附属小学校での学び方~第1子の場合③~

我が家の第1子の場合、まずはテーマに沿って本や図鑑などから一通りの知識を習得します。(もちろん、テーマによって本から入らない場合もあります)

大まかにそのテーマの知識を得た第1子は、そこから自分自身が追究していきたい方向を決めます。これは、子どもだけではなかなか難しいので、私たち親も一緒になって考えます。でも、机に一緒に向かって考えることは稀で、たいていは食事中やリビングでくつろいでいる時など、みんながいる場であーでもない、こーでもないと話し合います。

例えば、食べ物に関することだったら、その食べ物がいつくらいから食べられているかとか、なぜ食べられるようになったのかとか、そういう本で調べた知識をもっと深く、なぜそうなったのかということを考えます。

皆さんご存知の櫃まぶしを例にしてみると👀(櫃まぶしについてはテーマにして考えたことはまだありませんが…)

本には、鰻を細かく切ってご飯の上に乗せたものがおひつに入っている。そのまま食べたり、薬味を添えて食べたり、出汁をかけて食べる。○○時代から食べられている。などが書かれているかもしれません。

そこから、どうして名古屋で櫃まぶしが食べられるようになったのか追究してみよう、と方向性を決めたら👀

①食べられるようになったとされる時代はどんな時代だったのか。
②庶民までみんなが食べていたのか
③そもそも鰻の産地だったのか
④名古屋の地形、気候、風土について
⑤名古屋の方の気質について
⑥どんな時に食べられていたのか
⑦今のように、三度の楽しみ方をしていたのか
⑧他の食べ物との関連性はあるかなど
⑨実際に作って食べてみよう

思い付くことだけでもこんなにあります。

これらを一つ一つ考えていくと、自分なりの考えが出来てきます。
でも、どうして櫃まぶしが食べられるようになったのかというテーマに対しての答えは一つではないでしょうから、学校で話し合いの中から友達の考えを聞きます。
そうすると、今まで自分自身が考えていたことが間違っているなとか、なるほどそういう風に考えるのかとか、考えが変わることがほとんどです。
そして家に帰って更に自分の考えを深めるためにまた考えます。

もしかしたら、実際に名古屋で櫃まぶしを食べてみるのもいいかもしれません。
色々な櫃まぶしのお店があって、食べ方も違うかもしれないので、食べ比べをするといいかもしれません。
お店の方にインタビューするのもいいかもしれません。

そうして、また自分の考えを作って授業に臨むのです。

この過程を何回も繰り返し、自分の考えを作り上げていくのです😉

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