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良くも悪くも思い出に残ったやつ

私はこの逆裁シリーズが昔から好きで、検事とレイトン等のコラボ以外のナンバリングは全てプレイしている。去年の移植で実況動画があがってるのを偶然見て懐かしくなった。

↓ここから先はネタバレまみれなので注意

この大がついた逆裁シリーズも、以前から好きだった明治・大正あたりが舞台と聞いて大喜びで予約して買ったタイトルなんだけども、まさか散々匂わせまくった伏線らしきものすべて放り投げたまま未完という予想外の終わり方したもんで、まあまあ驚かされた(もちろんネガティブな意味で)。

いくら固定ファンがいるとはいえ、これでも手放しで絶賛されるようなら潮時だと思ってこのシリーズから離れよ、とアマ○ンのレビューみたらそんなことなかった(※当時の話)のでホッとした。

ちなみにプレイ当時の感想(旧ツイッターから引用)

1話:主人公より親友への好感度が高いんだが。1話だし仕方ないのかな。
2話:親友死んどるーーー!え、これガチで死んどるの?カルマ!?は??
3話:ギャグみたいなおっさんがえぐい死に方したぞ…。なんやこれ。
4話:えっと今4話なんスけど亜双義の使命っていつ明らかになるんスかね?
  (※もう被告人どうでもいい)

4話辺りでうすうす「これ前編とかじゃないよね?そんな記載どこにもないよね??」とパッケージ何度も確認した。
未完なのではという不安に気を取られまくって、ポテトおじさんがどうとかトリだった金髪のスリ娘の救援だとか正直どうでも良すぎて一切没入できないままED迎えたなぁ。亜双義の死体云々は話してたけど写真しか見てないし、具体的な遺骨の話も出てこなかったので、ひょっこり生きてるんだろうなと思ってモヤってた。
あとスタッフロールに『ダイイングメッセージ:〇〇(誰かの名前?)』ってあったのが意味わからなくて、そんなもんよりはっきりさせることあるやろがい!って八つ当たりした覚えがある。

どうみても続きが出そうな終わり方したのは一旦置いとくとして、それがどれくらいのボリュームで、何の媒体で出るのかが全くわからないまま放置状態だったのはなかなかしんどかった。
そして時は流れ、2年後くらいにようやく同じ3DSで『2』が出ると発表。
それを見た第一声が「やったー!」ではなく「どうせまた終わらないんじゃないの?」だったくらいには工ロ先生含む制作陣営に対する信頼はダダ下がっていたけど、無印でバラまいたもんは回収して大逆は一応完結した。

当時のこと思い出そうとログ掘ってて我ながら驚いたのが、2の感想が「終わった!スッキリした」しかなかったこと。
あの頃はふせったーとかの存在を知らず、買ってプレイしないとわからないゲームの内容を語ることに抵抗があったので一応ネタバレしないように具体的な内容を吐き出すのを確かに避けてはいた。
でもまさか、単なるいちプレイヤーでしかなかった当時の自分が「良かった」とか「面白かった」とかお世辞でも言ってないとは思いもしなかった。

いろいろ思うことの多いゲームだったけど、1も2も深夜にクリアしてるあたり、結末気になって仕方なかったんだな感がある。個人的に『狩魔を亜双義に返してやっと完結したといえるんじゃねえかな』と思ってるんで、私にとっては『永遠に未完なタイトル』かもしれない。

鉢巻も消え去って刀すらなくなった2の亜双義は(鶏肉嫌いな癖に鶏カラーになったのは兎も角)よく言えば『生まれ変わった』だけど、悪くいえばアイデンティティが失われた。しかも2のネタバレになるせいかそのキャラデザがほとんど表向き使えないのもあって浸透率が低く、余計に赤い鉢巻で刀携えてる姿のほうが亜双義として印象深い始末。
せめて刀くらい返すかと思ってED迎えたのにそうはならなかったし、気づいたら亜双義の持ちモノ(愛刀形見弁護士肩書き美琴羽親子家族)が軒並み龍ノ介にスライドしててそれもどうなんやと。一応無印で放置したものは回収したけどさぁ…っていうのが2を含め大逆に対する感想にしかならなかった。
先祖って銘打ってでてきた龍ノ介はともかく、御剣とどういう関連があるかもわからない独立した存在として出てきた亜双義が結局ミツルギ役で終わってしまったことも残念でしかなかった。
おかげで移植で久々に無印の彼を見た時、こんなに大口あけて笑う豪快な男だったのかと逆に好感度があがったくらい。

ちなみに今、ソフトは…

引越しのどさくさで処分したかも、と思ってたら2はちゃんとあった。
今となっては2より1があった方が(1-1と1-2がこの作品で一番面白かったから)良かったな、なんて思っている。