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日本、中国、米国、インド???

いま国連人権理事会では、「清潔で、安全で、健康的で、持続可能な環境に対する権利」の国際的承認を求める共同宣言が提出され、すでに69カ国が共同提案国となっています。

1. Albania
2. Argentina
3. Austria
4. Bahamas
5. Bangladesh
6. Barbados
7. Belgium
8. Bhutan
9. Cape Verde
10. Central African Republic
11. chile
12. Costa Rica
13. Croatia
14. Cyprus
15. Denmark
16. Ecuador
17. El Salvador
18. Estonia
19. Fiji
20. Finland
21. France
22. Georgia
23. Germany
24. Greece
25. Guatemala
26. Honduras
27. Iceland
28. Ireland
29. Italy
30. Kazakhstan
31. Kenya
32. Latvia
33. Lichtenstein
34. Lithuania
35. Luxembourg
36. Madagascar
37. Malaysia
38. Maldives
39. Mali
40. Malta
41. Mauritius
42. Marshall Islands
43. Mexico
44. Monaco
45. Montenegro
46. Morocco
47. Nepal
48. Niger
49. North Macedonia
50. Palestine
51. Panama
52. Paraguay
53. Peru
54. Philippines
55. Poland
56. Portugal
57. Romania
58. San Marino
59. Sierra Leone
60. Slovakia
61. Slovenia
62. South Korea
63. Spain
64. Sweden
65. Switzerland
66. Tunisia
67. Ukraine
68. Uruguay
69. Vanuatu

でも、その中に日本も、中国も、米国も、インドも入っていません。
ちなみに、この4カ国は主要な9つの国際人権条約が備える個人通報制度にひとつも加盟していません。
人権が国内問題ではなく、国際的保障の対象であることは1948年に世界人権宣言が採択されたとき世界中の国が承認した共通理解ですが、国内総生産で世界第1位から第4位を占める超大国はいずれもこの基本的原則にしたがっていません。

ちなみに共同宣言文(日本語仮訳)はこういう内容です。原文はこちら

私は、コスタリカ、モロッコ、スロベニア、スイス、そして私の母国であるモルディブをはじめとする人権と環境に関するコアグループを代表して、この声明を発表することを光栄に思います。
その他の国々については、そのリストをエクストラネットでご覧いただけます。
議長閣下
国連人権理事会は、2011年に「人権と環境」に関する最初の決議を採択しました。
それ以来、私たちは、人権と環境の間には数多くの複雑なつながりがあることを認識するようになりました。
関係するすべての個人や当局の参加により、人権と環境の分野横断的なつながりが国連加盟国の中でも最前線の議題となりました。
人権と環境に関する特別報告者によると、清潔で、安全で、健康的な、持続可能な環境への権利をさまざまな形で認めている国の数はここ数年で増加し、155カ国以上にのぼります。
様々な形があるにもかかわらず、安全で、清潔で、健康的で、持続可能な環境への権利は、世界的に承認されつつあります。
環境の悪化と、それが人間の生活に及ぼす影響については、世界的なコンセンサスがあります。
私たちは、現在のパンデミックによって、すべての人間の尊厳、生命、健康はあらゆる差別なしに守られ、促進されなければならないことを思い知らされています。
安全で、清潔で、健康的で、持続可能な環境は、人権の完全な享受に不可欠であると、私たちは確信しています。
したがって、世界レベルでこの権利が認められることは私たちが将来の世代に何を残すかについて、多くの重要な意味を持つでしょう。
このような権利の世界的な承認を求める声は、各国、国連代表、専門家、市民社会から高まっています。
私たちは、安全で清潔で健康的で持続可能な生活を送る権利の国際的な承認の可能性について、すべての国や利害関係者と、オープンで透明かつ包括的な対話を行うことを約束します。
ありがとうございました。


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