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2021-22 JCX#1 茨城シクロクロス取手 : Race Report

大会名:JCX第1戦 茨城シクロクロス取手ラウンド
開催日:2021年10月3日(日)
場 所:茨城県取手市小貝川リバーサイドパーク
カテゴリー:C1
結果:4位

今シーズンもコロナ禍の影響で9月開催レースが軒並み中止になる中、10月第一週開催のJCX(ナショナルシクロクロスシリーズ)開幕戦は予定通り開催された。全国の陽性者が激減して、9月末に緊急事態宣言が解除されたこともあるが、大会開催に尽力した関係者各位にお礼申し上げます。

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📸 Kasukabe Vision FILMz

例年、開幕戦前には何かしらレースに出て現状確認をしているけど、今年は7月上旬のMTBレース以来3ヶ月空けて、シクロクロスレースではJCX開幕戦が初戦として迎えることになった。

6月の「富士ヒルクライム」から7月の「MTB CJ富士見大会」、そのあと立て続けに「富士3PEAKS」、「エベレスティング」など走って自分でも昨年比でかなり強くなっているのを感じていた。しかし、8月以降調子がガタ落ちして、疲れが抜けにくいことに悩んでいた。(たぶん歳ですね。。)

追い打ちをかけるように、開幕戦前に2度行った小貝川リバーサイドパークでの練習ではコーナリングスキルが圧倒的に落ちて、シケインのこなしも人に見せれないくらい下手くそになっていて悩みは倍増。でも、悩んでいても解決しないので、レースの週もスキルを取り戻すために地味練をして当日を迎える。ちなみに大会当日のStrava Fittness値は96、Formは+8。

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バイクは、2021モデルでフルモデルチェンジした新型TCXを昨年に引き続き使用。タイヤとホイールは、IRC SERAC CX チューブレスシリーズとフックレス化してCXチューブレスとかなり相性のよいGIANT SLR 1 42 Hookless WheelSystemを武器に強者たちに挑む。

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開幕戦でのタイヤセッティングは、IRC SERAC CX EDGEを前後1.47bar。午後のC1レース時には、コンディションがだいぶ回復したのでほとんどの選手がセミスリック系を使ったけど、仮に朝試走のコンディションでもEDGEを選択していた。

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📸 Takashi Saito

レースキットも、昨年に引き続き ChampionSystemのAPEXシリーズを着用。圧倒的な軽さと薄さ、抜群のフィット感で、空気抵抗が重要になる今回のようなハイスピードコースでアドバンテージをもたらしてくれる。今回は気温も高かったため半袖の「APEX サマースキンスーツ」を着用。足元も「APEX エアロレースソックス」でマージナルゲイン。

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📸 Kazutaka Inoue

昨年のナショナルランキング順となったゼッケンは「4」。最前列からスタートできるアドバンテージを生かして、最低でも一桁でゴールしたい思いでスタートラインに並ぶ。今回のレースは、スタート後300m地点で高速から道幅が急に狭くなる区間が設定されており、スタートの出遅れはだいぶレース展開に影響してしまう。そのため、少し遅れたとしてもしっかりクリートをキャッチしてからスタートすることを選択した。

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📸 Takashi Saito

号砲のあと若干加速が遅くなったが、第1コーナーを曲がった時点で5番手につけ、前出の300m地点を6位で通過してインフィールドに。

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📸 Takashi Saito

先頭パックのメンバーは、小坂(宇都宮ブリッツェン)、沢田(ブリヂストン)、織田(弱虫ペダル)、中島(弱虫ペダル)、積田(SNEL)になんとか入るものの、コース中盤のシケイン後にリム打ちしたことがきっかけで、タイヤの状態を確認しながら走っていたら微妙に中切れしてしまう。

👇一周目の走りが、島田真琴選手のGoProオンボード動画に映ってます。

メンバーがメンバーだけに、向かい風で長いバックストレートで一人ブリッジを試みるも詰めれず、結局2周目に入ってホームストレートでようやく合流できた。2周目に入って一息つきたいと思った瞬間、沢田&織田選手がペースアップ。

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📸 Takashi Saito

5番手の積田選手が遅れて自分も後ろで取り残されてしまう。2周目のバックストレートで積田選手の前に出て、再度中切れ分を追うものの詰めれず。5-6位パックとなってしまった。

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📸 Takashi Saito

その後、垂れてきた中島選手と4周目に合流。3位の小坂選手が単独で見える位置を走っていたので協力してまわしていこうと若い二人に声をかける。

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📸 Kazutaka Inoue

6周目に積田選手が離れて、7周目の後半で中島選手が転倒したため、その後単独で小坂選手を追う。

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📸 Takashi Saito

一時、小坂選手と15秒差まで詰めることができたものの、ハイスピード踏み踏みコースで今期初レースがたたってか、8周目のシケインから脚が攣りはじめてしまう。

2021-2022シーズンJCX#1-13_SM

📸 Itaru Mitsui

ストレッチしたり本格的に攣らないように気を付けてながら、後続パックの追い上げ状況を確認して、走りにメリハリをつけて無事4位でゴールした。

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📸 Kazutaka Inoue

オープニングラップで中切れしてしまった走りが悔やまれるものの、スタート前、これほど自信がなかったレースはないくらいの状態から、向かい風の強いハイスピードパワーコースでこの内容の走りができたことは大満足している。

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📸 Takashi Saito

このメンバーでの4位は価値のあるものだし、前半、後半含めて単独での走りができたことにも驚いた。反面、調子を把握することの難しさも感じたレースだった。

この日の走りは、TCXとSLR 1 HooklessホイールとSERAC CX EDGEの高性能によるもの。そして、風が強いレースで最高のエアロ効果と快適性をくれた、APEXスキンスーツとエアロソックスに感謝したい🙏

2021-2022シーズンJCX#1-3

📸 Itaru Mitsui

次戦は1ヶ月後の「JCX第2戦幕張クロス」。過去すべてのレースで最高の走りができている相性の良いコースなので、ベストパフォーマンスできる状態にもっていって、かつ自信をもって臨めるように調整していきたい。

【AJOCC公式レース動画】

【リザルト】距離x周回数 : 2.5km x 10 Laps = 25.0km
1: 織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)1:03.40
2: 沢田 時(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+0:25
3: 小坂 光(宇都宮ブリッツェン) +2:17
4: 斎藤 朋寛(RIDELIFE GIANT)+2:52

【ラップタイム】

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【使用機材】
Bike : GIANT TCX ADVANCED PRO (XS-size)
Wheel : GIANT SLR 1 42 Hookless Wheelsystem
Compo : SHIMANO Ultegra & DuraAce Di2
Gear : 40 x 11-30T
Tire : IRC SERAC CX EDGE F&R/1.47bar [体重 : 52.5kg]
RaceKit : Champion System APEX サマースキンスーツ

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📸 Itaru Mitsui



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