読書の日記(10/11-17)
冬瓜を煮る/バトナとゾーパ/『一九八四年』/『武器としての交渉思考』/デイリーポータルZ、ASODA/重複受診、神経根、水を打つ/『吉田健一随筆集』/くまざわ書店、『起業のファイナンス』と『文藝』/水栓の交換/上場、M&A、シードラウンド、デューデリ、MBO/
10月11日(月)
その朝、私は長く眠った。目を開けると部屋は薄闇の中にあり、窓に注ぎ込まれた陽光は2枚のカーテンを経てすっかり弱くなって、布面を白く浮き上がらせるのでせいいっぱいで、部屋の中へ影響を与えることまではできないようだ。私はゆっくりと起き上がると廊下に出た。閉まった扉の向こうからはいつもと同じように打ち合わせ中の妻の声が聞こえる。私は今日は休みだろうか。
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