したいと思います。

②定量分析(心拍数ベース)

その結果は下記の通りです。まずはA.FitXRから。

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残りは同日に連続して計測しました。

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ということで心拍数ベースでは圧倒的にThe Thrill of the Fight がNo.1でした!続いて、BeatSaber、FitXR、PistolWhipの順番です。

The Thrill of the Fight は、リストウエイトを装着していないにも関わらず、これほど心拍数が上昇する恐ろしさよ。これは敵をダウンさせるために連続パンチ(ラッシュ)で追い詰める必要があるからです。ラッシュを掛けたにも関わらず、ダウンさせられなかったことの徒労感はハンパないです。
最後はジャブすら打てなくなりましたw

BeatSaberは、リストウエイトをつけてExpert+級をやると「The Thrill of the Fight」並の負荷になることがよくわかりました。とはいえ、曲選択時のインターバルで心拍が一旦落ち着けるので、高負荷の曲をある程度連続させることができるメリットがありますね。

FitXRPistolWhip見てのとおり、上下の振れ幅が少なく安定的な強度がかかっていることがわかります。それぞれ特徴がでてますねー。

それでは、定性分析にうつります。

③定性分析(体感的なシンドさと楽しさのバランス)

定性分析はあくまで主観なので、皆さんの感想とは必ずしも一致しないとおもいますが、複数アプリを試した体験者としてお伝えいたします。

■シンドさランク
1.The Thrill of the Fight
2.FitXR
3.BeatSaber
4.PistolWhip

体感的なシンドさは、定量分析(運動強度)と同じになるかと思いきや少し順位が変わりました。

1位は、やっぱりダントツでThe Thrill of the Fightです。

そして、2位は体感としてはFitXRです。心拍的にはBeatSaberより下ですが、ラウンド間休憩や曲選択のインターバルがなく30分連続して淡々とターゲットが流れてくるので、後半にジワジワと肉体も精神も追い詰められてきます。ラスト5分がなかなか終わらない絶望感は中々のものですw

やりきった後の達成感とのトレードオフですが、やっぱり「キツイなー」という印象が残るので2位にランクアップしました。

とはいえFitXRはBeatSaberのように高速で鬼のようにターゲットが流れてくることはなく、左右上下のパンチとダッキング(スクワット)がバランス良く流れてくるためところどころキツイ山があるものの、全体としてはよくまとまっています。心拍数が上下に振れすぎない点はグッドと思いました。

BeatsaberPistolWhipアプリは定量分析で書いた感想とほぼ同じです。

つづいて、楽しさランクに移ります。

■楽しさランク
1.BeatSaber
2.PistolWhip
3.The Thrill of the Fight
4.FitXR

1位はやっぱりこれですねー。どんなに心拍あがってキツくなってもBeatSaberはやってて楽しいです。お気に入りの曲をビートにノリながら、紙一重のタイミングで切り刻んでいくのは運動強度が高くても、本能が喜びますね。

2位のPistolWhipは音楽にノるというより、2丁拳銃で映画の主人公よろしくバッタバッタと撃ち倒していく快感がたまりません!ただ、腕をそんなに激しく動かさないので、ウェイトリストをつけていても運動強度はさほど感じなくなりました。弾を避けるのにスクワット的な動きが続く時くらいですかね。でもこの上下運動がBeatSaberにない動きなので、相互補完していると思います。なので、ウォーミングアップか、クールダウンとして楽しむのがちょうど良い感じ。

3位は、一番しんどいはずのThe Thrill of the Fightにしました。 数日は筋肉痛が続いたので、「もうしばらくはやらん!」と思っていました。しかし、あのノックダウンを奪う快感が忘れられず、「もう一度倒したい」という欲求がふつふつと湧いてきました。日常では実際に人を殴る行為をできませんが、仮想現実で心置きなくやりこめるのは、まさにVRフィットネスならではと思います。腹立たしい上司に(脳内で)置き換えて殴りまくると、違う意味でもストレス発散できそうです。(^^)

また、他のゲームと違って、どんなパンチをどれだけ繰り出すのかは己次第という点もこのアプリのもう一つの魅力かもしれません。ストイックな人にはピカイチのアプリと思います。(価格がわずか990円というのも魅力!)

4位は、消去法的にFitXRになりましたが、前述のとおり全体のバランスが一番とれているアプリと思います。恍惚感を感じさせるゲーム要素が少ない分、プレイ中に快感は得にくいですが着実にダイエット効果をだしたいならばこれが一番優秀かもしれません。

ちなみに、元々はBoxVRというとても自由度が高かったアプリがリニューアルして、優等生的にまとまった経緯があります。いろいろあった機能が一旦削られていますが、今後はカスタム曲の追加要素なども取り込むらしいので、将来大きく化けるかもしれません。

④まとめ(結局どれがベストか?)

最終的には、人それぞれの好みになると思いますが個人的にはやはり、定量・定性のバランスからBeatSaberがVRフィットネスのベストアプリと認定したいと思います。これをメインとしながら、サイドアプリとして開始前後でPistolWhipを組み合わせることを実際やっていますが、ヘトヘトになってもとにかく楽しいですね。つまり、それなりの運動量があるにも関わらず、なお続けたくなる要素が組み合わさっている点でベストと判断しました。

もちろん、運動量としてはThe Thrill of the Fightが最優秀ですし、FitXRもフィットネス用アプリとしての作り込みは安定感があります。私は週1,2くらいで楽しむとちょうどイイ感じです。

まだ他にも購入しておきながら、試していないフィットネスアプリがあるので、今後はそれらを含めて再検証したいと思います。

3.VRフィットネスはダイエット効果があるのか?(第三者編)

ここから先は、私が各所で集めたVRフィットネスの効果に関する記事のまとめです。より客観性がでて、皆さんもアプリを選びやすくなるのではないでしょうか。

■運動強度について

こちらの方も、運動強度=消費カロリーとして、各アプリを定量分析されています。とてもわかりやすい記事で私もアプリ購入の参考にさせてもらいました。(BeatSaberのカロリー消費量が最低ランクになっていますが、ウェイトリストをつけることでそれらが補えます)

こちらは、The Thrill of the Fight(ToF)を、元日本チャンピオンのプロボクサーがやったらどうなるか?という動画です。序盤に出てくる敵ですらもノックダウンできずに、汗びっしょりになっています。これを見るだけで、ToFの運動強度が伝わるかと。(実際の動きのキレはさすが元チャンピオン。レフリーやセコンドを殴りまくるところも笑えますw)

その他のVRフィットネスアプリの検証記事です。やっぱりToFが最高強度であることが証明されています。


■ダイエット効果について

BeatSaberをつかって減量を成功させた記事の紹介です。効果はもう充分証明されているので、あとはどれだけ継続できるかですねー。


現場からは以上です。もしVRフィットネスを始めたくなった方はこちらの記事もご参照ください。長文ご覧いただきありがとうございました。

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