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【金融リセット】よくある間違い。乗り越える方法とは? (2024年5月1日配信)

2024年5月1日にメルマガ配信した内容です


今回は、「今後の金融システム」の話をしようと思います。

まずは、これを書くにあたって、
私が「2020年」に書いていた内容を再確認してみました。

そこでは、
「お金が変われば、あらゆる物事が変わってくる」ということで、

(1)経済崩壊フェーズ
(2)新経済開始フェーズ
に分けて解説していました。


(1)では金融システムの崩壊の話をしており、
「グレートリセット」という言葉が世に出てきたのは、
“その後のこと” です。

その翌年、2021年には
岸田総裁が決まったタイミングで
「新しい資本主義」という言葉が登場しましたが、

その時点で私は
“新しい資本主義=社会主義”
と定義して解説し、

今後は
「社会主義に向かうことになる」
という話をしました。
(注:岸田内閣が発足前のことです)


つまり、このような話を始めたのは何年も前・・・

まだコロナワクチンもなく、ちょうど
“マスクが品薄だった頃” でしょうか。

今となっては懐かしくも思いますが、
その後、着実にシナリオが進んできた
ということになります。


なぜ この話から始めたのかというと、
「世界の構造が変わる」というのは、
確定的に続いてきたということをお伝えしておきたいからです。

そして、その頃から
“陰謀論が流行ることになる”
ということも言っていたのですが、

陰謀論の類は、
マーケットを無視した考え(ある意味、願望)
なので参考になりません。

(=そんな誰でも考えつくような理屈で
厳しいマーケットの世界を乗り切れるはずがありません)


そこで、私は
「グレートリセットは通貨価値がなくなることではない」
ということを追加説明しました。

通貨価値がなくなるのであれば
それ以外に資産を移せば良いだけなのですが、
そんな単純な話ではないからです。


というのも、
最終的な目標(ゴール)というのは、
“資本主義を終わらせる”
ということであり、

そのためには「資本(資産)の価値」を
リセットしなければ終わることになりません。

つまり、格差を是正するためにも、
お金を持っている人の資産を目減りさせる必要がある・・・

これが、もっとも重要な部分です。


最終的には、お金がなくても
特に問題がない世の中になると考えているのですが、
そのフェーズに至るまでの
“過渡期” というのは苦痛が伴います。

それに関してはまた別の機会に説明することにして、
今回お伝えしておきたいのは、
「どのように資産価値を目減りさせるか?」ということです。


これに関しても何度か説明はしたのですが、
結論としては、
「経済規模の縮小」
ということになります。

(※例えば、賃上げやPBR1倍割れも企業の数を減らすための政策であり、
そうすることで経済は縮小します)


それでは、具体的に
どのようなイメージで進むのかというと・・・

・市場Aをバブルにして、終わらせる
・市場Bをバブルにして、終わらせる
・市場Cをバブルにして、終わらせる
    ・
    ・
    ・
ということを順番にやっていくことになる
と考えています。

すると、最後には
“何も残らなくなる”


このような状況になれば、
さすがに ほとんどの将来性も
否定されるのではないでしょうか?


これがメインシナリオなので、
あとはそのゴールに向かうために
どのような手順を踏むのかを考える必要があり、

トレーダーとしては、
そのタイミングを的確に見極めることで
資金を移動させて乗り切るのが
“理想” ということになります。


(=つまり、ただのインフレ対策では間違えてしまうということです。
最終的には、それでも意味がないのかもしれませんが、
私は幸いなことにトレードの知識があるので できる限り続けるつもりです。
また、それは私の情報を見てくれている皆さんのためでもあります。
私がやめると、この情報発信も終わることになります)


先ほどの「バブル→終了」を繰り返すイメージは
よく理解しておいて下さい。

このことがわかれば、
今、資金が向かってバブルになっているからといって
“それがずっと続くわけではない”
というのがわかります。


それでは、この5月からの
「クライマックスとなる大相場」の話をする上で、
直近で終わっていくバブルのことを考えてみようと思います。


・・・とその前に、私は昨年の秋頃に、
「金融崩壊が始まった」
というような内容を書いたことがあります。

しかし、ご覧の通りその予測は外れ、
逆に、今のようなバブル相場になっています。

しかし、あの時には確かに
米国市場のリセッション入り=崩壊シナリオ
が存在していたのです。


それを見事に打ち消したのが、
“半導体バブル” というもの。

まさに “半導体だけ” と言っても
過言ではないくらい
半導体によって市場全体を押し上げることになり、

それがそのまま今年に入ってからの
好地合いにもつながりました。


これは「シナリオの先延ばし」ということなのですが、
まずは、この半導体バブルが
“すでに天井をつけたかもしれない” と見ています。
(現時点では、です。まだわかりません)


もし半導体バブルが終わったのであれば、
この「半導体市場の終了」というのが1つ目。

次に起こったバブルといえば
「ゴールド(貴金属)」だと思うのですが、
これがそろそろ終わるというのが2つ目。

(注:ドル建てのことを言っています。
円建ての金は、ドルと同様に動きます)


そして、その次が「ドル」と考えており、
このドルが上昇することで
5月に日本株が急騰するのでは?

というのが、
“最後の大相場” のシナリオです。


そして、その後、
このドル上昇が終わりを迎えるとすれば、
それは米国自体のリスクに繋がるのですが、

「バブル→終了」という手順を繰り返すのであれば、
それもあり得るということになります。


となると、その次に上がるのは
仮想通貨か? 日本円か?

その転換点が、
“5月中旬” になるかもしれません。
(※ドルが下がる時には再度ゴールド上昇)


・・・以上は現時点での仮シナリオなので
実際どうなるのかはわかりませんが、

いずれにしても、
このように「次の資金の逃避先」を探して
ベットし続けるのが正解なので、

今◯◯が急騰しているから
それがずっと安全なのかというと、
そうではないということです。
(※もちろん不動産バブルもあります)


そして、最終的にどの市場も終わる状況になれば、
あらゆるシステムをリセットすることに
なるのではないかと思います。
(=その頃には誰も反対しないでしょう)


このようなシナリオを考えていくと、
ちょうど日本の「新円切替」が
非常に良いタイミングに思えるのですが、
私はそれでも良いと思っています。

歴史は、その繰り返しだからです。


ただ、前提知識として理解しておいて頂きたいのは、
「右」を作れば「左」も用意するというように、
常に “逆側”を用意することで、世界のシステムは構築されます。
(例:資本主義に対する社会主義、キリスト教に対するイスラム教など)

そして、金融の世界においては、
日本はいつも世界の主流とは反対側に置かれます。(=それが役割)

リーマンショックを乗り切れたのは
日本の犠牲(失われた30年)があったからですし、
おそらく次もそうなるのではないでしょうか。
(今現在も、日本が米国債を支えることで急激な円安が進んでいます)


そして・・・
いずれ世界経済全体が落ち込んだ時には、
逆に(相対的に)日本だけが浮上することもあるかもしれません。

また、このように、
世界の構造を大きく変えるために利用されるのが
戦争やパンデミックだったりもします。
(=近代のそのようなイベントで、本当に偶発的に起こったものはありません)


“こうして世界は循環していく” という話なのですが、
また別の視点で、もっと上のレベルでも
世界は大きく変わっていきます。(※すでに変わりました)

この話については、ここでするかどうかはわかりません。

ただ、理屈では説明のつかない不可解なことや
自然災害などが異常に頻発するのは、
今がそのような時期だからです。

これまでの常識や価値観がひっくり返るレベルのことも
近いうちに起こるのではないでしょうか。

人の数が減るのも自然の摂理なのかもしれませんし、
そうなると、お金のことなんて考えても仕方がなく
もっと大切なものがあるはずです。
(=世界はあなたの認識次第)


何百年どころではなく、
もしかすると何千年という単位での
大変革、激動の時代を、私たちは生きていくことになります。
今は、それだけ特殊な時期なのです。

相場も、世の中全体も
今年は激しく動くことになるでしょう。


なお、私の最新の見解については、
「毎週更新のnote」の方にアップデートしていきます。

こちらの方が、その時々で正確な内容になるので、
興味のある方は “毎週日曜” にご覧ください→


PS.

いつも同じ結論で申し訳ないのですが・・・
結局のところ「トレードスキルが必要不可欠」ということになります。

そして、これは別に “私が投資を伝えている立場だから言っているのではない” ということをご理解下さい。

(=経済が縮小して普通の仕事やビジネスが困難になれば、トレード以外にお金を稼ぐ手段がなくなります。派手な生活スタイルは流行らなくなり、なるべくお金を使わないことの方が大切になるでしょう)


「本当に正しい投資」については、こちらで詳しく解説しています→


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