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なにか書いてみたくなるペンとノート|自由が怖い人のためのガイドライン

キャンパスノートと呼ばれる,このノートのような罫線ノートは,
学生時代に一番使っていたノートだと思う.
小学校では鉛筆を使っていた.
中学校ではシャープペンシルを,
高校ではボールペンを,
大学ではパソコンを使うことが多かった.
罫線は文章を書き込むために引かれている.
だからこそ,言葉を乗せてみたくなる.
罫線ノートと方眼ノートや白線ノートは違う.
罫線ノートには流れがある.
左から右に,上から下に,
だから戻ることができない.失敗できない.
全てが歴史として残されていくノートだ.
そして文章も同じで,発した言葉は一方通行だ.
まっしろなキャンバスには恐怖してしまうけれど,
まっすぐに引かれた道を歩くならば,
少し楽しげな足あとを残してみたいとワクワクする

手書きのキャンパスノートを久しぶりに使って

昔使っていたキャンパスノートの切れ端が出てきたので,手近なペンで落書きしていたら思いの外楽しくなってしまいました.

手書きの良さってありますよね.僕は電池材料の研究というのをやっているのですが,アイデアを出す時とかまとめる時によく使います.節目節目では自分を振り返ったり,次に何をするのか,なぜいま苦しいのか,とかをひたすら書いたりします.

ただ,そういう時に使うのはほとんど無地のノートか方眼ノートなんです.理由は好きなところにどんどん書き込めるので発想が広がるから.手書きノートを書く理由はクリエイティブな発想をするためなのでこうなります.

一方で,キャンパスノートは全然違いますね.
一方通行だし,デジタルと違って消せないし,書き直すと汚くなる.でも,一筆書きしてみると案外楽しいです.いつもでは書かないような言葉が出てきます.

"どうせなら"

最近は"人生は自由だ"とか"好きなことをやれ"とかよく聞くようになりました.全くその通りだと思います.でも,何をしたら良いかわからなくなって立ちすくむ人も多いかと思います.

そんな時はレールに乗っていても良いのではないでしょうか?
ただし,自分のペースで,どうせならちょっと楽しく.

実際そのレールは絶対のものではないですしね.
キャンパスノートも,楽しくなってきたら,罫線を無視し始めるものですもんね.

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