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バンドワゴン効果

流行=高価? 価値の本質って何だろう?


気づけば変われる

世間で流行している物は、価値が高いと信じてしまう傾向が強いことです。

多くの人が価値を感じるものは、自分にとっても価値が高いとは限りません。

相場においても、同じようなシチュエーションを感じる場合に、意識してみるこのも良いかもしれません。


「バンドワゴン」とは

「バンドワゴン」とは簡単にいうとトレンドにのる・勝ち馬に乗るという意味で、経済学・政治学・社会学などで使われます。

「エリアNo1」や「売り上げナンバー1」と表示されているモノが良く売れたり、評価が高く、行列ができている店に人が集中する現象など、その事例は生活の中で数多く見られます。


ミクロ経済学

ミクロ経済学におけるバンドワゴン効果は、人の消費量が多ければ多いほど、自分の消費も高まるという効果です。「バンドワゴン効果」という名称は、アメリカの経済学者、ハーヴェイ・ライベンシュタイン(消費外部性理論や企業内部組織論に関する研究を行ったアメリカの理論経済学者)が創った用語であり、消費の効用への効果のうち、トレンドに乗ること自体が持つ効果をバンドワゴン効果と呼ばれています。


バンドワゴン効果の実例

近年討論されている行政へのDNA登録義務法は犯罪抑止として効果がきた1されていますが、犯罪者を見つけることが容易になるというメリットがある一方、プライバシー等の個人情報保護観点が問題になります。

しかし、たとえDNA登録義務が強制ではなく任意であったとしてもバンドワゴン効果によって、強制性が強く働くと指摘されています。

一般的な企業などで勤務している場合、雇用側からするとDNA登録した者を採用し、登録していない者は不採用になる可能性が高く、DNA登録がトレンド化する要素が多く、また登録しない者への差別意識も働くことが懸念されています。

このような一連の社会的フローは集団的な同調心理の原理にはバンドワゴン効果が含まれていると言えます。


投資・FXでも気をつける

バンドワゴン効果が明確化する多くの場合は、投資関連において時期を逸していることが多く、トレンド後になるので意識して回避する、もしくは資産の一部のみを運用することで比較的安全に取引できると思います。

自分自身もトレンドに惑わされず、価値の本質を意識して取引するよう心がけています。


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