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人生の最後に残したいもの

「金を残して死ぬのは下だ。事業を残して死ぬのは中だ。人を残して死ぬのが上だ。―――後藤新平」
この言葉は、私が株式会社フルバリューを経営する上で、常に心の奥底に刻んでいる言葉です。後藤新平氏、医師であり政治家、そして卓越したリーダーであった彼の言葉には、深い洞察と人生哲学が凝縮されています。
私自身、事業を成長させ、利益を上げることはもちろん重要なことです。しかし、それ以上に、「人を残す」ということの価値を強く意識しています。それは、単に優秀な人材を育成するということだけではありません。社員一人ひとりが、フルバリューで働くことを誇りに思い、自己成長を実感できるような環境を作ること。そして、彼らが将来、それぞれの分野で活躍できるような力を身につけて巣立っていくこと。それが、私が目指す「人を残す」ということなのです。

1,金を残すこと、事業を残すこと、そして人を残すこと

「金を残して死ぬのは下だ。」
この言葉は、決して金銭的な成功を否定するものではありません。しかし、金銭はあくまで手段であり、それ自体が目的となるべきではないという警鐘を鳴らしているように私は感じます。お金は、事業を拡大し、人を育てるための資源ではありますが、それ自体が人生の価値を測る尺度となるべきではないでしょう。
「事業を残して死ぬのは中だ。」
事業を継続させることは、社会に貢献し、雇用を生み出し、価値を提供し続けるという点で、確かに意義のあることです。しかし、事業はあくまで人の営みであり、人がいなければ成り立ちません。事業は、人を活かし、人を育てるための器であるべきです。
「人を残して死ぬのが上だ。」
人を残すということは、単に後継者を育てるということではありません。それは、自分が築き上げてきた価値観、理念、そして情熱を、次の世代に受け継いでいくということです。人が育ち、巣立っていくことで、その人の人生が豊かになるだけでなく、社会全体がより良い方向へと進んでいく。それが、人を残すことの真の価値だと私は信じています。

2,フルバリューの未来を担う人材を育てる

フルバリューでは、社員一人ひとりを「人財」と捉え、その成長を全力でサポートしています。社員が自分の能力を最大限に発揮し、自己実現できるような環境を提供することが、私の使命だと考えています。
具体的には、

  • 挑戦を奨励する風土: 新しいアイデアや意見を積極的に取り入れ、失敗を恐れずに挑戦できる環境を整備しています。

  • 多様なキャリアパス: 社員一人ひとりの個性や強みを活かせるような、多様なキャリアパスを用意しています。

  • 継続的な学習機会: 社内研修や外部セミナーへの参加を支援し、社員のスキルアップを促進しています。

  • オープンで風通しの良いコミュニケーション: 上司や同僚との間で、気軽に相談や意見交換ができるような雰囲気作りを心掛けています。

これらの取り組みを通じて、フルバリューで働く社員が、自らの可能性を信じ、未来に向かって力強く歩んでいけるよう、これからも全力を尽くしていきます。

3,明日からも、人を残す経営を

後藤新平氏の言葉は、私にとって、経営者としての指針であると同時に、人生哲学でもあります。金銭や事業よりも、人を残すことの大切さを胸に刻み、明日からもフルバリューの経営に邁進していきます。
「人を残して死ぬのが上だ。」
この言葉を常に意識し、社員一人ひとりの成長を支援し、彼らが将来、社会に貢献できる人材となるよう、これからも全力で取り組んでいきます。


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