♡どん底「うつ」からはばたくの記♡

うつは心の中に咲く花13　ーなぜかついてる今日この頃ー

人生はあざなえる縄のごとしと言いますが、まったく次の角には何が待っているのか、いやー、楽しみです。

今日はゆがんだメガネのフレームを直しに、購入した眼鏡屋さんへ行きました。運よくそのお店で一番信頼できる方に担当していただけました。でも、その方前は店長だったのに、今は違うらしい。。なぜ？答えはいただいた名刺にありました。「統括ディレクター」はー、そうかあ、偉くなられたんだ！そうだよねえ、帰り際、90度以上お辞儀してくれてましたもん。知識もあるし、説明も丁寧だし、近々その方ご指名で予約して、室内専用眼鏡を作ることにしました。今日お会いできてついてました。１０％割引券もいただきました。

つぎに小腹がすいたのでPというたまに行く喫茶店へ。いつも美しいピアノ曲がかかっています。土曜日なのにすいていて、お気に入りの席に座れました。アンティークのピアノのすぐ横。古いメトロノームも置いてあります。

そこで濃いめのロイヤルミルクティーを飲みながら、ピアノを弾いていた幼い若い頃をしばし思い出して、郷愁に浸る私。音大に入れるほどの腕前はなかったし、気合もなかった。母が音大に固執せず、趣味で続けさせてくれたら、今でも弾いていたかもしれないなあ、と思うと胸がきゅーっとしました。

ピアノに挫折したときに抱いた劣等感が、いくら落としても落ちないシミのように心にこびりついていたけれど、気が付けば今では懐かしい思い出になって、美しいメロディを余裕をもって楽しんでいます。本当に嬉しいなあ。

今はヴァイオリンと仲良くする毎日です。ヴァイオリンのT先生はパッションの方なので、子供でもない（つまり将来性が見込めない）私でも、きっちり叱ってくださるし、あまりに私の出来が悪いと、がっくりと顔に感情を出してくれます。ピアノの先生ではそんなことはなかったような気がする。つくづく恵まれています。

眼鏡のついでに、最近お気に入りの洋服屋さんを覗いて、うっかりと買い物をしてしまいました。昔から宵越しのお金を持たない私は、まあいいかとカードを使ってしまう。今はもう自分の収入がないのに。自分の欲しいものは貯金を切り崩しているのに。あーあ。

でも、うつがひどいときはおしゃれどころじゃなかったんです。とりあえず何か着ていれば十分だった。上が黒、下が灰色。顔は土気色。髪の毛は長くてばさばさ。どこへ出かけるにも古いジーンズ。それが今では髪の毛はさっぱりカットして、かわいいものを着たいと思うようになり、イヤリングまでつけておしゃれを楽しむようになりました。うつから抜けたなんだなあ、と思います。若くなくてもかわいい自分でいたい。失った10年分、もっともっと綺麗になりたいのです。

そのための出費だ、ええい、なんとかなるだろう！（な、なるだろうか？）

笑う門には福来る。最近は笑顔笑顔、いつでも笑顔です。でも数日前、起き抜けの顔が何気に鏡に映りました。うわっ！ひどい！笑顔どころか、相当凶悪な顔をしている。こんな顔で寝ているのか！（驚愕）これを夫に見られたら、100年の恋もそりゃあ覚めるわ（ま、もう覚めているか）。これ以上汚くはなれないです。より一層笑顔の努力が必要です。1日24時間笑顔でいるって、本当に本当に大変だあ。それをやりぬいたP先生はやっぱりすごい、と思いつつ、今もぱっと笑顔になりました（ははは）。

最後に除いた地下の食品売り場で「あまりん」という種類のイチゴを発見。埼玉産のそれは甘くておいしいイチゴで、めったにお目にかかれないので、値段を見たら「くわっ」と目が大きくなりましたが、時期も限られていて、次に来た時にはないかもしれない。時の神様の雲に乗せてもらうつもりで購入。おいしい。しくしくしく、おいしいよう。

そして、洋服屋さんで明日までやっていたくじ引きの中身を見たら、いつも3000円で1ポイントのところ、次回お店に行けばなんと、15ポイント押してくれるという当たりくじを引き当てていました！！普通なら45000円買わないとつけてもらえない数です。なんとついている日だ。もう目が点です。

御大将N先生が、光と影という話をしてくださいました。人は影がないと光れない。その陰の部分でどれだけ努力できるか、人のために尽くせるかでその人の輝きは違うと。それをしみじみ思い出した1日になりました。私なりに、影の部分にも磨きをかけよう。人を大切にしよう。うつで苦しんだ分を恨むのではなく、今良くなった喜びを人様にもお分けしよう。

本当にそう思う今日この頃です。

続きはまた後日。