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金木犀、香る。ー選挙とわたしの小さな社会運動ー

上田駅前でひとり街宣してみたり、
職場で選挙のあれこれを話すランチをしてみたり。

公示前は忙しすぎて何もできないと思ってたけど、
蓋を開けてみれば、小さいけどアクションができた。

10月27日は、衆議院議員総選挙の投票日。

【ひとり街宣】

通りがかった知人に撮ってもらった

誰に言われるでもなく、ひとり交差点に立つ。
「投票に行こう」と書かれたポスターを静かに掲げる。
「なんだろう?」という視線。
「見ないようにしよう」という意識。
「ああ、そうだよね」という小さな共感。
行き交う人々の視線、意識、共感を受け止めながら佇む。気が付けば1時間が経っていた。腕と膝の裏が痛い。

ひとり街宣をしたところで、
何かが大きく変わるわけではない。
たかがひとり、されどひとり。
ひとりの小さな行動を積み重ねていく。

【選挙なランチ】

ふと職場で選挙の話がしたくなったので、「選挙のあれこれをおしゃべりするランチ(※特定の候補者・政党への投票は呼びかけません)の需要ってありますか?」と社内チャットに流してみた。いくつか絵文字による反応が返ってきたが、コメントや直接何か言われることはなかった。

「やぎちゃん、あれやらないんですか、選挙の」と向かいに座る同僚が言った。もはや需要はないのだと思い込んでいたわたしは驚き、慌てふためき、「明日やります!」と同僚に返し、社内チャットにも案内を流した。

蓋をあけてみると8人ほどの同僚が参加してくれた。

この選挙は何を選ぶものなのか
候補者や政党はどう選ぶか
質問に答えるだけで政党や候補者とマッチングしてくれるサイトがある
入場券がなくても投票できる
子ども連れでも投票所に行ける
国民審査とはなにか
比例とはどんな仕組みか
無所属とはなにか

あっという間にランチタイムが終わった。それぞれがどう受け止めてくれたのかはわからない。でも、「選挙の話が気軽にできる職場、素敵ですね」という言葉をもらえた。

政治も選挙ももっと気軽に話せるようであってほしい。「いそのー!選挙の話しよーぜ!」と野球に誘うノリで声を上げる。わたしの小さな社会運動だ。

職場近くにいた猫ちゃん

ひとり街宣も選挙なランチも、
小さな小さなアクションだ。
やらないよりも、やってみた方がおもしろい。
土を耕し、種を蒔き、水をやる。
いつかなにかしらの芽が出て花が咲くかもしれないから。

金木犀が香る季節に、小さな社会運動を。
(投票、行こうぜ!)

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