FXで勝ちたかったら読みなよ! 2024年4月21日(日) ドル高継続。ドル円の押し目買い、ドルスイスフラン買い、ユーロドル売り戦略?!

2024年4月21日(日) ドル高継続。 ドル円の押し目買い、ドルスイスフラン買い、ユーロドル売り戦略?!

日本の財務当局による為替介入はいつになっても入りませんね。

その一方で、ヘッジファンドによる円先物の売りポジションが過去17年間の最大規模に膨らんでいます。

ヘッジファンドなど投機筋による円の売り越しは2007年6月以来で最大規模になるのですが、2007年以前のデータを見ても円先物が導入された1986年以来でも最大規模になっています。

こうした動きに呼応してドル円はバリアと言われていた152円を突破して、155円に迫る水準まで円安ドル高が進んでいます。

155円に大きなoptionがあり、ここを抜けるのは時間が掛かりそうですが、いったん155円を抜ければ、もうこの先はどこまで円安が進むのか正直分かりません。

⇩はドル円の週足チャートです。

テクニカル的にみるとドルの買われ過ぎが明確な状況です。

なぜこれほどまでに円が売られているかというと、一言でいうとアメリカの金利の先高観です。

多くのマーケット参加者がアメリカの金利は、下がらない、あるいは、これからも上昇していくと思っています。

市場関係者の多くが金利の先高館が高いと思っているうちは、たとえ財務省による為替介入があっても、円売りのトレンドは修正されないと思います。

それでは、なぜアメリカの金利先高観が高いかというと、アメリカの物価高継続しており、金利を5%以上に上げてもインフレが収まらない状況だからです。

2024年の年初は、今年は6回のアメリカFRBの利下げをマーケットは織り込んでいました。

それが、今では、1回の利下げ予想です。

わたしは、年内の利下げはなくなり、もしかしたら利上げすらありうると思っています。

大きな理由の一つは、アメリカの労働需給逼迫を背景とする賃金上昇が止まらない、ことです。

さらに、サービス価格の多くを占める家賃については、歴史的な低水準の空室率に支えられ、住宅の需給逼迫を背景として住宅価格も上昇しています。

また、エネルギー価格の上昇も、ガソリン価格などを押し上げており、物価上昇が落ち着く気配がありません。

今、ドル円が下落するとすれば、大きな金融危機や戦争など想定外の”事件”が発生するか、日銀の突然の金融引き締め政策の発表、あるいは日本政府によるドル売り円買い介入です。

現在、円売りポジションに大きくマーケットは傾いているので、一旦”事件”が発生すると、ショートカバー(空売りの買い戻し)を原動力とした、ドル売り円買いになる可能性が高いです。

ただ、”事件”がいつ起こるのかは誰にもわかりません。

アメリカ金利の先高観が修正されない限り、もし、”事件”が起きれば、その時は絶好のドル買いチャンス到来となるでしょう。

今週のFX戦略としては、今後、ドルの強さは、まだまだ続くと見ていますので、ドル円の押し目買いと、ドルスイスフランの買い、ユーロドルの売り、推奨です。

https://blog.with2.net/link/?id=2074947

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?