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【無料サンプル】城北忠明のトレード戦略(有料化のお知らせ)

2022年より、2年半もの間「私自身の相場考察とトレード履歴」を書いてきました。(※相場観は先出しにこだわり) ネット上では、相場を見ずに投資を語る人や、都合よく後出しする人ばかり目立つので、私はうまくいったこともうまくいかなかったことも、すべてごまかさず正直に書いてきました。
もちろん、想定を間違えれば私も損します。それでも 「精度が高い」「情報が正確」「間違いない」という声を多数頂き、“大部分は合っている”ということは十分に証明できたはずです。お読み頂いた方々とのご縁には感謝しています。
できることなら、これを続けることで “さらに読んでくれる人が広がれば”・・・と思って毎週休まず書いてきましたが、残念ながら、これ以上続けても広がらないという結論に至りました。投資に関する情報提供を始めて10年以上・・・これからは私も “拡大よりも縮小”を選択して、情報提供する幅を狭めていきます。(※あとは、残った方々とのお付き合いだけになります)

このページには、そんな私の「相場考察とトレード履歴」の “サンプル”だけ置いておきます。内容としては、“毎週日曜にメインシナリオ” を更新し、その後、何かあれば「追記」にて文章を追加していきます。もしご興味があれば “有料”にて公開していますが、無理に宣伝もおすすめもするつもりはありません。それでも読んでみたいと思われる方だけ、ご購読下さい。
(※基本的には、私自身の情報よりも “私が紹介している情報” の方が価値があると思います。私は今まで通り 「毎週の習慣となったnote更新を続けているだけ」です。 なお、有料だからと言って特に何も変わることはなく、“私個人の考察とトレード履歴” に過ぎません。サポートやアドバイス等はありませんのでご了承下さい。ただ、なるべく「追記」の頻度は増やそうと思います。また、もし一定の購読者が続くのであれば、具体的に「どのように売買すれば良いのか」のマニュアルくらいは作成するかもしれません)
金額は「4週間で5000円」で、過去1ヶ月分はバックナンバーも見れるようにします。また、中には途中から参加する人もいるかもしれないので、“残り2週間になれば値下げ”して、3500円にします。ご興味のある方だけどうぞ↓↓
(注:アプリで決済すると割高になります。PCスマホ等の“ブラウザ上”での決済がおすすめです)

★大口の機関投資家の手口、テクニカル、ファンダメンタルズなど総合的に見て考察。最終的には私の相場観による需給判断。一般的なニュースや情報はほとんど参考にしません(参考になりません)。始めた目的・理由については、最後に書いています。(その他、コラムも掲載)
私の投資の基本的な考え方(投資の結論)についてはこちらにまとめました→

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【1月27日(月)〜】 メインシナリオ(サンプル)


今回は残り2週分なので、値下げして3500円となります。(=アプリ決済だと割高になりますのでご注意下さい。PCスマホ等のブラウザ上での決済ならこの価格です)
先週の想定シナリオとして書いていたのは、「株価上昇↑ ビットコイン下落↓」というものです。ちょうど1週間前の時点では、トランプ大統領就任直前のタイミングでビットコインが急騰していました。私も『12/17以来となる“ビットコインにほぼフルベット”』ということで、大きく買っていることを このサンプル内でも書いていました。そして、それと同時に、以下のようにも書きました→
『今の目の前の動きに乗っていると大損すると思います。いつでもニュースになれば “その逆が正解”。相場を知らない人が知れば(言い出せば)、その話は終わりです』
・・・これはどういう意味で言ったのかというと、そのタイミングから「仮想通貨は買い」と言い始める人がいたからです。ですが、私は前もって「ここが天井」「ビットコイン下落↓」と言いました。実際には、12/17の時のように完全にピンポイントで当たったわけではなく、1日ずれる結果となりました。(=私の天井想定は1/21でしたが、実際の天井は1/20) もちろん、それでも十分な利益でした。また、「株の方は全力買い」ということだったので、そちらの方でも順調に利益を伸ばせた週です。
そして、きちんと書いておきたいのですが、このページ内でも書いていた「11月上旬からの長期買い」に関しては、“米国株が最高値更新”となったので正解になりました。さらに今週は、その「長期シナリオ」が変わる超重要なタイミングになります。その次はどうすれば良いか? “1ヶ月以上続く大きくトレンド”も想定していますが、そんな私の相場考察、投資戦略をお伝えします。

・・・ちなみに、この場で書いておきたいこととして、話題の「フジテレビ」に関しては “空売り”で入って利益になりました。少し前の「ミクシィ」もそうですし、金でも仮想通貨でも、相場を見ない人が言い出せば、わかりやすい “売りタイミング”だからです。(=「ニュースに対しては逆張り」が基本)
今回から「残り2週間分で3500円」。そして、陰謀系の「裏コラム1」も長文で書いています。これを読めば、昨今の政治・芸能界の件も含めて “今本当は何が起こっているのか” が理解できるはずです。そして、今近づいてはいけない方向は何か? “フランス革命”の時と同じように、いつの時代も簡単に動かされるのが大衆なのです。

繰り返しますが、今週は「相場の大転換」となる、非常に重要な週になると考えます。具体的な想定シナリオを戦略を知りたい方、また、世界の裏側を知りたい人は読んでみて下さい。今回で「3500円に値下げ」となります→


★以下はサンプルとして残しておきます。(有料化の経緯、最後のメッセージなど)

【1月6日(月)〜】 メインシナリオ


【1/10追記】(寄り前)本日引け前に積極買いしていきます。(=候補はクリスマス頃から上昇している銘柄=半導体等?) 今晩の今年初の雇用統計だけは警戒していますが、週明けからはマーケット全体が上昇するという想定です。(ただし、直近の上昇相場でも下がっている銘柄は多いので、売りも残す可能性はあります。ビットコインショートは雇用統計後まで持ち越したいです) 昨日の追記でも書きましたが、“ここからが金相場の本番”ということで、良い銘柄がなければ「金買い」で良いと考えています。(為替はユーロ円ショートを来週も継続します)

(夜)雇用統計の結果が出ましたが、「日経ショート、ユーロ円ショート、金ロング、ビットコインショート」で大正解となりました。“警戒”した通りに下落展開、さらに昨日「コモディティ買い」と言っておいたように、コモディティ全般上昇です。(※今回は金以外に原油も買っておきました。雇用統計後には、日経・ビットコインショートを手仕舞い、ポンド円ショート追加。あとは週明けに米国株・ビットコインが上昇に転じれば完璧なのですが、どうでしょうか。ちなみに今の為替は“ドル高・円高”なので、ドル円で見ても強弱がわかりません。私は現在ユーロ円・ポンド円ショートしているように、ドル以外では円高で考えているということです。“通貨価値が下がってインフレ”ではないので、判断を間違えないようにして下さい)
さて、これで結局、年明けから連日「追記」したことになります。そして、このnoteの無料公開はこれで終了となります。(※有料化への詳しい経緯については、以下の1/6本文をご参照下さい。今後、このページでは「無料サンプルを掲載する」という予定でしたが、サンプルを別途用意するのも手間なので、ここまでの内容をそのままサンプル代わりに残すことになりそうです)

・・・無料でお読み頂いている皆さんとは、ここでお別れになります。私の発信する無料情報に関しては、メルマガを登録して頂ければ、「1ヶ月の相場予想」くらいは月初にお届けできると思います。(あとは「本当の投資」の内容をよくお読み下さい)
それでは、これが最後ということで、これまで書いてきた「中長期の見立て」をまとめて終えることにします。昨年時から言い続けてきたシナリオは「1/3~1/20前後まで上昇」ということで、ここでは「米国株・金↑」としてきました。(※現時点ではまだ米国株は上がっていないため、金買いのみ対応) さらに長期シナリオで言うと、11月最初の時点で「円建てS&P500買い→トランプ大統領就任まで」と言っていましたので、この「11月初旬~1/20前後までが長期買い(円安か株高)」で予測していた期間になります。
今現在の見立てでは「1/20の後も数日くらい(月末近くまで)は上昇」という軌道分析に変わっており、そこで天井をつければ、来月以降は「長期下落波動(=米国株↓ドル↑)」になると考えています。つまり、トランプ大統領就任した翌月からは、基本的には「金利上昇でドル高・米国株安」で考えます。
「ビットコインが金利上昇に弱い」ということは今の相場でもわかると思いますが、いずれは金(ゴールド)も上がりにくくなるとは思います。(=金もビットコインも、長期ではレンジ想定。逆に長期上昇期待できるのは、“長いデフレを脱却してインフレに向かう日本株”) ただ、「円建て金」に関しては、ドル上昇によって上がるのではないでしょうか。株よりは良いかもしれません。(=「金相場はここからが本番」と言いました)

“何十年も上昇が続いた米国株が下落に向かう”ということは、金融の歴史において大きな変化であり、これまで通用した投資が通用しなくなることを意味します。
私は年始のメルマガで、「トランプ大統領の役割は米国を終わらせること」だと言いました。そして『世界がひっくり返る』『歴史の巻き戻し』という表現も使いました。ほぼすべての人が、この世界のことを誤解しています。表側でも裏側でも、私と同じ見方をしている人を誰も見かけません。これから注目しなければいけないのは「アメリカ以外」です。“トランプ氏と石破氏の立場(評価)を入れ替えて” 考えなければいけないのですが、誰もそのような見方はしません。メディアを見ても何もわからないですし、陰謀論も一切信じる必要はありません。トランプ氏が石破氏を相手にしていないのではなく、逆なのです。何もかもが逆で、これからはアメリカを除外することで「新しい資本主義」に向かうのです・・・(※おそらくトランプ氏よりもプーチン氏の方が重要)
そして、それにあたって私がもっとも危惧しているのが、昨今の陰謀系・スピリチュアル系の風潮です。なぜ彼らが同じようなことを言い始めたのか?その背景に何があるのか?どこに繋がるのか?を考えなければいけません。彼らが、その嘘・間違いに気づいた時に “陰謀論は終了”し、彼らの役割も終わります。だから、表も裏も どちらも信じてはいけませんし、今後起こる出来事にも影響されてはいけないのです。
私は、今年2025年は「過去一番の変化になる」と思っています。これまでの世界の中心(=裏側こそが中心)がなくなることで、歴史を巻き戻していくことになります。お金のことは大きな問題ではなくなってくるでしょう。私が最後に書き残しておきたいことはそれだけです。あとは、(読んでくれる人がいるのかどうかわかりませんが)有料版の方でお会いしましょう。(※このページに書いているような形式で、私の日々の相場考察を書き残していきます。有料版は4週間に1回、新規noteとして追加します)

【1/9追記】寄り前。やはり今週は方向感がないと思います。(日経は上下繰り返す。狙いたいのはユーロ売り・ドイツ株買い) 今日も昨日と同様、あえて言えばドル上昇想定くらいで何もすることがなく、金曜引け前に来週に向けたポジションを組む形で良いと思います。その時には株よりも「コモディティ買い」を意識したいです。年始に“スタグフレーション” “わからなければ金買いで良い” と言いましたが、そんなイメージです。(※ビットコインショートは含み益になりました。ドテンまでもう少しです。現時点ではドイツ株買い・ユーロ円Sが追加約定。日経はショート、個別は売り買い半々。全体では“円建て金”が大きいです。→その後、ドイツ買いをやめてCFDでも金ロングしました)
ザラ場後。この地合いの中、何とかプラス推移できているのでうまくやれているとは思うのですが、今晩は米国休場で明日の相場が重要になります。「明日が買い場」という認識なのですが、日本は三連休前でもあるので、その先まで考えて銘柄選定しなければいけません。実際には翌朝にならなければわからない部分も多いのですが、私自身が明日は十分に時間を確保できないこともあり、先に候補をスクリーニングしていました。とりあえず条件として考えたのは「この3週間の相場で上昇しているもの」です。その間、ドル円は横ばいで金は上昇。だから上記で書いた「コモディティ買い」を考える相場となります。(=金相場はここからが本番) その条件でピックアップしていくと、実際には売り候補もたくさんあり、それを見ていると景気が良くないことを実感します。それでも株価が上昇するのだとすれば、それは“スタグフレーション”ということです。良い銘柄が見つからない場合は引き続き「金」で良いのかもしれませんが、私は「大型半導体」なども候補として考えていきます。(=ここから半導体が上がれば、株価指数は上がることになります。なお、ビットコインに関しては明日あたりでショートは手仕舞いして、買いを考えるのは週明けの相場を確認してからで良いと思っています)

【1/8追記】寄り直後。メモだけしておきます。今日は一時的に“メインシナリオと逆に動く日”という感じで、何もできそうにありません。(日経はほぼ日替わりで上下する想定。今日は買いでも明日には売ることになりそう。オプションが軽くなって変動しやすくなっています) 今日はある程度ポジション縮小して “円建て金”でも買って終わることになりそうです。(=金はこのあたりが買い場判断なのですが、一時的に円安なので円建てを買っておきます。今週中にはまた円高想定なのでドル建て金に入れ替えます) とりあえず、持ち株ではアクセルマークがストップ高目前まで急騰。野村マイクロも好調。そして、ビットコイン下落は想定通りでした。ビットコインはもうしばらく下目線で、買い転換は週末か週明けくらいで考えます。ここで下がれば来週は急騰でしょう。あとはユーロ円・ポンド円ショートもうまくいきました。(注:寄り時点でうまくいっていることだけ書いていますが、逆に動いてストップにかかったものも多いです)
ザラ場後。改めて地合いを確認した結果、今週の残りの相場は「ほぼ動かない(方向感なし)」という判断になりました。ただ、週明けからは金利が下がってシナリオ通りに(米国株・金↑で円高)という想定なので、金曜までに来週に向けての買いを仕込む局面だと考えます。今日は予定通りポジション縮小して、余力を“円建て金”にして終わりました。(※多少の新規エントリーはあります。東電など売りポジションも少し増えました) 今のところ “明日から改めて円高転換” だと考えて中期のユーロ円ショートを入れたいです。(※ドイツ株買いも検討。昨日ロングしていたのですが、一旦利確撤退しました)
夜。ユーロ円ショート約定。そしてドルは上昇していますので、こちらは想定通りです。(=円建て金は上昇) 本来なら明日から売り転換の予定でしたので、まだ半ロットです。明日再度「日経ショート・ユーロ円ショート・ドイツ株ロング」を追加検討。現時点では金曜までがドル(金利)上昇想定で、金曜に金利下落のポジション(米国株・金↑で円高)に入れ替えたいです。(このユーロ円ショートは2週間くらいは継続予定。それが円高局面で、その後に円安局面という考えです)

【1/7追記】ザラ場終了後。現在、グロース(小型株)ばかり積極買いしていることもあり、何十%も含み益が乗っている銘柄がいくつも出ています。(日米ともに量子銘柄など。その他、今日は「ハートシード」がストップ高でした) 日経の上昇には乗っておらず、逆の取引で損しているものもあるのですが、強い銘柄のおかげで助けられている感じです。(※空売りの利益もありました)
昨日はあまり時間がなかったこともあり、説明不足だったかもしれません。私の見立ては昨年時から一切変更はありませんので、そのあたりを改めて整理して説明したいと思います。まず、一番大きな中期シナリオとしては、「1/3~1/20前後までマーケット全体が上昇」というものです。そのため、「年始が買い場」と言い続けていました。
(=細かい変更点ですが、1/20ではなく“1/20前後”としています。全市場が同じポイントで天井をつけるわけではないからです。また、本来であれば1/3から買いと言いたかったのですが、日本市場に関しては休みのため「(日本株は)1/6大発会が買い場」と言っていました)

そして、この1/3~1/20前後までは「米国株・金・グロース↑」というのが一番大きな想定シナリオです。今考えたいのはこの波に乗るということなのですが、ここに日経を含めていないのは、SQもあって “上がっても売られやすいから”です。日経の軌道は基本的に乱高下で “どちらかと言えば下目線” だと書きました。だからこそ、私が狙うとすれば「上がってからの日経売り」なのですが、それでも、“乱高下”ということは上がる場面もあるため、短期売買を繰り返すことになります。そのため、実際にはロングも入れていたり、プットもすでに手仕舞いしてしまいました。(=すべて短期なので、ここで書いても意味がないと思います。ほぼ日替わりのように「上下繰り返す」というのが日経の相場予想です)
さて、「上下繰り返す」というマーケットは、手を出すにしても難易度が高いです。だからこそ今は「指数よりも個別株」と言っており、さらに1週間くらいは “日経はどちらかと言えば下目線”・・・ ということは、「米国株・金↑ 日経↓」になり、これは円高想定になります。
それでは、直近で円高局面はいつだったのかというと 「11月後半」です。11月後半というのは特徴的な相場で、確かに円高で日経下落なのですが、「米国株・グロースは上昇」で地合いは悪くないのです。(=米金利下落のため) これは今の想定シナリオともちょうど一致しているため、今の相場は「“11月後半をイメージ”して、その期間に上がっている銘柄を買えば良い」という考えになります。
(=ここまで、金利の想定軌道からシナリオを考察しています。先日の追記でも書いたように、「年末に金利が上がり→ 債券が買われ→ 年明けから金利が下がる」という見立てです。だから 「年始からマーケット全体が上昇=買い」ということです)

実際には、日経の乱高下には、SQと円高以外に “半導体による影響”も大きいです。半導体が上がれば日経も上がるため、これがさらに難易度を引き上げています。そして、この日経と同じように、“乱高下”という説明をする必要があるのが、仮想通貨(ビットコイン)です。
先ほど、日経は「上下しながら下目線」と言いましたが、ビットコインに関しては「上下しながら上目線」となります。私は昨年末からビットコインショートを保有しているので誤解されるかもしれませんが、ビットコインの想定シナリオを解説すると、次の通りです・・・
「11月から大きな上昇波動」というのを10月時点から言い続けており、それが終了したのが12/17です。それまで、仮想通貨にほぼフルベットしていた私が利確したのもちょうど12/17です。そして、そこからは「年末に向けて下落」と言っており、そのためショートを繰り返してきました。(※今残っているポジションはやや含み損ですが、それまでに数回のショートで利益確定済みです)
そして、ここからが大事なのですが、「年始には再度急騰して、そこで最高値更新する可能性がある」と言いました。年が明けた今、実際に再度の急騰が始まっています。この上昇に関しては、仮想通貨が上がるというよりも、“金利が落ち着くことで仮想通貨に再度資金が向かう” という観点からの予測になります。(=金利を考えずに仮想通貨の軌道は予測できません。金利はすべてに優先するファクターです)
ビットコインに関しては「上下しながら上目線」ということですが、それなのに、なぜまだショート保有なのかというと、“押したところでドテン買い” するつもりだからです。昨日の更新で『金・仮想通貨は今週一度下がる可能性があります』と書きました。金は、今は円建て金を持っているだけで、ドル建てではノーポジションです。明日あさってあたりで金・ビットコインが下がることがあれば、そこでドル建て金(ゴールド)とビットコインを買うつもりです。(※今、円建て金を持っている理由は、一時的に円安に動く想定だったからです。これは持ち続けるつもりはありませんので、明日にでも手仕舞いします)

長々と書いたのでまとめますと、1/20前後までの中期的な見立ては「米国株・金・グロース↑」で、おそらく円高になるからこそ「11月後半の相場のイメージ」となります。(=その相場で上昇していたセクターは不動産・仮想通貨など)
ただし、その一方で上下繰り返す(乱高下する)マーケットが、日経と仮想通貨。短期的なボラによって期待値もあるのですが、その分 “難易度の高い市場”ということになります。(=取引する場合は、大きく下がったところで買い、大きく上がったところで売り)
現時点で言えば「金・仮想通貨の押し目を待っている段階」で、今週中盤に下がれば、そこが買い場。それ以降、来週に向けては「全体的な上昇相場」というのが想定シナリオになります。(=ここでは日経は難しいので除外し、「米国株・グロース買い」をメインで考えています)
・・・以上、昨年から言い続けているシナリオについて、再度まとめて説明しました。ちなみに、現時点では日経はノーポジションで、「ユーロ円ショート」が大きいかもしれません(本日の高値でエントリー。その後ポンド円ショート・日経ロングも追加)。それ以外はほぼ “個別株買い” になります。SQ週の激しい日経の動きで振り回されがちですが、確度を上げたいのであれば “安定して上昇が続いているもの” を見つけて選んだ方が良いトレードができるでしょう。 (←追記ここまで)
(※来週以降、このnoteは有料化します。詳しくは本文をご参照下さい↓)



新年あけましておめでとうございます。年末年始、時間がありましたのでゆっくりと考え直して、結論を出しました。私は、このnoteは今後クローズドにして「有料のみ」で公開することにします。・・・はい、ほぼすべての人が「無料だから読んでいるだけ」というのは十分に承知しています。それでも、これ以上広がらないのであれば、閉じていくのが時代に合った流れという考えです。(詳しくは後ほど説明します)

まず、年末年始までのトレードの振り返りに関しては、【1/4追記】の部分に詳しく書きましたので、そちらを参照して下さい。
今日は予定していた通り、朝一でドル円ショートは手仕舞い。そして、ユーロ円ロングを追加。日経は、上がるのを待ってから先物ショートとプット買いを入れました。個別株の方は、基本的にグロースと “スタグフレーション銘柄”を買っているような感じなのですが、最終的には空売りも多少増えて終えました。年越しのポジションでは「野村マイクロ」「テラドローン」などが好調で、思ったよりも良い新年のスタートを切れました。(※野村マイクロはストップ高です。ザラ場終了後は、ユーロ円ロングを全部利確して、次はポンド豪ドルロング。そして、日経ショートは手仕舞いしてプットのみ残しました)

今週の戦略ですが、朝の追記でも書いたように「米国株・金↑ 日経↓」というイメージで考えています。(つまり円高相場) 日経はどちらかと言えば下目線ですが、全体的にリスクオフを考えるつもりはなく、個別株では積極的に買っていきます。(=銘柄選定は11月後半の円高局面を想定) わからない場合は「金買い」でも良い気がしますが、金(仮想通貨も)が本格的に上がるのは来週以降になると思います。来週にはマーケット全体がリスクオンで大幅上昇するという見立てです。
(=金・仮想通貨は今週一度下がる可能性があります。私も現時点では金買いのポジションが大きくなっているのですが、一部決済してから買い直すかもしれません。年末年始は日本株の取引ができなかったため、余力資金を金・米国株に回したことで、金・米国株のポジションが大きくなりました)→追記。ナイトで金が下がったので一旦大半を手仕舞いしました。後日また買い直します。

・・・さて、冒頭に書いた「note有料化」に関して、改めて説明していきます。
私はこれまで、このnoteは “無料での公開”にこだわっており、有料にするようなことは 一切考えたことがありませんでした。これを始めた目的などは最後に記載していますが、嘘やごまかしばかりのこの業界だからこそ、きちんと先出しで相場観を書くようにして、私が間違っていないことを証明したかったからです。(中には失敗することもありますが、それも正直に書くことに徹底しました) 相変わらずネット上では、相場を知らない人が相場を語っているのを目にすることがありますが、それはもう仕方がないと思っています。私は少しでも「投資は、このように考えるもの」ということを伝えたかったわけですが、一部の人には伝わったと思いますし、これで私ができることは終了しました。いつも言うように、「ニュースに対しては逆張り」であったり「個人投資家が考える逆が正解」などだけでも伝われば、それで十分だと思います。

そして、先日も書いたことですが、できれば、これを続けることによって、このnoteの読者が増えれば・・・とも思いましたが、それも頭打ちとなり難しくなりました。“ここが私の限界” だということで、「私はこれで情報発信を終える」ということを 半分くらいは決めていました。ただ、その後も続けて欲しいという声を多数頂いたり、私自身としても、せっかく2年半も続いた毎週の習慣を、ここで完全にやめようという気持ちはありません。続ける理由がなくなっただけで、(非公開でも)記録として書き続けること自体は苦ではないのです。
ですので、“私自身は何も変わらずに続ける” ということにして、あとは “どうしても読みたい人だけ” 読んで頂ければと思います。無理に読んで頂く必要はありません。有料でも読みたい方だけどうぞ。
そして、「1ヶ月単位の相場予想」であれば メルマガの方でお伝えしますので、“無料情報のみ”受け取りたい方は、メルマガを登録しておいて下さい。このnoteページに関しては、来週以降は「サンプル」を掲載する予定です。そして、有料版に関しては、開始時に新規noteページにてご用意します。

それでは、長い間お読み頂きありがとうございます。今週の間は、これまでと同様に “追記”を繰り返すと思います。準備が整えば 次回更新分(1/12)からは有料ページに移りますが、私自身は引き続き何も変わることなく、私の相場予想とトレード履歴を毎週書いていきます。
(=月額数千円を予定。有料になることで、なるべく毎日追記する形にはしようと考えています。逆に言えば、変更点としてはそれくらいです。あとは、もし継続してお読み頂くような方がいれば、“売買ルールなどをまとめたマニュアル”くらいは用意しても良いとは思っていますが、おそらく 誰も有料では読まない可能性の方が高いとは思います。私自身は、誰も読まなくても毎週の習慣として書き続けていきます)
私よりも価値のある投資情報はありますので、今後も良質な情報は、その都度ご紹介していきます。別にこれが最後ではないのですが(明日以降の追記もあります)、これまでお読み頂きありがとうございました。
(※来週以降はこのページでは「無料サンプル」を掲載することにして、今後は “有料”という形で続けていきます)


【12月30日(月)〜】 メインシナリオ


【1/6追記】寄り前。取り急ぎの追記だけしておきます。今週は日経がSQ週で難しくなりそうなので、個別株を中心に考えたいです。(=日経は最初上がった後に売られやすい。今週はどちらかと言えば下目線なのでショートします) 『米国株と金は1/3から買い転換で、それが1/20まで続くという想定』と言っていましたが、「米国株↑金↑」という相場で考えるとすれば、ここでは少なくとも「12/20~12/27」に上昇している銘柄を選びたいです。(あと、後ほど訂正しますが、実際には1/20よりも、もう少し後ろに軌道がずれそうです。また、金はすぐには上昇しないかもしれません) 詳しくは、本日夜には「1月6日(月)〜メインシナリオ」として新規更新できると思いますので、しばらくお待ち下さい。

【1/4追記】1/6大発会が始まる前に、年末年始までの取引をまとめておきます。年末年始でも、日本以外の市場や先物CFDは動いていたりしました。その間、基本的には取引する気はなかったのですが、“先に予定していた取引”をいくつかしましたので書いておきます。
まず、「ビットコインS・イーサL」を1/2-3で手仕舞いするということでしたが、仮想通貨が上がる場面があったのでそこでイーサリアムLは手仕舞い。これは損切りですが、一応予定していたタイミングで多少は戻りました。あとはビットコインSですが、こちらも手仕舞いしても良かったのですが、若干下がる可能性が残っているのでまだ残しています。そこまで引き延ばすつもりはなく、もう少し下がればカットします。(遅くとも週明けにはカットすると思います) 次に為替ですが、12/31の時点で「ドル円S・ユーロ円L」でニュートラルのポジションと書いていましたが、1/2にユーロが大きく下げた場面があったので、そこでユーロ円Lを追加しました。ですので、今はロングの方が大きいことになります。おそらく週明けにはドル円Sをカットして全体的に上目線になると思います。(※最終判断は月曜の朝にならなければわかりませんが) あとは米国株も動いて下落局面もありましたが、そこでは米国株を積極的に買いました。(NISA枠も米国株に使ってしまいました) そして、最後に「金買い」。このあたりが買いタイミングだと考えて大きく買いました。(=米国株と金は1/3から買い転換で、それが1/20まで続くという想定になります)
さて、月曜からは2025年の相場が始まりますが、12/30大納会の時点で1/6大発会に向けてどう考えていたのかというと、「円高で日経↓米国↑」ということでした。現在の終値を確認してみると、12/30からの比較では「円高、日経は下落、米国株ほぼ変わらず」となっていますので、ほぼ正解と言って良いでしょう。最終的に残した銘柄は「ドル円↓日経↓」の局面で上昇している銘柄にしたので、そこまで下がらない(もしかすると上がる)とは思います。どちらにせよ、「クリスマス後の買いを 大納会で手仕舞い」という戦略は正解でしょう。あと、その後の追記で、下値の目安として「日経39200円・ドル円156.5円」と書いておきましたが、それもほぼ正解となります。
週明けからは全体的にリスクオンのポジションに入れ替えると思うのですが、判断は朝に行います。以前からの想定シナリオでは「大発会が絶好の買い場」ということなのですが、ここで狙いたいのは、グロース・米国株・金買いです。日経や円安銘柄には期待していません。日経は月曜に上がった後は売られやすいと思います。(=厳密に言えば1/3で買い転換なのですが、日本市場は1/6からなので “大発会が買い場”と言っていました。ここまでに考えていた流れは、「年末に金利が上がり→ 債券が買われ→ 年明けから金利が下がる」ということです。今のところシナリオ通りに推移しています)

【12/30追記】寄り前。メモです。日経は上昇スタートの雰囲気です。(=やはり“日経ショートは金曜ナイトまで” と言ったのは正解でしょうか) 今日は、上がってスタートすれば利確していく日になります。(ドル円ロングも撤退) そして、余力ができればとりあえずS&P500(今回はヘッジあり)か、キャッシュのままで終わりにします。
前場終了。3分の2くらいは手仕舞いすることにします。(グロースが好調です。リベルタはここで利確。「10日で2倍以上」になりました。同様に強いテラドローンはそのまま持ち越します。量子関連が強いので今晩の米国株(RGTI・IONQ)も期待できそうです) S&P500(ヘッジあり)と中国株を少し買いました。(日経は4万円割れで少しショート。利確は浅め→ナイトで利確) そこまでネガティブに考えているわけではないのですが、一時的に円高想定のため最終的にはキャッシュ多めで年を越すことになります。(=ドル円ロングは158円で利確。年末年始に狙うとすればクロス円ショートなので逆指値売りだけ入れておきます)
ザラ場後。4万円は超えずに終わりました。「前週金曜ナイトで下落は終了→ 月曜寄りは高値で開始→ そこから“寄り天”想定で手仕舞いしていく」・・・ということで、イメージ通りの展開でした。本日大きく上昇した銘柄は来年のテーマ株になりそうなので、今後の押し目を狙うつもりでリスト化しておくと良いかもしれません。ちなみに、量子コンピューター関連は私も結構前から監視リストに入れています。今回はポジション縮小のタイミングだったので新規・追加買いはしませんでしたが、2025年注目テーマの1つでしょう。(※あくまで長期目線なので、短期ではまだまだ乱高下すると思います)
ナイトでドル円156円台まで下げたので書いておきます。今のところロングを158円で利確したのは正解で、“そこから円高”なのでキャッシュ多めにしたのも正解となります。(=少なくとも円安銘柄は手仕舞い済み。ドル円ショートも約定しました) ここから日経39200円あたりまで下がれば想定軌道通りになります。1週間先の予測は難しいのですが、1/6朝の時点で「円高で日経↓米国株↑」となっていれば見立てが合っていることになり、そうなれば、その次が金利が下がって「全面的にリスクオン(おそらく円安)」となる想定です。(つまり、今は日本円に戻しておいて「1/6大発会から買い」で正解に。米国株だけ、この下げで先に買い始めました。この下落は “年始からの上昇に必要な下げ” なので、これでシナリオ通りの進行です。なお、ドル円ショートは154円に指値を入れておきます。フラッシュクラッシュ狙いで)
12/31。CFDで日経39200円に近づきました。良いところまで下がってきたので そろそろ買いを考えますが、日経は買わずにユーロを買います。ユーロ円とユーロドルを少しロングしましたが、実際に上がるのは来週になるかもしれません。
夜。少しずつ上目線になりつつあります。ドル円S半分とユーロドルL利確。現在はドル円ショートとユーロ円ロングを同程度残してニュートラル。ここからどうするか決めていませんが、おそらく撤退タイミングをずらすと思います。(※ドル円の下落は156.5円までだと思っているのですが、年末年始というのもあって念のため持っているという感じです。通常時なら全部利食いしているでしょう) (←追記ここまで)



30日(月)が大納会となり、年明け1月6日(月)が大発会となります。次回の更新ですが、1/5(日)は書くことがなく、とは言っても1/12(日)までは長くなるので、市場が始まってから “週の中盤”に一度簡単に更新しようと思います。
さて・・・最後の最後で良くない失敗をしてしまいました。日経ショートはそれなりの損失となり、最終日の利益の一部を飛ばしてしまいました。それまでの先週のトレードは連日うまくいって、“日経以外は想定通りだった”と言えます。(だからこそトータルでは十分に勝ちです) 私自身も “他がうまくいっていたからこそ”、日経の損失は気にせず放置していたと言えます。(=通常時であれば39800円で一旦ロスカットしていたのですが、逆指値も入れず無視していると40000円を超えてしまい、ロスカットが遅れました)
何から書くか迷いますが、細かいことは毎日の「追記」で書いたので省略します。このように追記で書いておくと、週末に書くことが少なくなって楽です。全体的には 先週は “クリスマス前と後で変わる”ということで、大まかには「クリスマスまで下落、クリスマス後上昇」という見立てでしたが、これはその通りに当てはまったと言えます。そして、「上昇時はドル円ロング、下落時は日経ショート」というのをメインポジションにして、基本的には “米金利上昇”をファクターとして考えていました。途中で書いておいたビットコインショートに関しても、“一時利確して再度上げてからショート”というタイミングがぴったり合いましたし、大きな失敗・間違いはなく連日プラス推移が続いていました。

しかし、唯一とも言える失敗が、最終12/27(金)の日経急騰時のショート対応でした。追記でも書きましたが、朝の時点で売りポジションがほとんど(ストップにかかって)なくなって ほぼ買いのみになり、さらに買いが増えることで、個別株に関しては「全力買い」に近いポートフォリオになっていました。その時点で、その日もプラス確定・・・なのですが、日経ショートの踏み上げが あれほどになるとは想定外でした。完全に油断しており、判断が甘かったと反省しています。
私自身はトレンドフォローがメインで得意にしていて、個別株の方では “トレンドの初動”をとらえて確度の高いエントリーができるのですが、日経(指数)に関しては判断すべき材料が多く、“数ある投資対象の中でも最高難度”だと思っています。個人が考えることの逆=大口の考えを読みながら表には出ない要素(節目や需給)も考慮してトレードするため、“逆張りであったりテクニカルを無視したポジション” も多くなります。そのため、日経(指数)では 他ではしない失敗をすることがたまにあり、これが私の弱点でもあります。自分でも自覚していることなので、今後の課題として改めて考え直そうと思います。(※思い返せば、今年最初の上昇相場でも、個別で大勝ちする一方で日経先物では損していました。今回も同じ状況だと言えます)

まずは、そんな日経の失敗について書いていきますが、“12/27がNISAの初日”ということは当然知っていました。だからこそ “このあたりから上目線” にしていくことは追記でも書いていたのですが、それでも約定の仕方を見ていると、“どこかで急落しやすい状況” が常に続いていました。そのため、私は『上がる確率の方が高いけれども、下がる方が期待値は大きくなる』という理由で、日経ショートを継続していたのです。(=下落トレンドになるというわけではなく、“短期の突発的な急落が起こりやすい” という意味。そんな急落を狙っていました)
ところが、そのまま上昇が続いて40000円を超えるとは考えていませんでした。最初にも書いたように、通常なら39800円にストップを入れていたはずなのですが、個別株の方でほぼ全力買いのようになっていたので、(損益は大幅プラスということで)別に良いと思っていました。実際に40000円を超えた時点で地合い確認してみても、これは「40000円でのロスカットを巻き込んでの上昇」だと判断しました。(=新規買いが入らず、ショートカバーで上がっているという認識) “何が何でも40000円を超えさせたい大口”が、そのロスカットを狙って無理に上げた・・・ そのような上げは長続きしませんので、“ショートカバーが終われば戻る” と考えて40200円あたりで追加ショート。しかし、それでも上昇が続き、売りが本格的に危険になる値=40300円まで達したので半分ロスカット。さらに、それ以上は売りではなく “買いゾーン”に入ってしまうため、同数のロングを入れて “売り買い比率をニュートラル”にしました。このあたりは(後出しすることなく)追記を更新する形で書き残していたのですが、そのロングは引け前にカット。ショートだけ残して、ナイトに持ち越すことになりました。
もともとの見立てでは「金曜ナイトまでが下目線」だったこともあり、(今回の展開に関係なく) 日経ショートは金曜ナイトですべて手仕舞いするつもりでした。そのナイトで再度4万円割れまで下げるタイミングがあったので、就寝前にカット。(=もし仮にここまでショートを持っていれば、微損程度で終われました)
・・・ということで、個別株で大きな利益が出ていたことで油断しており、雑なトレードで余計な損失を出してしまいました。これは私にとって大きな失敗となります。(※もし本来のトレードをしていれば、「半分は39800円でロスカット。残り半分は40300円であきらめてロスカットした後、再度ショート。そのショートをナイトの40000円割れで利確」という流れになるでしょう)

とは言え、そんな日経以外は非常にうまくいっていますので、あとはうまくいったトレード内容を書いていきます。
まずは、日経とともにメインポジションだったのが「ドル円ロング」です。こちらは何度も何度も(4-5回?)追加を繰り返して、“最大ロット”と言える水準になっています。(=日経ショートを減らした分、こちらに大きくベットすることにもなったため) 先週の一番のファクターは「米金利」だと言っています。この米金利に関して、追記でも書いておいた見立てをまとめると、「(金利は)クリスマス後から下がって(落ち着いて)、この週末時点では上がる」ということです。そのため、この週末時点では「米金利上昇(=ドル上昇)を想定したポートフォリオ」で週をまたいでいます。(=今月のドル上昇局面で上昇している銘柄を買い)
今一番大きいのが「伊勢化学」ですが、単価が高い(100株でも300万円)こともあり、何度か追加買いしていると自然に最大ポジションになっていました。単純に、これが上昇するだけで大きな利益になります。(※ただし、もう利確します) それに次いで、造船・海運・防衛セクター。あとは久しぶりに建設・不動産も。そして、金利が下がったタイミングでは “グロースの買い”もたくさん増えました。(=グロースは上昇幅が大きいので、金曜の上昇で大きく利益を伸ばせました)
一番利益率が高かったのが、追記でも書きましたが “連続ストップ高”にもなった「リベルタ」。出来高とチャートだけ見て買ったのが、前週12/20(金)の2150円。これが今の終値で4220円ですので、“1週間で2倍近い上昇”です。どんな会社か知らずに大きくは買えないので、少し買っただけですが、それでも ここまで上昇すれば それなりの利益にはなります。
それ以外には、追記でも書いた「トヨタ」の急騰もありがたかったのですが、そう言えば、その前には「本田」の空売り損失もあったのでした。今これを書くまで完全に忘れていましたが、考えてみれば “トヨタ上昇の利益はそれと相殺された” ような感じです。(※ちなみに「本田」はその後に買いで保有して、自動車株は金曜引け前にすべて手仕舞いしました)
売りポジションは現時点でわずかに残ってはいますが、“ほぼすべて買いポジション” で週を終えています。(※1つ気になるのは、「地盤ネット」が上がっていたので一応買っています。また地震が想定されているのでしょうか?)
あとは米国株に関してですが、先週の最初は「米金利上昇」を想定していたこともあって買える銘柄がほとんどなく、とりあえず「TMV(米国債ベア)」に米国株資金の全額を入れていました。(=米国債下落にベット) ですが、クリスマス後からは金利が落ち着くという想定だったので、週中盤からはいくつかの銘柄を買ったところ、その中の1つ「RGTI(リゲッティ)」が急騰しました。量子コンピュータ関連で「RGTI」と「IONQ」を、失っても気にならないくらいの額で少し買っておいたのですが、“RGTIはこの1週間で2倍くらい” になっています。(※2倍取れたという意味ではありませんが) これは半分ギャンブルのつもりで、急騰も急落もすると思うのでストップだけ入れて放置しておきます。(最終的にプラスで終われれば十分です)

まとめると、先週は「ドル上昇(米金利上昇)」と関連銘柄、そして最後の「グロース」にベットしていれば、誰でも大きく勝てた地合いだったと言えます。私も、日経ショート以外は理想のトレードができて、全体的には良い相場でした。(※本田の空売り損失に関しては仕方ありません。ストップ位置を勘違いしたというのはミスと言えばミスなのですが、それでも自社株買い発表に関しては運です)
そして、最終的に今残ったポジションというのが、「ドル円ロング」とそれに連動した株買いにフルベット。あとはビットコインショート・イーサリアムロングとなります。(※細かいですが、昨日ビットコインショートを一部利確しました。またレンジ上限まで来れば入り直すかもしれません)

さて、それでは今週はいよいよ大納会ということですが、ずっと言い続けてきた買い場は「大納会or大発会」です。これについて、どちらの日に買うべきか決めないまま “すでに全力買いのポジション”になってしまいました。しかしながら、今のポジションは “この週末限定”のつもりです。おそらく、“月曜の寄りからポジション縮小”していくと思います。場合によってはショートを入れるかもしれません。つまり、「ほぼ100%買いになったポジションを縮小する」というのが私の大納会トレードになりそうです。(どれくらい縮小するのかはその時にならなければわかりませんが、半分程度にはするかもしれません)
そして、年が明けて1/6(月)の大発会では「1/20までの上昇を見込んだ中期的な買いポジション」を構築するわけですが、その時に何を買うか?というのを考えてみたところ、結局また “今買っているのと同じような銘柄” になりそうです。
(※ですので、前回『実際には年末買いでも年始買いでも、“年明けからの上昇期待” と比べれば大差ないでしょう』と書いたように、別にそのまま持っていても良いのかもしれません。私はここで “一時下落” を想定しているのと、改めて新規でポートフォリオを組み直したいこともあって一旦縮小するというだけです)

「1/6~1/20の上昇想定局面で “今買っているのと同じような銘柄”を買う」・・・とは言いましたが、厳密に言えば、「状況が異なるのですが、結果的には同じになる」という感じです。伝わるかどうかわかりませんが、一応、私の考えを書いておきます。
私のここまでの買いは、何度も書いているように「米金利上昇」を想定した買いです。なので “ドル円上昇で上がっている銘柄”になるのですが、次の1/6-20というのはその逆で、「米金利下落」と考えています。だから米国株指数やコモディティなど何でも上がりやすいということで、(全面的にリスクオンという意味での)“上昇局面” だと言っているのです。ところが、今はリスクオンの上昇局面になった場合でも「ドル円上昇」となりそうで、そうなると、結果的には “今保有の銘柄も上がる” ということになるのです。(そして、今保有している“グロース”などは 金利が下がったタイミングで買ったのであり、そうなると、年明けに金利が下がることになれば そのまま上昇することになります)
わかりにくい話ですが、「米金利上昇でも米金利下落でも “ドル円上昇”」だと考えているということです。(※ちなみに、これはドル円に対しての話であって、他のクロス円では異なる動きになると思います)
すでにドル円上昇局面でのポートフォリオにしているので、“結果的に対応できる”ということになるのですが、それでも、上昇する銘柄の幅は1/6以降の方が広がると思います。なので、「大納会からは何でも買える=ここが買い場」という考えです。確かに 日経を見ればすでに高値になったのですが、「27日から徐々に買い転換」ということを書いていましたので、その展開イメージで間違っていなかったと思います。もうすでに買える銘柄はたくさん出ているのですが、相場全体としては「今週の週明け(大納会)で買い縮小して、大発会で全力買い」というのが、私の結論になります。
(=“すでに買っているのなら縮小。買っていないのなら年明けに買い” ということ。ドル円ロングも撤退して、キャッシュ(日本円)を多めにした上で「私にとっての買い場は年明けの大発会」。ただし、“大局からすればそこまで大差ない”ということは、何度も言った通りです)
(・・・と書いていたのですが、少し訂正。米国株指数は買いで良いかもしれません。なので、最終的には一旦S&P500(ここではヘッジあり)にでもして年を越すかもしれません。要するに円高想定です)

それでは、この1/6大発会で何を買うか?ということですが、今私が考えている銘柄選定の条件は「この10日間に上昇したもの」です。実際には最終的にほとんどの銘柄が上昇したはずなので、“ほぼ何でも買える”と思います。上昇幅(率)を狙うのであれば、“大型よりも小型の方が良い”というだけです。あと、私はここで「円建て金」も大きく買いたいと思っています。ここからのタイミングなら、金価格もドル円もどちらも上昇期待できるからです。
もちろん、リスクオンなのだから「(円建て)S&P500やオルカン」でも良いとは思います。ただ、これは私はすでに長期買いポジションで持っているので、ここから新規では追加しません。そして、そのポジションは “1/20あたりで手仕舞いする予定”というのは、以前から言ってきた通りです。以下、「11/10時点」で書いた内容を引用します→
『円建て米国株指数に関しては、株価かドルのどちらかは上がっていくのではと考えています。中長期目線であれば、このまま年明けまで放置でも良いくらいです。実際、私も先日「長期ポジションを金から株(S&P500等)」に入れ替えました。途中で細かい値動きはあっても中長期的にはここから上昇相場となり、トランプ大統領が就任する頃(1/20)から下落が始まると見ています。』
↑ここでの“先日”というのは、11月最初の急落時のことを指します。今チャートで確認してみても、絶好の押し目だとわかるので「正解」だったと言えます。(=「金から入れ替えた」と書いていますが、金はそこから下落しています) あとは、これが1/20まで上昇すれば予測は完璧でしょう。細かい売買が面倒だという人は、このような押し目で指数を買っておけば 簡単に資産を増やすことができます。(注※ ただし、来年はそんな簡単にはいかないと思いますが)

さて、年明けの大発会以降は、このように “何でも上がりやすい相場”を想定するのですが、これまでとは一転して、動きが難しくなりそうなのが仮想通貨です。まず、私の今の「ビットコインS・イーサL」のポジションは、年明け(1/2-3あたり)にどちらも撤退して、仮想通貨はノーポジションにします。そして、それ以降は “ビットコインの短期売買” 以外しません。
おそらく、年始にビットコインが一度急騰するタイミングがありそうなので1回ロングすると思うのですが、前回も書いたように、“もし最高値更新するとすればそのタイミング” です。それ以降は「長期レンジになる」ということで、高値を超えることは当分ないと考えます。(特に、1/20以降はショートの方が狙いやすくなります)
つまり、仮想通貨(ビットコイン)は、ずっと買い保有はできないということです。明確なトレンドにならないのであれば、他の株などを買う方が わかりやすいトレードができると思います。(=今は底値から上がりそうな小型株がたくさんあるので、そちらに資金を回した方が期待値も高いでしょう) 以前も説明したように、軌道分析上では「大きな上昇波動は終了」しています。しばらく調整して次のシナリオに移行するまで、仮想通貨に大きな期待はできません。
(=私自身は仮想通貨の未来には何の期待もしておらず、ただ単に “大きく上がる局面だったから” フルベットしただけです。大統領選の結果さえも考えていませんでした。どんなことでも、ストーリーを信じ込んだ投資をしてはいけません。マーケット全体を見た上で考察すべきです)

・・・以上。これでトレード履歴と今週の戦略、両方書いたと思います。次の更新は、冒頭に書いたように大発会の後(その翌日以降)に “簡単に”書いておきたいと思います。それまでは、何かあれば「追記」でメモだけしておきます。
改めて最後にまとめると、「12/30大納会は今の買いポジションの縮小。1/6大発会で改めて全力買い」というのが私の戦略になります。(=ただし、米国株(指数)は買いで年を越します。つまり、年越しは一時円高想定。大発会で買いたいのは「この10日間(12/20-)に上昇した銘柄」)
そして、来年2025年の相場に関しては、「割高な米国株よりも割安な日本株」ということで、すでにどこかで書いた通りです。「米国から抜けた資金が、日本や新興市場に向かう」というのが、大局で考えるべきシナリオとなります。日本市場に関して言えば、“東証改革” の波に乗るべきでしょう。自社株買い・TOB・MBOが頻繁になり、こんなチャンスはしばらくやって来ないかもしれません。今後は上場企業の数が減ることで、逆に言えば 残った銘柄は強くなる。仮に指数が高くなりすぎた後でも、“個別で強いものは強い”ということで「割安株を積極的に買っていけば良い」というスタンスで考えています。実際に何百銘柄も見ていくと、“今が底値で上がろうとしている銘柄” がたくさん見つかります。本当に、今が最高の日本株への投資チャンスに思えます。(そして、これが今後の “新しい資本主義”に繋がります)

アンケートを用意しました。何度回答して頂いても結構です→



過去のコラム



【コラム】 金利と金(ゴールド)について 2022.12.5

まだまだ初心者の方も多いようなので基本的なことから書きますが、相場において一番重要なのが金利です。これは絶対に理解しておいて下さい。どんな材料やストーリー、そして、業績よりも金利の方が重要です。金利がマーケットを動かして景気を生み出すからです。(※ちなみに金利の次に大事なのが業績です。材料や将来性などのストーリーはその次ですので、そのような方向に資金が向かうのはお金が余っている時のみです。ストーリーで押し上げる仮想通貨やハイグロースなどは、低金利でお金が余っていなければ資金が向かいません。また、一度バブルとなった市場(銘柄)には当分資金が向かわないことも知っておいて下さい)
ここで言う金利というのは基本的に「米長期金利(米国債10年利回り)」のことを指しますが、金利自体を見ていなくてもドルの動きでもわかるとは思います。(=米金利が上がればドルが上がる) ただ、私個人的には、最近はゴールドの動きで市場の金利を判断していたりします。(=金利が上がればゴールドが下がる) 仮想通貨が人気の時は仮想通貨にも資金分散されてわかりにくかったのですが、今はそうではないので、それならゴールドを見る方が為替よりノイズが少ないと感じるからです。(※最近は為替介入などで為替の動きがおかしなこともあり)
あとは “コラム”ということで参考までに書いておきますが、金価格というのはロンドンで決められるものです。つまり、世界中の人が価値を信じる金価格を支配しているからこそ、シティ・オブ・ロンドンが本当の金融の中心なのです。(表向きはウォール街でも) また、世界のマネーのほとんどがオフショア資金だと言われていますが、そんなタックスヘイブンを植民地に作っていったのもイギリス。王族が世界の表舞台から消えると同時に、これをすることが世界大戦を起こす目的の1つでした。(それ以外の目的はユダヤ人のための国家を作ること)
金に対する安全資産神話もありますが、私はそういう話も(歴史と同様)作られたものだと思っています。私は何も信じることなく、上がるなら買って下がるなら売るだけですが、何が安全資産かを考えるよりも円ベースで良いので“資産額を増やすことだけ”にフォーカスすれば良いのではないでしょうか。上がる資産は状況によって変わります。金が上がるとすればリセッション(景気後退)になった後です。(でも、リセッション入りした時は株の長期投資タイミングでもあります。金が先に上がってから株が上がります)

【コラム】 食糧危機について 2022.12.12

前回より、たまに“コラム”を書いていくことをお伝えしました。今週のコラムとしては、「食糧危機」について書いておきたいと思います。
私は陰謀系の内容はすべて“話半分”でしか聞きませんが、その中でも食糧危機はよく聞く話の1つです。(経済雑誌の表紙になっているのも見かけました) しかし、私は、食糧危機のことは皆さんに一度も言ったことがありません。というのも、このようなセンセーショナルな情報が、間違った投資を誘発することになるからです。(※ちなみに今年に限ったことではなく、昨年や一昨年にも食糧危機の話はありました)
投資家の考え方としては、このような話を聞いた場合には “これからその市場を盛り上げたいのだろう”と考えるだけで、入るタイミングと出るタイミングを同時に考えることにします。(つまり、いつからいつまでそのシナリオが続くのか?です) そして、夏前の段階で私が考えた結果、「コモディティを買うなら8月中旬から10月」と言ったわけです。今チャートを見てみると、ほぼ完璧に合っていたのではないでしょうか。(そして、最近は私はインフレ関連銘柄をショートする場面が多かったりします)
誤解して頂きたくないのですが、私は別に食糧危機(食糧不足)にならないと言っているのではありません。可能性はあるかもしれません。しかし、そのような事実とマーケットは切り分けて考えなければいけないのです。このあたりが、マーケットを見ている人と見ていない人で違ってくることです。(=ニュースや情報を見て投資をしてはいけないということ)
そもそもマーケットというのは、需給で決まります。そして、この需給というのは、“ものの値段(物価)だけではない”のです。例えば、今年はエネルギー価格高騰というのがあり、アメリカなどでもガソリン価格が高騰していました。するとどうなるのかというと、値段が高いから買い控えが起こるのです。そうなると、需給としてはマイナスになるため、マーケットでは上昇に反応しなくなるどころか (物価上昇で)逆に相場下落に繋がるのです。(※実際下落しました) このように、物価と市場は必ずしもイコールではないことを理解しておいて下さい。
そして、何度かお話していることですが、これからやってくる不況やグレートリセットというのも基本的には「経済規模の縮小」です。それはつまり、経済としてはデフレ方向になります。だから私は、インフレを煽る人が多くなった頃に「これからはインフレよりデフレ」と言ってきたのです。物価が上がるから何でもインフレだと考えるのではなく、仮に物価が上がっても経済全体はデフレになることを知って下さい。そして、そうなると、景気後退(=市場規模縮小)で「コモディティが下がる」ということになりかねません。(※もし飲食店の廃業が続けば、それは需給減です) これがマーケットに基づいた投資家の考え方ですので、くれぐれもニュースや情報を参考にして投資しないようにしましょう。誰もが知れる情報で投資しても、うまくいくはずがないのです。

【コラム】 金など、コモディティ買いはCFDで 2023.1.23

ダウ・ナスダック指数、ゴールド・原油・その他コモディティなどを取引する際に注意があります。それは為替です。例えば、金価格が上がってる・・・と思っても、実際にはその理由は “為替が円安で上がったから”というだけのことがあります。(ドル建てのゴールド価格はそれほど変わることなく) そのような場合、本当は金を買うよりも株を買っていた方が上昇のリターンは大きかったりします。反対に、ドル建てでゴールドが上がってるからと言って日本で金を買っても、円建てで見ればさほど上がっていないことがあります。ですので、私からすればリスク回避で日本円で金を買うというのは、資産運用の面で言えば “もったいない選択”だと考えています。(=円安で金価格が上がるのであれば、円安メリットのある株銘柄はもっと上昇しているはずです)
トレードというのは、できるだけ優位性の高いところにベットしていくからこそ効率良く資産を増やすことができます。先ほど挙げたダウ・ナスダック指数、ゴールド・原油・その他コモディティなどはすべてドル建ての価格であり、基本的には「ドルと逆相関」です。そして、日本円もドルと逆相関であれば、それらが上昇しても、円建てで見た場合に“上昇を相殺”してしまうことになります。それはもったいないので、それらを取引する際には「ドル建てである方が望ましい」です。
もちろん、円安が続いている時代なら、そのまま買っても上昇して良かったのですが、円高もしくは為替の方向がわかりにくくなれば、結局 “為替次第”の動きになってしまって、投資するメリットが下がります。ですので、できるだけ為替の影響を受けないようにするために、ダウやナスダック等の指数を取引する場合には“ヘッジあり”を選択した方が良いと思います。そうすれば、為替変動は無視して指数の値動きだけ考えることができます。

ただ、ダウやナスダックなら“ヘッジあり”のETFがあるのですが、それ以外は基本的にありません。そこでおすすめなのが、「CFD取引」です。CFDであれば、指数の値動きによる取引なので、指数価格の上下だけ考えれば良く、金(ゴールド)が上昇しているという時にそのままゴールド上昇の差益を取ることができます。特に「GMOクリック証券」は取扱銘柄も豊富で便利だと思います。ダウ・ナスダックだけでなく、ドイツ・イギリス・中国ETFなど。コモディティに関しても、金や原油だけでなく天然ガス、大豆、コーンもあります。レバレッジもかけられるので、小さい資金で取引できます。そして、レバレッジをかけられるのだから、仮想通貨を取引するより資金効率でも良いはずです。

リセッション入りした後には「ゴールドが買い」というような状況になるかもしれません。しかしながら、そのような話はすべて「ドル建ての話」ということを理解しておいて下さい。海外投資家が“金が買い!”と言っていても、日本円ベースではそこまで魅力的ではない可能性もあるのです。ですので、日本円で金を買うのが悪いとまでは言いませんが(※私も昔から長期現物保有していますが)、投資効率は良くないので、それならCFD取引を1つの手段としておすすめしておきます。

(※「米国株投資」に関しても同様で、投資に詳しくない人が海外投資をする場合は、ドルに両替して米国株の銘柄を買っていくよりも「CFDで指数ETF」を買う方が手軽で良いと思います。昨年の米国株投資ブームも、実際には円安メリットがあったからこその話です。今は逆に、ドルに両替した資金で米国株を買っても、円ベースにすれば下がっているというパターンになりかねません)
いつも言うことですが、最終的にはドル換算・円換算とか余計なことを考えずに、とりあえず「日本円ベースで良いので資産総額を増やす」ということを考えるべきです。円換算でプラスならプラス、マイナスならマイナスと考えて、シンプルに“円資産を増やすことにフォーカス”すればそれで良いのです。マーケット全体を見ながら、優位性のあるところにベットすることだけ意識して正しい資産運用をしていきましょう。

【コラム】 配当狙いの投資戦略について 2023.1.30

最近、「配当株投資」という言葉を見かけるようになったので、これに関して私の考え方をまとめておきたいと思います。
まず最初に大前提なのですが、投資というのは、あらゆる事態を想定した上で “それでもトータルで勝てるように”しなければいけません。そのためには必ず「入口だけでなく出口まで」を考える必要があり、どのようにすれば最終的にプラスで残せるのか?それが本当に優位性のある選択なのか?その期待値との比較で考えなければいけません。
何が言いたいのかというと、「配当」と言うと、それがずっと続くことだけ考える人が多いのですが、その原資を考える必要があるということです。当然のことながら、利益なくして配当はできませんので、同額の配当を続けるためにはその企業が“安定した収益”を出し続ける必要があるわけです。(業績次第で配当が変わることもあります) ですので、単に高利回りだから選ぶのではなく、長期チャートも確認して「少なくとも下落基調ではない銘柄」を選ぶべきです。そうしなければ、配当を受け取ったとしても評価額では下がっていき、最終的にその投資で損してしまうことになりかねません。(※保有する期間によっては “何十年に一度”の不況も織り込んで考えるべきでしょう。高利回りの銘柄は「配当利回りランキング」などで検索すれば出てきます)

それでは、この配当株投資でトータルで利益を残すために、どんな戦略を取るのが最適なのか?私の答えとしては、まずは「配当自体に期待しない」ということ。あくまで“長期的なキャピタルゲイン”に加えた「プレミアム」としての配当(インカム)という考えにするということです。というのも、実際にその株を手放すかどうかは別にしても、このような考えを持っておかなければプラスで終われない可能性があるからです。(そして、このような考え方さえ持っていれば、「有効な出口戦略」も考えることができます)

ここまでが大前提となる考え方です。それでは、ここから私なりの戦略を書いていきます。
そもそもの話になりますが、投資する上でもっとも重要なファクターは「金利」だと繰り返しています。金利以上に重要なものはなく、金利次第で “今どんな戦略でどんな投資をすべきか”が決まります。それでは、そんな金利自体が低ければ?・・・はっきり言って、配当なんて考える必要はなく、普通に上がる株を買って値上がり益を狙えばいいのです。グロース株なら5%10%どころではなく何倍にもなったりしますし、グロース株でなくても、金利さえ低ければどんな金融商品でも上がりやすいはずです。仮想通貨でも上がるような“低金利時代”なのに配当を狙った投資を考えていると、それは逆に機会損失で損することになります。

しかし、私は次に暴落が来れば「配当を意識した投資を考える」と言いました。その理由は、今が“高金利時代”であり、一度暴落すれば すぐにはマーケットに資金が戻らないと考えているからです。(世界的な不況になればなおさらです)
つまり、今後再びコロナショックと同じような暴落があったとしても、“2020年当時と今では状況が違う”ということなのです。もちろん、もっとも簡単・確実な投資パターンというのは「暴落すれば買う」ということです。正直、それをするだけで誰もが投資で勝つことができます。しかし、“2020年と今では状況が違う”のはどういうことかというと、「その時に何を買うべきかが違う」ということです。
2020年当時であれば、GAFAMTや仮想通貨などの成長市場に投資することで、すぐにマーケットが回復してバブルの恩恵を受けることができました。仮想通貨による億り人も続出し、“素人でも簡単に儲かる時代”でした。しかし、その理由は「低金利だった」ということがすべてです。ですので、もしまた同じような暴落が起きたとしても以前とは状況(金利)が違うわけで、高金利の状況下では暴落してからマーケットが回復するまで時間がかかる可能性がある・・・だから、その停滞期を“配当でしのぐ”という考えです。(※というより、実際にそのような状況になれば高配当銘柄が選ばれる傾向になるため、必然的にディフェンシブ銘柄が優位になると思います。そのため、“値上がり期待”で考えてもグロース株より有利になるかもしれません)
・・・以上のような理由から、次に暴落した時には「配当を意識した投資を考える」と言ったのです。これは、その先に訪れるであろう状況も想定した上での“最適解になる”と思うのですが、“最初から配当に期待したものではない” ということをご理解下さい。結局のところ、いつの時代も安易な考え方をする人は失敗するようにできています。高配当株を買えば配当だけで生活ができる、インデックスや毎月積み立てをすれば資産は増え続けるなど・・・ 世の中には都合のいい話が出回っていますが、どんなものでも「その結果が成立するための必要条件は何か?」というところから考えなければいけません。そして、もしその条件に合わない事象が起こり得る場合、その前提から変わってしまうため、そもそも成立しなくなります。
だからこそ、最初に言ったように「配当自体に期待しない」「あくまでプレミアムだと考える」という考えを持っておくということです。そして、その考えを持った上で “暴落時に高配当株を買う”ということです。株価が下がっているということは、通常時と比べて“利回りが大きく”なっているはずなので、こんな美味しいタイミングはありません。そのタイミングで買える資金を残しているかどうかで、今後の人生がまったく変わるかもしれません。何度も言ってきたことですが、「バブル崩壊で買った人がその後の億万長者」なのです・・・

なお、当然のことながら、(本当に利益を残したいなら)どんな投資でも「出口」を考えなければいけません。それは配当株投資でも同様で、買えば終わりという話にはなりません。というのも、最初に話したように 「低金利時代には普通に株を買うべき」だからです。金利が下がっているにも関わらず、いつまでも小さい配当で満足していては運用効率が悪いことになります。だからこそ、この配当株投資の出口戦略は、「金利が下がれば手仕舞いする」ということ。金利が下がって株価が上がったところでは、しっかり利益確定すべきなのです。
まとめると、「金利が上がっている不況時(不景気)に買って、金利が下がってバブル(好景気)になっている時に利確する」ということで、すべての投資は 金利に始まり金利に終わるということです。(=金利を動かすことで景気は作られます)

「不景気の大底で買って、バブルの天井で売る」というのを基本としながらも、そこにプレミアムとしての“配当”も加われば、この長期投資戦略の有効性がより高まるのではないでしょうか。“配当も入ればラッキー”くらいに思うようにすれば、失敗しなくて済むと思います。配当株狙いであっても、間違ったタイミングでは手を出さないようにご注意ください。どんな投資でも“タイミングがすべて”なのです。

(※最後にもう1つ 暴落時に有効な投資としては、「一番回復が早い市場を見つける」という方法もあります。マーケット全体がすぐには回復しないとしても、どこかの一部マーケットには資金が向かうはずです。その場合はそれまで見向きされなかった市場が選ばれることが多く、例えば “新興国など”が考えられます。それまで投資先として選ばれていなかった分、全体からすれば市場崩壊のダメージが小さかったりするのです。このようにして、バブルが崩壊すればまた次のバブルを生み出すために資金が向かう・・・これが景気(バブル)の創造→破壊サイクルの正体です)

【コラム】 ニュースの急騰・急落は逆張り狙い 2023.2.6

先日スシローの件が問題になっていましたが、トレーダー目線で簡単に解説しておきますと、実際にはスシローの株価は“もともと下がるタイミングだった”と思います。(株を持っていた場合は)その前段階で手仕舞いしておくべきタイミングなので、もしこの一件で損したという人がいたとすれば、その人は(短期では)遅かれ早かれ損していた気がします。
また、これはトレードの基本ですが、何らかの突発的なニュースによる急騰・急落に関しては、その戻りを「逆張り」で狙います。不祥事などで下がったのであれば買い。テレビ等で紹介されて短期的に急騰したのであれば売り。「事故は買い、事件は売り」と言われたりもしますが、(※今回は業績に関係する可能性もあるので当てはまらないかもしれませんが)特に難しく考える必要はありません。どのように考えれば良いのかというと、「移動平均線からの乖離」で考えれば良いです。大きく乖離したのであれば、“その乖離を埋める”というのはどんな銘柄でもあることです。それが、テレビやニュースであればより“突発的”な要素が強いので確実性が高まるということで、このような逆張りトレードが有効だということです。今回のスシローは私は見ていませんが、少し前に不祥事か何かで急落した銘柄を買っていったことがあります。(※出来高急増で見つけただけなので銘柄名は忘れてしまいました)
昔であれば、トランプ大統領のツイートでの下げは確実な買いタイミングでしたし、北朝鮮のミサイルが同様のタイミングだった時期もありました。このような「突発的なニュース後の逆張りトレード」で、どこで買って売ればいいかわからない人は “大きな乖離を埋める”ということだけ考えれば良いでしょう。(※もちろん超短期にするのが基本です。乖離を埋めれば、再び元通りの動きになります。わかりにくい場合は短い時間足も確認して下さい)
・・・そして、今回のスシローのような問題が取り上げられることで「管理監視が進む」というのは当然の展開です。世の中はその方向に進んでいるので、また同様の問題があれば注目されることになるでしょう。

【コラム】指標発表時に最適なトレード方法 2023.2.20

「CPIショック」があったりするように、指標発表時には為替も株も大きく動きます。この場合にあらかじめ注意して理解しておかなければいけないことは、“AIが上下の動きを狩ってくる”ということです。上に抜けると思ってロングすれば下がり、下に抜けると思ってショートすれば上がるというように、“ダウ理論を否定する動き”が短時間で瞬間的に起こります。これは人間には勝てない動きですので、指標発表直後は手を出してはいけません。それでは、どのようなトレードが有効なのか?もっとも確実性の高いトレード方法をお伝えします。
なお、これは別に指標発表時だけに限らず、値動きの激しい他のトレードでも有効な考え方です。(※例えば、決算後やIPOセカンダリーでも) ある意味、教科書的な手法でもあるので、ぜひ知っておいて下さい。

まず最初に初心者の方に伝えたいのが、「高値づかみは厳禁」ということです。急に上がったからといって焦って遅れて買うのは、勝てないトレーダーがやることです。このような “高値づかみをしない”を守るだけで、相場で生き残れる確率が格段に上がります。(=利益を出すことより、損失を出さないことの方が優先です)
すべてのトレードというのは、“期待値”で考えなければいけません。どこで買ってどこで売るか?を考えた場合に、遅れて買っている時点ですでにそのトレードの期待値は下がっており、適切なエントリーポイントを逃していることになります。だからこそ、「正しいエントリーができないのなら、エントリーしない方が良い(=期待値が高い)」ということを理解して下さい。(トレードは、エントリーポイントが重要です)

・・・以上が前提となる前知識です。それでは、“指標発表時のトレード”の中で、確実性の高い方法を1つご紹介します。

まずは、発表直後の上下の動きを見て、上値と下値を見極めます。具体的な数値を例に挙げた方が伝えやすいので、仮に「最初100から始まって、上値110~下値90まで上下に動いた」と仮定します。そして、その場合には上値110~下値90のレンジを抜けた方向を狙うことにします。
(=110を上抜けすればロング、90を下抜けすればショートということ。ここでは、110を上抜けした場合のロング狙いで説明します→)

では、110の上抜けでロングで入る・・・と言いたいところですが、実はこれではまだ確実性が低いトレードになります。というのも、本当に抜けたのかどうか、その時点ではまだ判別できないのでギャンブルになってしまうのです。
そのため、もうしばらく動きを見るようにすると、ようやくどちらか一方に大きく急上昇・急下落することになります。(注:この段階で入ると高値づかみになります)それでは、どうすればいいかと言うと・・・

「110を上抜けして、一気に200まで急騰した」とすれば、それが再び 「110まで戻る」のを待ちます。そうすれば、これまで上値抵抗線だった110が、次は下値支持線になるからです。
そして、「110付近まで下がるのを待ってから、買いエントリー」。これがもっとも確実性の高いトレードになります。ちなみに、その場合の利確ポイントは、最大上昇値だった200です。それより先はリスクが高くなるので狙いません。まだ大きな値幅の上下レンジは続く可能性があるので、無理は禁物です。
(=110まで下がらなくても、その付近で大丈夫です。知識があればフィボナッチで考えても良いでしょう) ちなみに、ロスカットするのは、110を下回ったところです。

以上をまとめますと、「110から90までのレンジの上抜け」を狙う場合・・・
200を天井として反落すれば、「110付近まで下がって、再度折り返し上昇するところで買いエントリー」→「200で利確」となります。(110を割ればロスカット)

これがもっとも確実性・期待値ともに高いトレードですので、トレードの基本として知っておいて下さい。初心者の人は特に、「高値づかみをやめて、戻ったところでエントリー」を意識して守るだけでも、かなり勝率・利益率が高くなるはずです。
このトレードの考え方は、すべてのトレードに応用してお使い下さい。“遅れて参加するくらいなら、次のチャンスを待つ”ということで、くれぐれも無理なトレードをしないようにしましょう。鉄板の手法をいくつか持っておくだけで、確実にトレードで勝てるようになります。

【コラム】投資とトレードの違い 2023.2.27

「投資とトレードの違い」について、どこかの機会にまとめてお伝えしておきたいと思っていました。
私自身は、「投資」と「トレード」は別物だと定義しています。きれいごとを言うつもりは一切ありません。私は投資家ではなくトレーダーであり、私がしているのは単なる「トレード」です。数字上のお金を増やしているだけで、(税金は支払っても)何かを生み出しているわけでもなく、ある種のゲームのようなものだと思います。
本来なら「投資」というのは、その企業に資金を投じることで企業の成長発展や社会への還元につながる行為であって、それがあるべき投資家の姿なのだと思います。しかし、私はその会社がどんな会社なのか知らずに売買していることもあるくらいなので、私の行為が何も役に立っていないことは自覚しています。(※だからこそ私は、少しは人の役に立つことをしたいと思って、このような情報発信をしている部分があります)

投資家の中には、たまに“投資”というものを正当化して立派な行為のように言う人がいますが、私自身はその認識は正しいとは思いません。自分がどう思うにせよ、現実的には “資本主義のルール下でのマネーゲーム” になっているのが投資の実態だと思います。嘘ばかりで騙し合う世界の中で、知識のない素人を大口が食い合うような構図が多々見られます。
そんなフェイクにまみれた世界で、あなたは勝ち抜きたいかどうか? もし、自分は“投資”ができれば良い。好きな企業に資金を投じて応援がしたい。それによって資金が増えようが減ろうが一切気にしない・・というのであれば、本当に何でも自由に好きな株を買えば良いでしょう。それでこの話は終わりで解決するわけですが、実際のところ、そんな人は私のnoteなんて読んでいないはずです。
これを読んでいるということはつまり、あなたは「自分が利益を得たい」と思っている。「利益を得なければ意味がない」と思っている・・・だとすれば、あなたは“投資”ではなく“トレード”を選択しなければいけません。「マネーゲームで勝つこと」を考えなければいけないのです。
そのためには、多数派である他者と同じことをしていては勝てません。多数の損失を少数の人間が得るからこそ、大きな利益につながるからです。「多数派と逆のことをする」というのが、トレードで勝つための大原則です。(こちらにも書きました→

以上のようなことは、私が初期から一貫して言い続けていることですが・・・ だからこそ経済ニュースのようなものは無意味ですし、投資の教科書のようなやり方だけでは勝てませんし、当然、評論家やアナリストが言うような“もっともらしい意見”も不要なのです。
それでは、トレードで勝つために一番大切なことは何か?それは、「マーケットを見る」ということです。理屈なんて関係なく、マーケットを見て、今どこに資金が向かっているのか?どこまで上がってどこまで下がっているのか?その傾向を見て対策を考える。マーケットがすべてであり、マーケットにしか答えがないのです。だから、トレードが勝てないという人は、もっとたくさんのチャートを見るべきです。それこそが最大の勉強法になります。
ちなみに、もう少し詳しく言うと、これからは“一般的な投資”ではお金は増やせない時代になると考えています。金融の世界では、いつの時代も日本人は最大のカモにされます。今、世界的に見て “日本が貧しくなった”と言われたりしますが、それは日本人が悪いというより、“日本が世界の金融システムを支える構図”になっているからです。(=世界経済がリーマンショックから立ち直ることができたのは、日本がその犠牲になったからで、それが日本の失われた30年の真相です)
これからの日本は、バブルを起こして崩壊するというように、世界の潮流とは逆のことをさせられるのではないでしょうか。実際、近年ではそんな日本で投資教育が始まり、iDeCoやNISAなどが推進されることになりました。かつて貯蓄礼賛だった日本がなぜ急に方針転換したのかというと、もう「投資で儲かる時代は終わり」だからです。(=ババ抜きのババを、最後に日本に押し付けたい) これまでの投資の正解と言えば、“インデックスを買っておけばお金が増えていく”というようなものでした。しかし、それはあくまで経済が拡大していた時代の話で、近代の投資というのはそれが前提となっていたのです。これからはお金の量が減っていく時代=経済縮小するのだから、一般的な投資では資産は増やせなくなります。もしそんな時代にお金を増やしたいのであれば、買いだけでなく、売り(ショート)やロスカットも組み合わせた“トレード”をするしか方法がありません。だから、もしあなたがこれからお金を増やしたいと思うのであれば、一般的に正しいとされている「投資」ではなく「トレード」をする必要があるのです。

さて、このような話は過去に何度もしてきたので、もう十分だと思います。せっかくですので、今回はもう少し書き足しておきましょう。
トレードで勝つためには「たくさんのチャートを見ること」と言いました。理由は、チャート上にマーケット(相場)が現れるからです。では、テクニカルだけで良いのか?というと、短期であればテクニカルだけで勝つことも可能だと思います。逆に、ファンダメンタルズの知識だけでは勝てないと思います。絶対不可能だとは言いませんが、ファンダで勝てるレベルに到達するには、大半の時間を投資に向けるくらいの努力は必要だと思います。知識・情報というフィールドの勝負では、上には上がいるためです。
ただ、そんなことを言うと、テクニカルだけで良いのか?というと、そういうつもりはありません。短時間のデイトレ・スキャルピングならテクニカルオンリーで良いでしょうが、もしより効率良く勝ち続けたいのであれば、ファンダメンタルズの知識もあった方が良いでしょう。

それでは、どのような場面であった方が良いのかというと、「銘柄選定」です。株であれば、そもそもそれは“買っても良い銘柄”なのかどうか? やはり、決算で業績が悪かった場合はどれだけチャートが良さそうに見えても手を出すべきではありません。まずはファンダメンタルズで分析して、“この株を買っても良い”と言える何らかの根拠があるかどうかを調べて候補を絞ります。(※私が初期段階で銀行や鉄鋼に注目できたのはファンダメンタルです) つまり、「ファンダで銘柄を選んで、テクニカルでイン・アウト判断をする」というのが、投資で勝つための方法になります。
(=私の場合は毎週200くらいの銘柄候補から30-40くらいをスクリーニングしてリスト化し、そこからチャートを見てイン・アウトするという感じです。保有銘柄数は地合いによって変わりますが、上昇時にはロングが多く、下落時にはショートが多く、持ち合いだと保有は少なくなります。詳細はこちら
トレードで勝てないという人は、自分に何が足りないのかを考えてみて下さい。経済ニュースや評論家の意見を参考にしたり、“これを買えば良い”というような根拠のない情報を参考にしていないか?エントリータイミングは適切か?ロスカットを決めてから入っているか? ぜひご自身の判断で “勝てる選択”ができるようになって下さい。

【コラム】投資で大事なのはメンタルではなく◯◯◯ 2023.8.13

「投資ではメンタルが大事」という意見をたまに見かけます。しかし、私は10年以上の投資経験の中で、“投資でメンタルが大事”とは思ったことがありません。それどころか「メンタルに頼ることは非常に危険」と考えていますので、そのことを書いておきたいと思います。

ここでいう“メンタル”というのは、「損失が続いてうまくいかなくてもあきらめないこと」や「含み損を抱えて辛くても耐え抜くこと」などを言っているのだと思います。メンタルが大事と言っている人は、そのように乗り越えた結果、うまくいった経験があるからそう言っているのでしょう。
しかし、それこそまさに “生存者バイアス”の典型ではないでしょうか?その人がメンタルで乗り切った一方で、どれだけの人が同じようにして退場していったでしょう。その人は、何度同じ状況に陥っても、毎回メンタルで乗り切れると言えるのでしょうか。

私が最初に投資(FX)を始めたのは十何年も前のことですが、その一番最初の時から意識していたのは「必然的に勝つこと」でした。投資で資産を増やすためには、運や偶然などではなく、必然的に勝たなければいけない。そして、そのためには “こうなってしまうとうまくいかない” というような例外を作ってはいけないのです。
例えば、金や仮想通貨・インデックス投資など、“これをすれば資産が増え続ける”と考えて投資している人は多いです。しかし、世の中にずっと上がり続けるものはありません。何十年に一度、何百年に一度であっても、わずかでも起こり得る可能性があることは避けなければいけないのです。1929年の大恐慌では、株価が89%も下がりました。それなのに、“メンタル”という一言でどんな相場でも耐え抜こうとするのは、大きな間違いでしょう。
だからこそ、私は「買いっぱなし・売りっぱなしは一番下手な投資(?)」と言っており、それはもはや投資ではなく “丁半博打のギャンブル”だと言っているのです。「損切りせずに投資で勝ち続けることは不可能」だと断言します。

それでは、投資で大事なのはメンタルではなく何なのかと言うと・・・ 私の答えは、「スキル」です。あらゆるすべての投資において、“勝つためのトレードスキル” が必要不可欠なのです。もう少し具体的な言い方をすると、「リスクリワードの高い取引ルール」ということになります。リスクとリターンを比較して、プラスになる取引を繰り返せば “必然的に”資産は増えることになります。(※そして、個人投資家の場合、リスクリワードの高い取引ができない場面では「何もしない」を選択することができます。ノーポジションであれば、資産を減らすことはありません)
今後インフレだから、不況だから、円高だから、円安だから・・・いろいろ言われたりしますが、実際そうなってもならなくても、「勝てるトレード」さえあれば何も問題ありませんし、逆に、それがなければいつか必ず失敗して退場が待っています。どんな状況になっても生き残ること。そして、生き残ってさえいれば、いずれ勝てる場面がやってきます。

さて、今回この話をすることにしたのは、先日「投資にはメンタルが大事ですね」というメールを頂戴したからです。正直、私はこれまでメンタルなんて考えたことがなかったので、これを見て驚いたのです。そして、少し考えて、なるほどと理解したことがあるのですが・・・
メンタルが大事と言っている人は、そもそも「投資で勝てていない人」なのです。というのも、投資で勝つことができていれば(勝てるトレードさえできれば)、メンタルなんて考える必要すらないはずです。
ですので、これは順番が逆で、メンタルとか考える以前に「投資で勝てるようにならなければいけないわけで、勝てるようになってから本格的な投資をスタートする」。つまり、私が一番初期から言い続けていることで、「最初は必ずデモトレードや最小ロットで始めること」という約束事があるのですが、これが大事なのです。
資金が100万あっても1000万あっても関係なく、最初は誰でも失敗します。だからこそ、失敗しても問題のない額やデモトレードで始めることにして、“確実に勝てるようになってから、少しずつ投資資金を上げていくべき” なのです。下手な投資をすればするほど資産を失うだけですので、これは必ず守るようにして下さい。
(※地合いの良い時は、誰でもどんな投資でもうまくいきます。特に仮想通貨で資産を築いた人はそんなケースばかりですが、“たまたまその時うまくいっただけの話” には再現性がなく、知っても意味がありません)

私がよくアドバイスしている方法は、慣れない間は「資金の10分の1だけを口座に入れてトレードすること」です。まずは、その小資金を着実に増やせるようにする。おそらく最初は失ったりもするでしょうが、10分の1の資金であれば、10回チャレンジできるということです。その間に勝てるトレードを身につければいいのです。
(※ちなみに、資金額が小さい人は株よりもFXがおすすめです。さらに、長期売買より短期売買の方が資金効率が良いです)

・・・以上。「投資はメンタルではなくスキル」「勝てるスキルがあればメンタルは不要」ということで、ご理解頂けたでしょうか?
勝つためのトレードスキルというのは、“リスクリワードの高いトレード” であり、そのためには当然「ロスカット位置(=リスク)を決めてからエントリーすること」が必須になります。「リスク1に対して、2以上のリターン」を目指すように意識すれば、毎回のトレードも慎重になると思います。
(=トレードで勝てない人は、確実性の低い無駄なエントリーが多すぎるのです。実際、“取引回数を絞るように” とアドバイスすると、ほぼ全員がうまくいくようになります)

これからは、私たちが経験したことがない相場状況になっていくと考えています。どんな相場でも勝つためには、どんな想定外があっても乗り越えなければいけません。もしかすると、買いだけでは資産を増やすのが難しくなるかもしれませんが、最低限「ロスカット位置を決めてからエントリー」だけでも徹底しましょう。
そして、普段から私がやっているように、「常にストップを入れる」というのもおすすめです。どうすれば良いかわからなければ、“どこかの安値を割ればロスカット” でもいいので、それをするだけで退場リスクはなくなると思います。(=安値を割ると、それまでのトレンドが転換する可能性があるため)
そして、私のトレードはそもそも「含み損を持たない」という考え方です。含み損になったということは “そのトレードが間違っていた”ということなので、速やかにカットする。「相場に合ったポジションだけを残して含み益を伸ばす」というのが、資産を増やすための正しい方法になります。
(※さらに、ロスカット(損切り)ができないという人もたまにいますが、その人は最初からロットが大きすぎるのです。まずは最小ロットで始めて、少しづつ引き上げていくのが正解。“躊躇なく損切りできるロットにする” というのが、適正な基準になるでしょう)

【コラム】 世の中の構造について 2023.10.22

そもそもの大前提ですが、テレビなどのメディアは真実を伝える媒体ではありません。だからこそ、ニュース等の内容をそのまま鵜呑みにしている限り、投資でも何でもうまくいくはずがありません。メディアというのは、大衆に対して“そう思わせたいこと” を流して思想をコントロールする媒体です。私自身は、メディアの影響を受けることは自分の判断・感覚の妨げになるので、常に距離を置いて影響されないように心がけています。(テレビ自体持っていないので見ません)
多くの人は、世の中で引き起こされる様々なイベントで感情を刺激され、喜怒哀楽を揺さぶられます。私が昔から伝えているメッセージで「すべてを相対化する」というものがありますが、何かを信じたり感情を動かされている限り、自分自身を確立することができません。そして、私が言いたいのは、それはあらゆる物事において当てはまるということなのです。

一般メディアに対するアンチテーゼとなる意見を流す人はいます。陰謀論のようなものもそうでしょう。私は10年以上前になりますが、投資情報の延長で、そのような分野も関連して知るようになりました。ですので、世の中の陰謀論で言われることはほぼ全部知っていて、大抵の“陰謀論者”よりも詳しいくらいです。ですが、それらを知ったところで特に何も思っていません。神話や有史以来、当たり前に続いてきたことだからです。 (※陰謀論者は頭が悪いと言われたりしますが、確かにそれは否定しません。しかし、その観点で言うならば、与えられた情報をそのまま信じることの方がもっと頭が悪いと言えるかもしれません)
仮に、この世の中の構造が5段階あるとすれば、1段目は普通一般の人たちの認識レベルです。学校の教科書に書いてあること・社会で言われていることが正しいと教えられてきて、そのように考えた方が一般社会では成功できます。ですが、それに違和感を感じた人が、1段目を疑うことで2段目の考えに至ります。ステップ1を否定することでステップ2に至る。最初のその入口となるのが陰謀論のようなものかもしれません。しかし、それらを信じ込んでいると、ずっと2段目の思考に留まることになります。ステップ1を否定するからステップ2に至り、ステップ2を否定するからステップ3に至る・・これが弁証法で言うアウフヘーベンというものですし、抽象度を上げるためには、今の考えを否定しなければいけません。1を否定して2、2を否定するから3ということですが、ここで大事なことは「ステップ1を理解できなければ2もわからないし、2を理解しなければ3もわからない」ということです。
今、仮に5段階という言い方をしましたが、それは別に5段階で終わる話ではなく、まだ先があるのかもしれませんし、誰もが同じように知覚できるのかという問題もあります。知覚できないことは他者と共有できないので、一定以上の内容に関しては、“人それぞれの答え” にしかなり得ないかもしれません。いずれにせよ、個々が理解できるのはあくまで “今のステップの次の段階まで” なので、ステップ1の人が段飛ばしで3や4は理解できません。

一般の人にとっての歴史認識などは、あくまでステップ1です。だから世の中のほぼすべての論議は、その範疇でしかありません。(2段目であっても通常は受け入れられません) ですが、それらすべての解釈と定義を丸ごと入れ替えることができれば、ステップ2となります。(ユダヤの本当の歴史やイスラエルの正体はその初歩です)
だからこそ、自身がどの段階であっても「今の認識とは異なる考え・逆の意見」を求め続けることです。そうすることが “抽象度を高める”ということで、それを繰り返すことで “本当のこと”に近づいていきます。注意しなければいけないのは、“自分はこれでわかった”と思って立ち止まると、そこまでだということです。“何かを信じたり何かを正しい” と考えた時点で そこから先に進めないからこそ、何かが正しい間違いという二元論にとらわれている限りはそこまでなのです。
正解というのはそれぞれの段階で異なるので、“その段階での正しさを否定すること” で次に進みます。正解が異なる以上、異なる段階同士の議論は意味がありません。最終的には、その人の人生の成熟次第でしょうが、そこに年齢も関係ありません。どれだけ「今の自分から離れようとする意識」があるかです。それは一般的な成長の定義とも異なります。他者が成長というものを定義している時点で、それは自分の尺度ではないからです。

これからの世界は、誰かが考えるような方向には進みません。陰謀論もその通りにはなりませんし、陰謀論者やスピリチュアルが期待する方向にもなりません。すべてが混在しながら、まったく別の世界になっていく・・・どこまでそれを自分が知覚できるか?その範囲を広げるのが、これからの人間が向かっていく方向だと思います。
もちろんそれにはお金も何も関係ありませんし、いつまでも捉われて変わらない人は留まり続けるだけです。世界は間違いなく “良くなる” しかありませんが、それが、これまで良かった人にとっての良いものとは限りません。これまでの延長線上ではないので、今後の世界に合わせられる人にとっては良い世界で、合わせられない人にとっては良くない世界なのでしょう。
ですので、結論だけを言えば、本当は、何かの情報を求める必要もありません。それよりも、それらから離れて “純粋に” 自分の生き方を考えることの方が大切になってきます。(※おそらく何も伝わらないとは思いますが、とりあえず現時点で書き残しておくことにしました)

【コラム】 どうすれば相場で勝てるのか?(私のやり方) 2024.12.22

アンケートの中で、「どのように相場を読んでいるのか?」という質問が多かったので回答しておきます。
専業投資家であれば、当然、場中は相場を見ているでしょう。私は、自分なりに効率化しているので ずっと見続けるようなことはなく、その時の「メインとなる市場の動き」だけを大まかに把握している感じです。具体的に “資金の入り方(出来高等)”を見ることもありますし、そうでなくても、チャートの動きを1日追えば「どのタイミングで大きく買われたのか」くらいはわかります。また、その時の “買われ方”で、実際にその市場の強さがわかります。(=「買われ方」は大事な要素なので、“急激な値動き”には特に注目します。あとは大口のポジション推移から、大口が考える方向感も常に把握するようにします)

マクロの視点から説明しますと、まずは、全マーケットの中でのメインファクターを見つけます。今現在「どの市場が他の全市場を牽引しているのか」です。(=簡単に言えば、“大きく動いて目立っている市場” ということです) そこから、そのファクターに対して影響すると思われる市場の動き、また逆に、その市場が他の市場に対して どのように関連して影響しているのか。それらを見ることで、「どの市場とどの市場が相関、または逆相関しているのか」「それぞれ相対的に強い・弱い」という関係性を把握します。
これらを総合して、今現在のマーケットのイメージを組み立てます。そして、仮にそのようなマーケットであれば「どの方向に資金が向かうのか」の仮説を立てて、実際にその市場の動きを見て実証していきます。
ここまでわかれば、あとはその市場での “軌道想定シナリオ”を考えます。どこまで上がって、どこまで下がるのか? また、それはいつのタイミングになるのか? というチャートの軌道。ここでは各種テクニカルも活用します。複数の市場でシナリオを構築して、それらを組み合わせば、精度の高い相場予測につながるはずです。

また、私は日本株の個別株を取引しているので、ミクロの視点で言えば「個別銘柄の動き」を可能な限り把握しています。毎日(基本的には朝に)100~500銘柄くらいは見ますが、その中から、上がりそうな銘柄・下がりそうな銘柄をピックアップしていきます。面倒に思われるかもしれませんが、実際にはスマホで1秒で判断していくようなことなので、そこまで時間がかかることでもありません。毎日が無理なら1週間に一度でも良いですし、少しでも判断が迷うものは除外していけば早いです。(=直感的に確実性の高いものだけをピックアップするということ)
以前も説明したことがありますが、トレードで勝てないという人は “わざわざ難しい銘柄・市場で勝負しようとしている” のです。トレードで勝つ人とは、言い換えれば、「簡単に勝ちやすい銘柄・市場を見つけている人」です。例えば、ある銘柄のチャートを見せられて、これは上がるか下がるか?と聞かれても、私はわかりません。しかし、“大きく上がって→大きく下がり→それが今まさに反発しようとしている” というような形のチャートを見せられれば、それは「上がるでしょう」と誰もが思うはずです。たくさんの銘柄を見るというのは、そのような「確度の高い銘柄(きれいなチャート)を探し出す作業」です。

そして、もしも それさえもわからないという人は、取引をやめて、あらゆる銘柄のチャートを遡って見ていけば良いです。そうすれば、パターンや特徴が見えてきます。大まかに言えば、「上下がわかりやすいチャート、わかりにくいチャートの区別」がつきます。(※私は投資を始めたばかりの頃から、このように自分自身で勝ち方を見つけてきました)
相場というのは、極論を言えば「上昇」「下落」「保ち合い」しかないのだから、上昇局面で買って、下落局面で売れば良いだけです。そして、その結果できあがったポートフォリオを見れば、今何が強くて何が弱いのかがわかります。私がいつもバリュー買い・グロース売り、銀行買い・電力売りとか言ったりしているのは、“強いものを買って弱いものを売った結果のポートフォリオ” を見て言っているだけです。それができれば、相場に限らず、今後の経済の動向も読めるはずです。
最近であれば、「日経↓金↓」と言っています。これは日経と金が、想定軌道から考えて下がりやすい局面だと考えていたからです。そして、それぞれ、どこまで下がれば反転するのかも考えています。仮にマクロのシナリオがそうなのだとすれば、「日経↓金↓」の条件を満たす期間は「12/12~12/19」という時期に当たります。まずは、その期間内に上昇している銘柄が買い候補(下落しているのは売り候補)。さらに、その条件でスクリーニングした中から「買いやすいチャートの形」の銘柄を見つけて、さらに、具体的な取引タイミング(エントリー値)を決めて発注ということです。
(=早い段階でその値に達するのであれば指値・逆指値を入れますし、時間がかかりそうな場合には、アラートだけ入れておきます。なお、その時点で、もちろんストップ位置も決めています。撤退ラインを決めているからこそ、目標値に対するリスクリワードを計算できます。「損切りを決めてから入る」のは絶対ルールです。もし自己資金が限られている場合には、期待値が高いものを優先して入れ替えたりします)

・・・というのが私のやり方ですが、あとは自身の資金・時間の余力によってスタイルは変わってくるでしょう。時間がないのであれば、時間軸を伸ばして中長期目線に切り替えたり、もしくは投資する対象自体を絞る。(※為替だけ・指数だけにするなど) このようにトレードを制限すると、当然、取引タイミング(頻度)は減ります。それだけ「タイミングを待つ時間が延びる」ということで、どちらが良いのかは人によると思います。
(=手間を増やせばチャンスも増えるわけですが、積極的にトレードしたい人もいれば、なるべく手間を減らしたい人もいるはずです。なお、これも昔から言っていることですが、時間軸を延ばせばファンダメンタルズの要素が必要になります。逆に、超短期であれば100%テクニカルのみで可能です。だからこそ、知識のない初心者には短期トレードの方がおすすめです。短期で資金を増やして、長期投資に関しては、歴史的な暴落だけを待てば良いです)

あとは「本当の投資」でも書いたことですが、全体的な地合いを把握する上で一番参考になるのが、やはり「個人投資家の判断の逆」ということです。これ以上に確実なものはないというくらい確実です。なぜかというと、そもそも大口の機関投資家は、個人投資家(=カモ)のポジションを常に狙っているからです。(個人の損失=大口の利益) だからこそ、一般的な投資家が買おうとしているのであれば売りですし、特に、市場を見ていない人が「買い」と言い始めれば、わかりやすい売りタイミングです。そして、多くの場合、個人投資家というのはニュースや報道・ネット上の情報を元にして考えているのだから、そのような情報が出れば “その逆を考えるべきタイミング” になります。
私が常に「マーケットを見ましょう」と言っているのは、“目の前のマーケットだけが、唯一リアルタイム” だからです。マーケットを見ていて「今 大きな買いが入った」ということに気づけば、それが一番早いのであって、その時が買うべきタイミングです。(=だから私は、急な買いが入ったことに気づけば、理由がわからなくてもとりあえず買います。買ってストップだけ入れて、その後に理由を調べます。この方法で、何度もストップ高に繋がるような急騰を取っています) そして、その後にニュースになった時には “もう遅いタイミング” ということになり、そのニュースを見て個人投資家が買い始める頃になれば、「遅い」を通り越して「売りを狙うべきタイミング」になります。(=だからニュースに対しては逆張り)

実際のところ、ニュース等を見なくてもマーケットの値動きだけ見れば気づけることなのですが、仮に早いタイミングで気づけなくても、「個人の判断の逆」を徹底すれば、相場で負けるというのはない気がします。常に意識するのは、「みんなが知ったら売り」ということだけ。ネットに出回っている情報を元に相場を語る人がいますが、そういうことをしても投資では勝てません。どんなに大きな材料であっても、一通り知られて 織り込めば終わり。(※例えば、利上げが決まれば終わり。景気後退が確定すれば終わり) いつでも「その次」を考えて行動するから勝てるのです。(=上記でも説明したように、事前に次の “想定シナリオ”を立てるようにして、それに合致した展開でトレードする。シナリオに合わない時は何もしなければ良いです)
・・・まとめますと、冒頭で書いたような面倒な分析作業をすればもちろん勝てるでしょうが、そこまでしなくても「誰でもわかるような投資の逆」だけやり続ければ間違いないと思います。“理屈通りの正しい投資” こそが間違いなのです。「個人投資家の判断の逆」ということ以上に、簡単・確実な投資はありません。なので、そんな「逆指標」を見つけることが、ある意味もっともやりやすいトレードかもしれません。



「毎週更新」を始めた理由・目的


私はメルマガ等でたまに相場予測などを書いていたのですが、どうしてもリアルタイムでお伝えすることができません。
かと言って、必要とする人がいるかどうかわからないのに頻繁にお送りすることもできませんし、何か良い方法がないものか・・・と考えて思いついたのが、note上で「随時更新」するという方法です。

どれだけの人が見ることになるのかわかりませんが、私としてはなるべく後出しをしたくないので、どこかで「証拠」として先出ししておきたいと思って開設したのが、始めた理由になります。
もともとは私の「トレード履歴メモ」のような位置づけで始めたものですので、あまり期待せず、気になる方はたまに覗いて下さい。

なお、私のトレードの考え方などは、こちらをご覧頂ければおわかり頂けると思います。
このnoteでは「想定シナリオ」を書いていますが、想定通りになれば、それに合ったトレードをするのですが、もし想定通りにならなければ何もしませんし、特に気にもしません。皆さんも、シナリオが合致した時だけ参考する形で良いかと思います。
(※長らくお読みになっている方ならわかると思いますが、だいたいは想定通りになっていると思います。トレード成績としては、シナリオ通りに動いていれば利益ですし、シナリオ通りにならなければ (参加しないので)基本的に利益も損失もありません。なるべく間違ったことも書き残すようにして、失敗をごまかすことはしません)

トレード資金は1億円程度にしていますが、最近は全額使うことは少ないです。今のメインは日本株。それ以外にFX・先物・CFD・米国株、たまに仮想通貨。(※長期運用資金は別) お金を増やすこと自体には興味はなく、純粋に相場を考察してトレードを楽しむために市場に参加しています。ですので、ほったらかしや運で大きな利益を得ることよりも、想定シナリオ通りになることの方が(利益が小さくても)嬉しいです。
一般のニュースや情報は参考にしません。(むしろ逆張りします) あくまでマーケットに答えがあり、「いつでもマーケットが正しい」というのがトレードの大原則です。自分の考えを変えることに迷いはありませんし、思い込みやこだわりこそがトレーダーの最大の敵です。少しでもお役に立てればという気持ちで始めたnoteですが、ご参考になれば幸いです。(※売買指示や取引推奨するものではありませんので、くれぐれも最終判断はご自身でお願いします)
このnoteをきっかけにして他のnoteも読んで頂き、何らかのご縁ができれば嬉しく思います。

★具体的な手法を知りたい方のために、有料note(マニュアル)を作成しました。資金管理、銘柄選定、具体的な売買ルールまで “すべて”まとめています。購入された皆様からは、非常に高く評価して頂いています→

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城北忠明/FX成功法則【株・FX・投資全般】
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