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授業の力が向上しない3つのサイクル(ポートボール 第1時)

①指導計画計画立案

②授業

③反省

多くの教師は、日々の授業を上記3つのサイクルで繰り返している。前回から4年生ポートボールの指導計画、授業計画を掲載している。今回、以下に掲載した第1時の計画では授業後に反省も書いている。我ながら熱のあるまじめな教師だったと振り返る。が、しかし、この3つのサイクルでは授業の力は向上しない。身をもって退官した。

授業の力を向上させたいのであれば、(ごくごく簡単に書くとすれば)

①指導計画計画立案

②授業

③記録(テキスト、子どものノートや乾燥、音声、映像)

④公開(研究会、サークル等)

これら4つのサイクルであろう。外部の視点を入れ、メタ認知できなければ技量は向上しない。

4年生ゲーム(ボール)ポートボール指導計画

第1時
目的
既成のルールでは、全員が楽しむことができないことを知らせる。
全員が楽しめるようなルールを考えていこうとする意欲を持たせる。
児童の実態を把握する

方法
①整列
②始運動
③チーム確認
④既成のルール確認
⑤ポートボールを行う
⑥感想を聞く
⑦ルールやチームについての再確認
⑧単元のめあての提示

準備
2コート、ボール、ポートボール用台、単元のめあて

展開
①整列
★服装は?整列の仕方は?

②備運動・始運動
四肢をほぐす
ボールを使った運動
→ボール操作
→ドリブル(片手,両手,低い変動で、目線は?)
→カウントパス

③チーム確認
コートは2つ、人数は?
分け方は教師が

④既成のルール確認
コートは?
得点の方法は?
移動の方法は?

⑤ボートボールを行う
★教師の視点
児童の技能を見る。
ドリブルの技能
パスの技能
ボールに対する動き

⑥感想を聞く
教師の指名による感想発表
ボールに触ることができたかどうかを確認。

⑦ルールやチームについての再確認
チームはこのままでよいか
→どのようなチーム分けをすれば、全員が納得するか
これまでのルールでは、全員が楽しめないことを確認する
→どんなルールにしようか
→苦手な人も活躍できるようなルールはないか

⑧単元のめあての提示
4の2のポートボール「たいようボール」を作り、チームで協力しながら練習や
ゲームを行いたいようボールチャンピオン大会をひらこう。

反省


①既成のルールでは、全員が楽しむことができないことを知らせる。
②全員が楽しめるようなルールを考えていこうとする意欲を持たせる。

本時のゲームも結構楽しそうにしていた。したがって、規制のルールではダメなことを理解できたかどうかは定かではない。しかし、その「楽しさ」は、単に体を動かすことができて楽しいというような「楽観的な楽しさ」である。もっと、奥の深い楽しさについて考えさせるべきであったと考える。そのtめには、教師がどう関わっていかなければならなかったのか。

子どもたちへの質問
「体を動かせたから楽しかった」なんて感想では、ポートボール以外のもの
でもよかったんですよね。「今日のポートボールで~が楽しかった」とい
える人が本当にポートボールを楽しんでいた人です。では、今日のポート
ボールで、こんなことが楽しかったということがある人は手を挙げてくだ
さい。」

児童の実態を把握する
やはり、実態は低め。特に目立った子は,飛んできたボールを捕ることができない子。これまでの経験があまりないのであろう。川上や堀崎などがそうであった。また、動きはいいのだが自分勝手な子も多く見られた。チームの作戦やチーム練習などが必要となってくるだろう。特に動きがよかったのは、F児、YK児、M児、Y児
などである。
また、どう動いていいのかがわからない子も多くいた。杉本,道筋である。これもチームでの関わりや自分の役割を持たせることが重要になってくるだろう。

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