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プロスペクト理論

FXと心理学


為替取引で結果を出すためにはトレードスキルと同じく資金管理とマインドの安定が必要となってきます。
トレードスキル、資金管理についてはある程度経験を積めば身についてきますが、マインドの安定、常に冷静に相場に向き合い適切な判断を下す事は初めのうちは中々難しいです。
初心者の方がよくする失敗にコツコツドカンなどがありますが、これらの失敗パターンは実は人間心理的と深く関係しています。

プロスペクト理論

プロスペクト理論とは簡単に説明すると、無条件で1万円が貰える状況でさらにくじを引いて当たりが出れば2万円になるが外れを引けば貰える額は0になる場合と、逆に無条件で1万円を払わなければならない状況で同じようにくじを引き当たりなら払う金額は0、外れなら2万円を払わなければならないといった、期待値自体は同じ2つの条件だと1万円貰える方はくじを引く人が少なかったのに対し1万円払う方はくじを引く人が多かったといった実験です。
これは人間が心理的に損失に対してはリスクを取ろうとするが利益に関しては守りに入りやすいといった傾向があることを示しており、FXトレードについても損切りは遅れるが利確は早いといったコツコツドカンのパターンもこの心理に当てはまります。
つまり負けトレードを繰り返してしまうのは単にあなたの意思が弱いわけではなく、本来人はそういうものだということです。
トレードをしているとメンタル的にも負担がありますが、人にはこのような傾向があるということを理解しておけば、徐々にでもマインド的な問題を解決するきっかけとなります。参考にしてみてください。

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