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【投資3】 (2)投資をする以前の話 <投資で成功する条件>

マガジン「城北忠明のトレード完全マニュアル」の第3回です。順番に続いていますので飛ばさずにお読み頂ければ幸いです。(初めての方は自己紹介からご覧下さい)
なお、最新版として「投資の最終結論」を別noteにまとめました。こちらもぜひお読み下さい→【本当の投資】あなたが失敗しないために


『何よりも正しい結論です』


今回からトレードマニュアルの本編に入っていきます。

まずは「(2)投資をする以前の話」なのですが・・・
これこそが一番のキモであり、“実際のトレード以上に大切な内容” になるので、十分に理解して頂きたいと思います。


事実として、私以上に長く投資業界を見てきた人は、今ではほとんどいません。

さらに、表側だけでなく裏側・・・他のトレーダーの「実態」や「現状」も知るとなると、もう誰もいないくらいではないでしょうか?(過去に稼いでいたような人もことごとく消えてしまいました)

大げさなことは言いたくないですし、私自身そんなことを言う人間でもないのですが、“投資に限って言えば”、誰よりも正しい結論を持っているという自負があります。

誰がどんなことを言っても自由だとは言え、それでも、私が関わっている方々が、正しくない情報によって損失を被るのは見過ごせません。

10年以上情報提供を続けてきて、「ネット業界で一番信用できる」とまで言って頂いていることもあり、私自身も、この投資というジャンルに関しては責任を感じる部分があります。

これ以上失敗する人が増え続けないために、誰かが、本当のことを言わなければいけないでしょう。

多くの投資情報が溢れている中で、「何が最終的に正しいのか?」「何が間違いでどうすればいいのか?」という答えを、形にして残したい・・・それがこのマニュアルの目的です。

アンケートなどを通じて皆さんの現状をお聞きし、何が問題で、どこが間違っているのか判明しました。

今までいろいろな立場の人が投資について語ってきて、これからも、様々な意見が出てくると思いますが、
それでも、いずれはたどり着くはずの(=たどり着かなければいけない)結論をお伝えします。

なお、私がここでお話ししていくことはすべて、「例外なく否定しようのない正解」だけです。ですので、もし異なった意見があったとすれば、それはそちらの方が間違っていると言わざるを得ません。

結局、そこまで言い切れるほどたくさん見てきたということです。
どんな投資が消えて、どんな投資が残って、どんな投資が本当で、どんなものが嘘なのか・・・

そして、私は当たり前のことしか言いません。(=言えません)
自分がビットコインで稼いだからと言って、「だからあなたも稼げます」とか「まだまだ増やせるチャンス」だとか、無責任なことはとても言えないのです。

短期的に成功した人が、後になれば誰も残っていないことからもわかりますが、一攫千金には良いことが何もありません。

表側では調子のいいこと・都合のいい話ばかり目にしますが、裏側では、「人生が狂うくらいなら大金を手にしない方が良かった」と言う人もいるくらいです。
(※投資の場合、大儲けすることがあれば、それは投資金額が大きすぎるということなので、その時点で「資金配分が間違っている」ことになるのですが…)

誰から見ても疑いようのない正解というのは、常に「当たり前のことばかり」であり、当たり前ではない特殊な話は、いつでも失敗につながります。

“特殊なものは無視して、確実なことは何なのか?” だけを考えていくと、すべては当たり前のことに収束していく・・・
「世の中は、当たり前にしかならない」 のです。

ここからの内容を知ることで、あらゆる失敗を回避して時間もお金も無駄にすることなく、「最初から “間違いのない選択” ができるようになるはず」です。正しい投資の真実を知るためにも、よく読んでご理解下さい。

『投資で成功する最低条件』


誰でもできるようなことを伝えても、結果が違ってしまう現実を知り、こんなことを考えたことがあります。

『投資はセンスなのだろうか?』

確かに、膨大な知識を学んだ上で、複雑なトレードをしなければ勝てないのであれば、それはセンスの差になるかもしれません。

しかし、多くの実例を見る限り、どう考えても「実際の結果に、知識や経験はまったく関係がない」のです。

うまくいく人は初心者でもすぐにうまくいきますし、うまくいかない人は何をやってもうまくいかず、お金を失っては次々に退場していく・・・

そんな人たちの状況を見ていく中で、ある共通点に気づきました。

それは、うまくいかない人は、「お金を増やす」という感覚がないばかりか、それ以前に「お金を貯める」ということさえできていない、ということです。


投資とは、そもそも資産運用をすることです。
文字通り「資産」を「運用する」わけですから、本来であれば、最初の “資産” があって初めて成り立つものです。

つまり、「お金を増やす」前の段階として、「お金を貯める(=資産を用意する)」ということは不可欠であり、言うならば「貯蓄の延長上に資産運用、そして資産構築がある」のです。


それでは、果たして、この「お金を貯める」というのはセンスなのでしょうか? センスだと言うほど、難しい特殊な才能なのでしょうか?

とりあえず、この共通点に気づいてからは、「貯蓄ができない人は投資に向いていない」という、投資の条件を提示することにしました。(もちろん、借金がある人もです)

そして、これは最初のスタートとなる、最低限の資質の確認になります。

おそらく、この条件1つで考えてみても、自分に投資が適しているかどうか? 判断できることでしょう。

もし、ある程度の年齢になっているのにお金がないという人がいれば、それは、20~30代という若い時の過ごし方が間違っていたことになります。もちろん諸事情はあるでしょうが、普通に社会人として働いて、将来まで考えていれば、それなりの貯蓄があるのが通常だからです。

・・・というわけで、これだけでも、資産構築できるタイプなのかどうかわかってしまいます。

「普段の生活でお金を貯める行為」と「投資で資産を増やすという行為」は、“資産を築く”という意味で、同じことなのです。
(※むしろ節約して貯めることの方が、簡単・確実な資産構築です)


私自身、誰よりも堅実派の人間だと思っていますので、だからこそ投資が向いていて、必然的にうまくいったのだと思います。

もし貯蓄ができないのであれば、資産を失う前に投資はあきらめた方が良いでしょうし、それでもやりたいのであれば、投資で稼ぐことを考える前に、(強制的にでも)お金を貯める習慣・習性を身につけることが第一歩になります。(※具体的には、成功ルールの方でも書いていますので参考にして下さい)


実際のところ、「お金を貯める」という行為自体は小学生でも理解できて実行できることなので、これが “センス” とまでは、さすがに言えないのではないでしょうか?

スキルや能力的に考えてみても、普通の大人であれば「誰でもできないことではないはず」です。

そして、この貯蓄できるかどうかを確認することで、その人が「長期的な視点や計画性を持てるか」もわかります・・・

例えば、普通に日々生きている中でも、不確定な出来事や不測の事態は必ず起こり得るわけですが、お金が貯まらない人は、それらを想定できていないのです。想定できていないから、いざという時のための準備をしておらず、イレギュラーが起こった時にお金が足りなくなってしまいます。

このように、貯蓄からわかる「不確定を想定しているか」「計画的に考えられるか」というのは、投資でも、そのまま必要になる要素です。

何のリスクも考えず、お金が入ってくるのが当たり前に考えている人は、今の状況が続くことを前提にしています。投資でも、リスクを想定することなく今のリターンが続くことを前提にしていると、当然、いつか失敗することになります。

だからこそ、日々の生活費を適切に調整できることが、そのまま投資金額のコントロールにもつながります。いつかどこかで “不測の事態“ が起こるのは必然ですので、何が起こっても避けられる、準備や心構えが必要不可欠なのです。


なお、たまに短期間で大成功するトレーダーがいたりしますが、それに関してはセンスなのか? というと、それもまた違います。

中には、ごく一握りの天性のトレーダーもいるのかもしれませんが、そのような成功例というのは、たいてい「ただの運」であり「偶然の結果」でしかありません。

そのため、実際には、短期で大成功したトレーダーのほとんどが、相場状況が変わればそれまでのトレードが通用しなくなって、退場してしまいます。

(上昇相場で稼いでいた人が暴落になった途端に大損するなど・・・ 名の知れた億トレーダーも含めて、そんな話はたくさん聞き飽きました)

投資はまったくセンスではありませんし、逆に、少しうまくいった時に、「自分にはセンスがある」と勘違いするような人は長く生き残れません。

本当に天性のセンスのある人なんて、ほぼいないと思って間違いないですし、むしろ「自分にはセンスなんてない」と認識することの方が重要なことです。

私は、投資で成功するために重要なのは「臆病なほどに慎重に考えられること」だと言い続けてきましたが、それはつまり、強い情熱や大胆さなどは、完全に「逆効果になる」ということです。

ずっとうまくいく投資はありませんので、ポジティブに楽観視することよりも、悲観シナリオまで想定して、慎重に考えるからこそうまくいきます。だから、「貯蓄できること」が投資の最低条件になるのです。

(※事実、長年生き残っている投資家は誰もが共通して倹約家であり、派手な生活をする人はいません。モノを買う際には、その本質的価値や必要性を考えるからこそ、浪費することもなく資産が増え続けるのです)

『投資に向いていない人』


続いてもう一点、投資に向いていない人の特徴として付け加えたいのは、「様々な儲け話に手を出す」ということです。

ただ、これはどちらかと言うと、投資だけに限った話ではなく、他のあらゆる分野でも共通する成功条件でしょう。

成功ルールでもお話ししたことですが、どんな分野であっても、“成功する”というのは「堅実に地道にコツコツと積み上げていくこと」だけです。

楽して近道を選択した先に、成功というのはあり得ません。
逆に、「楽な安易な選択を繰り返す人はいずれ失敗する」という “絶対法則” があるくらいです。

そんな “あらゆる分野” の中でも、投資の世界は最たるもので、特殊な例外というのがまったく存在しません。

どんなノウハウやサービスを使っても、失敗する人は失敗してしまいます。これは実際に何十年と投資の世界で生き残っている人(=勝ち続ける人)を見れば、明らかにわかることです。

前回お話ししたバブルの事例がわかりやすいですが、最終的にバブルに乗ろうとした人は、全員が痛い目に遭います。(バブルになる前に乗って、バブルになれば、離れるのが正解です)

というわけで、「お金儲けを求めて安易な儲け話に乗る人」と「投資の世界で成功する人」は、まったく真逆の性質・・・“完全に人種が違う” と言っていいくらいに “正反対の人間” だということを、知っておいて下さい。

(だからこそ「周りと逆を選択する」というのは、一番簡単かつ確実な成功法則になります)


一般的に、仕事やビジネスで結果を出す人というのは、何が儲かるか? ばかり考えていて、「儲け話を探す人」が多いように思います。

だからこそ、そんな人が少しお金を手にして投資を始めると、下手なやり方や変な投資によって破産してしまうケースが後を絶ちません・・・
つまり、「投資には向いていない」ということです。

(ネット系で稼いだ人などは特に、いわゆる“あぶく銭”ということもあってあっという間に失ってしまいます。元々お金を貯めるとか資産構築するという考えがないので仕方ないのかもしれませんが…)

仕事やビジネスでうまくいく能力と、投資でうまくいく能力はまったく別物なのです。

ギャンブル思考の人が投資をしてはいけないのと同じように、「お金儲けを考える=投資下手」という認識はぜひ持っておいて下さい。


そもそもの話として、「これが儲かる」と言われて、すでに儲かっている人がいるものは、投資で言えば「すでに値が高くなっているもの」になります。そのような、「高くなっているものに手を出して成功することは不可能」です。

(例えば、「不動産が買い時!」と言われて盛況になるのは、いつも不動産価格が上がっている時ですが・・・高い買い物をして正解のはずがありません。広告宣伝を頻繁に見かけて盛り上がっている間は、買い時ではないということです)

結局、ストレートに言ってしまえば、「お金儲けを考えない方が投資で成功できる」ということです。

お金儲けを求め続けると貧乏になっていくだけなので、もしも本当に投資家として成功したいのであれば、“儲け話から離れること” を徹底しなければいけません。

投資で失敗する人というのは、単なるお金儲けの手段として始めるから、失敗してしまうのです。

儲け話を求めるような人は “投資家” とは言えませんので、投資はあきらめてアルバイトでもした方が、一番早く確実にお金が増えるはずです。

(※ちなみに、投資でうまくいくタイプの人は、仕事やビジネスでは “長期的に”うまくいく人が多いような気がします。「流行りやブームに飛びつかない」「大儲けを狙わない」というような本質的な考え方が身についていて、選択を間違えないからです)

『何でも成功する方法』


ここまでの流れから、少し補足しておきます。

以前、成功ルールの方で、「どんな分野でも成功する人」の話をしたのは覚えていますでしょうか?

本当に何でもうまくいくためにはどうすればいいのかというと、「何がプラスで何がマイナスなのかがわかること」・・・つまり、本質が見えるようになれば良いという話でした。

一時的な成功で良いのであれば、時流に乗って運良く結果を出せることもありますが、それはあくまで例外中の例外。

本当に、最後まで長期的な成功し続けるためには “本質を見る” しかなく、投資でも、今は買いなのか売りなのか待ちなのか? その正しい判断ができれば成功します。

この世界のすべての人が、それぞれの立場・それぞれの思惑で都合の良いことばかり言うわけですが、そんな中から、自分にとっての正しい現実を見抜かなければいけません。

本質が見えないままでは何をやっても無意味で、遅かれ早かれ行き着く先は決まっている・・・ このことを、肝に銘じておいて下さい。

(※成功ルールの方でも、「本質的なこと以外価値がない」と言いました。
私自身、投資について誰から学んだわけでもないのですが、ずっとこれだけを考えてきたから今があります。本質さえ見れるようになれば、必ずしも、ノウハウも先生も必要ではありません)

・・・さて、投資の向き不向きについて、ご理解頂けたでしょうか?

最終的に、「リスクを回避さえしていればいずれ資産は増えていく」。
これが投資の稼ぎ方であり、唯一の成功パターンなのです。

どれだけ今月や来月に大儲けしようが、最後の最後にトータルでプラス収支にできなければ、投資をする意味がありません。

『稼ごうとすると失敗する』
『投資の目的は生き残ること』

途中で退場すれば負けが確定することになるので、だからこそ、大儲けを狙ったトレードは全部NG。大儲けする投資よりも、「負けない投資」こそが大事なのです。

リスクを想定し避けることに最大限の意識を向けて、最後まで維持して生き残ることだけを考えて下さい。

・・・というわけで、「何が儲かるか?」を探すのはまったくの間違いで、逆に、「一般的に儲かると言われることの逆の選択をするのが正しい」ことになります。

(=○○が儲かると誰かが言っている場合には、仮にその人が儲かったとしても、それを見て参加する人が儲かる話ではありません)

「資産を何倍にも増やして億万長者!」というような夢を抱くのも、マイナスになりかねません。確率の低い、非現実的な選択をすれば運任せになり、そうなると、必然ではなく “偶然の結果” に賭けることになってしまうからです。

投資の知識がなかった私が、なぜプロ並みの結果を出せたのかというと、もともと超堅実派の人間だからこそ一切無謀なことはせず、「確実な利益を積み重ねることだけ」を考えていたからです。

だから実際の結果として積み上げることができた・・・という、言葉にすれば当たり前のことなのです。

『すべての情報を信じない』


さて、これが、今回一番伝えたいメッセージになります。

どのように投資を行っていけばいいのか?については、次回以降にしていきますが、今回の「投資をする以前の話」としてはっきり伝えておかなければいけないのが、「すべての情報を信じない」ということです。

前回もお話ししたように、結局、世の中に出回るすべての情報というのは、意図的なもので溢れて支配されています。

必ずしも “嘘” とまでいかなくても、誰もが自分自身を正当化しますし、都合の良い一部だけを切り取っていたり、逆に、都合の悪い部分は言わない・・・

“何かの方法でこれだけ稼いだ” というようなものも、あくまで結果論です。
その背景には、うまくいかなかったものや失敗も多々あるけれども、その中にある良い結果(=都合の良い例外)を切り取っただけです。

事実は、いつでも「儲かるかもしれないし損するかもしれない」・・・
はっきり言えば、結果なんて何とでも言えますし、どんな情報もうまく操作できてしまうので、「何の参考にもならない」のです。

もっとリターンが大きい・もっと勝率が高いなど、探せばいくらでも魅力的なものが見つかりますが、そのすべてが「単に良い結果を並べている」に過ぎません。

だからこそ、一番最初のステップとしては、「一切、何も信じない(鵜呑みにしない)」ということです。最初から信じないようにしていれば、あらゆる情報に対して冷静に見ることができます。


なお、これは別に投資の情報だけの話をしているのではなく、世の中のすべての情報やニュース、メッセージに対しても言えることです。

例えば、証券会社に行って助言を求めれば、その証券会社側にとってメリットのある提案をされるのは当然です。ネット上のレビュー等も自作自演ばかりですし、テレビでもヤラセや演出が普通であるように、メディアの情報も必ず、意図的な編集をして流されます。

このように、まずは情報の発信者の意図を考えて、書かれていない(言っていない)部分を推測するように意識すれば、ある程度は見えてくるかもしれません。

投資でもビジネスでも人生でもすべて同じで、物事を正しく認識・理解することが必要になります。

そのための簡単な方法として、まずは、「言われていることと逆に考えるように」すれば良いでしょう。

常日頃から “相対化して見る” ように言っていますが、「どこか一方に偏ることなく、ニュートラルに物事を見ること」が理想です。

そして、大多数はそのまま信じてしまうわけなので、逆に考えるだけで、失敗することなく、正解する可能性も高くなるのです。

勝手に入ってくる情報なんて意図があって当然なので、良いことしか言わないものに対しては絶対に疑わなければいけません。

目に入るものをそのまま判断するのではなく、疑いの目を持って別の視点(発信者の意図)を考えるようにすれば、少しずつ本質に近づきます。


・・・というわけで、「本当に正しい情報なんて流れていない」・「すべての情報には裏がある」という認識を持って、まずは「何も信じない」という段階から始めるようにして下さい。

思い込みが人を盲目にさせてしまうのと同様に、何かを信じた時点で、本質が見えなくなって搾取されるようになるのです。

(※何が正しいのかを判断できず、本質的な見方ができない人は、テレビや新聞など見ない方が良いくらいです。影響を受けやすい人は、他からの情報を遮断するように工夫した方が良いかもしれません)

『手を出してはいけないもの』


そもそもの間違いは、“自分で判断することなく、言われたままに判断してしまうこと” から始まっています。

だからこそ、最初に「すべての情報を信じない」ようにすることで、余計な影響を受けることなく自分自身で考えて判断できるようになるはずです。

(他から影響されるからストレスなのであり、何事にも影響されなければ、物事はシンプルで簡単になります)

ネット上の情報も作為的で参考になりませんが、結局「何を言っているのか」ではなく、「なぜ言っているのか?」という意図を考えれば、一番わかりやすいでしょう。

・・・このように、少し考えればすぐわかってしまうのに、“意図して嘘をつく” という行為自体、私自身は考えられません。

お客様の声をねつ造したり、証拠や実績を偽造する業者をよく見かけますが、なぜそこまでして「わざわざ信用を失うことをするのだろうか?裏切ろうとするのか?」と、昔からずっと疑問に思っていました。

最近は誇大広告が禁止されて昔よりはましになったかもしれませんが、まだまだ明らかな情報操作をしているようなものが多々見受けられます。(=売るために必死になっていて、都合のいいことしか言わないなど)

さて、本来であれば、人の判断力や成熟度は年々増していくものなので、ここであえて言わなくてもいいかもしれませんが、(すべてを伝えるためにも)念のためお伝えしておこうと思います・・・

例えば、何かの商品を買うという場合には、見た目やパッケージがきれいなものほど “除外” して考えるのが基本です。

(このような判断基準は私にとっては常識だと思っていたのですが、それでも、世の中の大多数の人は、中身よりも外側のイメージで判断してしまうようです)

投資情報も、世の中にたくさん出回っていて、どれが本当でどれが嘘なのか? 見ただけでは何もわからないと思う人も多いかもしれません。

最初のステップとして「すべて信じないように」した上で、まずは確実に候補から外さなければいけないものがあるのですが・・・

それが、情報を売って儲ける “販売目的” になっているものです。

外すべき理由はおわかりの通り、「売り手の利益のために作られる=買い手にとっては(価値的に)損するもの」 だからです。


そして、この “販売目的” という部分をさらに具体的にわかりやすく言えば、「見た目を派手にして大げさにしているもの」や「煽って売ろうとしているもの」ということになります。
(※これは、常識的な感覚を持っていれば、ひと目でわかるので簡単だと思います)

本当に中身に価値のあるものであれば、大げさに書く必要もなく、そのまま普通に提供すれば良いのです。

それでも「それ以上に見せようとする」のであれば、そこには、「嘘をついてでも売ろうとする意図」があることになります。
(※本当に儲かる方法なら、無理に売らなくても、自分がその方法で稼げばいいはずです)

意図というのは、このように相手の態度や販売姿勢からすぐわかりますので、あの手この手で、煽って売ろう売ろうとするものほど離れればいい・・・

これは、「儲け話からは離れる」というのと同じ理屈で、ごく当たり前のことだと思います。

儲け話全般は本当に不要で、そんなものに手を出さなくても、「普通のことを普通にやった方が儲かる」というのは、わざわざ言うまでもないことです。

詳しくはこの先でお話ししますが、基本的に、投資ノウハウや手法には優劣がないので、何を選んで頂いても構いません。(特に買う必要はありませんが)もし買うとしても、ここでお話ししたようなうまい儲け話は、最低限、除外してお考え下さい。

とりあえず、チェックポイントをいくつか挙げておきます→

●派手で大げさな演出やメッセージ
●良いことばかり、理念・きれいごとが多い
●低俗な言葉、きつい表現
●他者批判や攻撃をしていないか?
●偏った主観だけで見ている
●不確定なことを断定している
●操作的ではないか?不自然ではないか?わざとらしくないか?
●とにかく煽って売ろうとする


・・・以上のようなものがあれば、何を言っていたとしても離れれば良いでしょう。

強い表現を使っていたり、何かを批判しているようなものがあれば、それは「操作しよう」という意図があるということです。

また、本来であればどうなるかわからないものを「必ずこうなる」「うまくいく」と言い切っているのがあれば、それは明らかな嘘なので、信用できないことになります。

悪い面も否定することなく、良い面も大げさに言わないことが、「最低限の誠実さ」なのではないでしょうか?

見せかけの情報に影響されずに極端なものは除外して、どこか引っかかる部分があれば、手を出さないように決める。

そして、大げさに書いていないもの、無理に売ろうとはしていない「普通のまともな情報」の中から選択するようにして下さい。

(※もし情報提供する側の方であれば、せめて上記の点は避けるように気をつけて頂きたいと思います)


・・・最後に、もう少しだけ追記して終わります。

あまり言いたくはないことですが、この世の中は、どうしても派手なメッセージばかりが目立つようになっています。

もちろん、それは大衆が求めているからこそなのですが、それによって真実が語られることなく、むしろ「虚構の方が主流になってしまうこと」も多いかもしれません。

例えば、大成功した話、サクセスストーリーの類というのは、あくまで特殊で例外的な話です。つまり、ごく一部でしか起こり得ず、再現性がありません。

にも関わらず、このような “特殊な結果” ばかりを本気で追い求めていると、特別なことが起こらなければうまくいかない=「偶然を期待しなければいけない」ということになります。

投資であれば、仮に何倍・何十倍になるような銘柄があったとしても、それがロジックの通用しない特殊なものなのであれば、投資家の立場では無視すべきです。(=特殊であればあるほど、その動きには根拠がなく、確率的にも低いものだからです)

特殊なものは相手にせず、いつでも当たり前の王道にだけ目を向けるのが、もっとも確実な原理原則となる成功パターンです。

何が当たり前で、何が特殊なことなのかを明確に区別した上で、「成功率の低いサクセスストーリーは相手にしないこと」です。

世の中に溢れる夢物語は心地良く、人によってはそれがモチベーションにつながっている場合もあるかもしれませんが、それらを真に受けていると、正しい現実を見ることができません。

夢を見るのは自由・・・と言いたいところですが、投資においては夢や幻想を抱くことが失敗につながるので、理想と現実は切り分ける必要があります。

相場というのは、自分の思惑や都合なんて一切関係なく、ただ無情に動いていく世界です。どれだけ自分がお金を渇望しようが、生活費がなくて困窮していようが、努力して頑張っていようが、“期待すること自体が” 正しい判断の邪魔をするのです。

(※それでも、誰もこのようなことを言わないことの方が問題ではないでしょうか? 世間的には、「夢をあきらめないで追い求めることが素晴らしい」と言われていたりします。だからこそ、いつでも真逆が正解になってしまうのでしょう)

・・・以上、今回は「投資をする以前の話」として、最低限の判断基準についてお伝えしました。

本当に正しいものというのは、(実際にあるかどうか別として)すぐにわかるものではないので、探そうとはしない。逆に、「明らかに間違っているもの」はわかりやすいので、それを避けるように100%の注意をする・・・

たったこれだけでも、成功率は大きく変わるのではないでしょうか?

情報弱者の立場からは抜け出して失敗さえ避けていれば、最終的には、誰もがうまくいくようになるはずです。


さて、ここまでの内容は、常識的な判断ができる人からすればつまらない話の繰り返しだったと思います。

ただ、本質的なものの見方ができない人が、投資で成功するのは不可能なので、わざわざ確認させて頂きました。

次回から、より具体的で重要な内容に入っていきます。

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