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音楽への関心と歓心

前回、ポピュラーミュージックについて「音楽との出会い」として書きましたが、音楽への関心がどのように形成されていくのか考えてみることにします。

義務教育の教育課程には音楽があります。一般的な学校では声楽中心に学ぶと思いますが、鍵盤ハーモニカやリコーダーといった楽器も学年が上がるにつれて扱うようになります。

音楽に限らず国語や算数でも、新しい単元や覚えることが出てくると躓いてしまうこともありますが、これを回避するためでしょうか?私の通った小学校の先生は、リコーダーの授業でポピュラーミュージックの譜面を用意してくれました。

当時流行っていたSMAP「夜空ノムコウ」やGLAY「BELOVED」など。興味を持ちやすい題材で、音符・休符・記号など学ぶことができました。「ファドソレラミシ」といった謎の呪文もこのとき叩き込まれています。

小さな頃から歌うことが苦手だった私は、こういった「答えのある音楽」に関心を抱き、このときの期末テストでは音楽のテストで初めて満点をとったことを覚えています。

理屈がわかると今度は「もっと他の楽器や違う曲を弾いてみよう」と関心が歓心に変化していったように思います。「音を楽しむ歓び」を自覚したのがこの頃だった気がします。

そのような経緯があり、高校受験を終えた15歳の終わりに、初めてエレキベースという楽器に触れることになります。

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